頭と体を接合して、やっと猫らしい姿になってきました。
こうなってくると、だいぶ全体像が見えてきた感じです。
今回は体の造形に少しだけ苦労しました。
座りポーズの子は、しずくさん、ロビンくんと二回作っているんですが、今回は「この姿で」と言われたポーズの参考写真があったので、できるだけそれに近くと考え、以前と作り方を変えました。

これがその写真。
ヒメちゃんは2歳の若い猫なので、若い猫特有のほっそらした感じがあります。
体型は美雨様によく似ているので、前足の細さの感じは、いつものごとく美雨様をいじくりまわして(ものすごく迷惑そうだったw)どういう感じかを把握。
細い足にするには骨組みをしっかりと入れないと自立しないので、ワイヤーはロビンくんの時と同じ0.7ミリの細いものを使用。
しかし、体を作って首を仮止めしてみて、致命的なミスに気づく。
全く同じポーズにすると、少しバランスが悪く、自立しないという問題がおきました。
座らせてみるところりと横に転がってしまうんです。
この辺が私の腕の未熟さでして、綺麗なバランスにするための骨組みの作り方にまだまだ練習が必要という新たな課題ができた感じです。
どうして自立しないのかとよく調べてみると、前足の長さが微妙に違っていたことに気づきました。
骨格のワイヤを切る時に計測を間違えたのかもしれません。
綿の盛り方を変えて、バランスをとろうとしましたが、あまり修正しすぎると体がボコボコになってしまうし、さてどうしよう……と考えました。
とはいえ、骨組みから作り直すとさらに時間がかかるし……と、悩んでいたら、ヒメッコさんのページである写真に目が止まりました。
MyCatsのプロフィールにあるヒメちゃんの写真。
これが、お預かりした写真のショット違いのものであることに気づきました。
このバランスなら、少しの修正でなんとかなると考えまして、日記を遡って、同じ写真の大きなものを見つけ出し、この写真に合わせてみました。

体の感じはこの写真に近づけることで、自立するようになり、首は少し傾けた方が可愛いなあと思ったので、少し傾けてみました。

こんな感じになりました。
写真をよく見ていただくとお分かりになると思いますが、実は左足が少し長いのです。
苦肉の策で右前足を後ろに下げ、体を傾けることでバランスを修正してあります。
写真では正面から見てお尻の部分が見えているので、体は右に曲がった状態で座っている写真なので、体は少し歪みを付けて修正しました。
上を向き、首を少し傾かせた方がポーズ的には少し可愛い気がしたので、ちょっと小首を傾げた感じにしてあります。
あとはこれに、尻尾をつけ、尻尾の先を右側に流すとさらに安定するはずです。

横から見るとこんな感じです。

ヒメちゃんは足の裏に黒い模様があるようなので、それもちゃんと付けてあります。
見えない部分だけど、こだわりですw
肉球がまだついてないですが、これは仕上げの時に。
ご指定の写真から少し違ってしまってごめんなさいね……(´・ω・`)
まだまだクリアしなきゃいけない課題が多いなあ……。
リアル系猫作りは本当に奥深い……。
さて、全身の植毛にかかりましょう。
がんばるぞー!
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