
実家のタマちゃんは、近所に捨てられていた仔猫を、近隣の子供達が、
可愛がって世話するうちに、色々な事があり、成り行き上、うちで飼う事になった
猫です。
これは、昔の色褪せたフィルムの写真を、さらに携帯で撮った写真なので、
不鮮明ですが、タマちゃんは、かなりの美貌の持ち主でした。
美貌の猫、タマちゃんには、数々の秘密がありました(^^♪
住宅地に住んでいた当時は、まだ宅地(空地)になっているところが、
近所にいくつかありまして、猫の遊び場になっていました。
その空き地に、家が建つことになり、業者の人が、足場を組み立てました。
業者の人の仕事が終わった後、タマちゃんは、その足場を、
巨大猫タワーと勘違いして、登って探検して、それはそれは嬉しそうに
遊んでいました。飼い主の我々は、ダメ~!!戻っておいで~!と
声をかけるも、しばらく遊んでいました。
そうこうしているうちに、大工さんが家を建て始める頃は、
タマちゃんは、その宅地に寄り付かなくなり、ホッとしていました。

ある土曜日、授業が午前中で終わり、母親はパートで家は留守。
家でお弁当を食べているとタマちゃんは、おかずをねだってきました。
おかずを一口食べると、タマちゃんは、ふっと何かを思いついたような
顔をして、外に出してくれと、せがみました。
そういえば、先週も同じ事がありました。
不思議に思って、タマちゃんを外に出して、
二階の窓から、タマちゃんの行方を目で追いました。

すると、タマちゃんは、斜め向かいの例の宅地の
大工さんのところへ直行!!(=^・・^=)
大工さんは・・・『あっ、またこのネコが来た!!
いったい、どこの猫だろう~!!』と驚いています。
タマちゃんは、大工さんがお弁当を開く時間に、
おかずをねだりに通っていたのでした。
ガーーーーーン!!!恥ずかしくて『うちの猫です”!』
なんて、名乗り出る事は出来ず、思わず隠れました。
なんだかんだ言って、大工さんにも、
可愛がってもらっていたようです。
こんな出入り自由なんて、今の飼い方では考えられませんでしたが、
タマちゃんは、この時代、危険もありましたが、
自由を謳歌していました。
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