お空のあの子とNNNの公務員説。

2019年5月16日(木)

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連日おバカな話が続いてすみません。

一足目の草鞋である本業の傍、二足目の草鞋は絵師なのですが
以前からどうも「何だろう、この感じ？？」と思っていた事があります。
猫さんの絵を描かせていただいている時にふと感じた事ですが
こちらが悩まずとも、目がとまる写真が必ず一枚はあります。

私は本業の関係上、どうしても想像力が尽きる事はないのですが
それとはまた別に起こるこの現象に「何か言いたい事があるのかな？」と
自分勝手な認識でおりました。その方がしっくりくるのです。

最近読み終わった小説で矢崎存美さんの「NNNからの使者」という作品がありますが
私はこの本が大好きで一気に三巻まで読み終えました。
猫目線の世界観と人間側の悩みとが現実的で「確かにね」と、
無理強いせず自然に納得できるところに安心感を覚える作品です。
作者の矢崎さんのあとがきで、ご本人もNNNという組織を最近知ったそうで
未知のNNNを楽しくいじっているそんな姿勢にとても心温まりました。

私も実はNNNってよく知らなかったのです。つい一年位前に知りました。
絵を描き始めてしばらく、小説の影響もあって「こうだったら楽しいね」と思ったのが
「実はうちの子、NNNの公務員試験に合格して私に絵の依頼だしているんじゃない？」
というおバカな事。
もしもNNNなる組織があるとして、そこは猫さんを人間に派遣する為の組織というお話ならば
お空の旅に出た「あの子」の依頼だって、あるはずだなって思うのです。

自分もそうである様に、毛皮を着替える前のあの子を鮮やかに記憶していると思います。
その姿のままのあの子にも、伝えたい想いはきっとあると思っています。
「ある日犬の国から手紙がきて」という漫画にいたく影響されている気がしますが
そのお手紙が私の描く猫絵だったらいいな、と思ってしまいました。

もしかしてお空でうちの子が
「うちのお母ちゃん、絵描きだから想いを描いてもらいなよ！」とか
誰かのあの子に声をかけているかも知れない。
視点を変えて考えたら、そんな優しい世界も展開されているのかも知れません。
体が離れていたって、そんな心のつながりがあっても良いはずだなぁと思うのです。

伝えたい事がある子に声をかける、そんな役割をNNNから仰せつかって
今日もせっせと働いているのかも知れない。
地上に派遣される子ばかりではないと思うから、大好きな家族を虹の橋のたもとで待つ間
そうして「猫助け」をしているかも知れない。

そんな事を思って絵に向かうと、大事に一本一本描こうと背筋が伸びます。
「これは大切な方へのお手紙なのだ。」と、そんな気持ちが湧き上がります。
いつもいつも誰かの大事なあの子に向かう時「これから少しの間、どうぞよろしくね。」
と声をかけますが、そんな瞬間はもしかしたらうちの子と一緒にどこかで見ているのかも知れない。
「あ、そこ違うけど」とかツッコミもいただいているかも知れません。
たまにうちの子にも猫パンチくらっている時もあるかも知れないですし。

ネコジルシユーザーの鷹子さんが私をご紹介してくださった際に
光栄な事に「魔法使い」という肩書きをくださいました。
ですけれど多分、私が魔法使いなのではなくて大事なあの子たちが
素敵な魔法をくれているのだろうと思います。

猫さんはどこへいっても、きっと魔法使いなのでしょうね。
どうか、お手紙が無事に届きます様に。

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