なぜ外猫がいるのか？

2019年6月13日(木) 2019-06-13T07:27:55+09:00 325 / 0

昨日は夕方が酷い雨だったので犬のお散歩を雨上がりにしました。コースは土手なんですがホタルがたくさん飛び回っていました。毎年６月にはホタルが出没するので撮影する人がたくさんいます。

さて、うちの近所にも外猫がたくさんいました。今は３頭だけです。外に出す人に「室内飼育」を直接訪問して勧めたり、回覧板や会合で数回アナウンスしたらどんどん減って現在は飼い主不明猫が３頭・・でも丸々太って艶々してるから飼い主がいると思われます（笑）

外猫は迷惑！　苦情の原因となってます。　糞尿、飛び出して撥ねそうになったりするし、車に傷をつけるし・・それだけじゃぁない！　鳥や昆虫を捕食したりする。　可愛いけど他の生き物にとっては脅威です。

奄美のノネコ問題がクローズアップされて久しいですが私は「ノネコ管理計画」に賛成しています。

名立たる動物愛護団体や〇〇基金などが、こぞって反対表明をしてます。＜猫を殺すな！　アマミクロウサギは増えてる！　ネコは関係ない＞　まぁ、こんな感じ・・

バカじゃないの！　クロウサギだけじゃないよ。他の鳥や昆虫、即ち生態系に害を及ぼすから捕獲して譲渡しましょう・・って計画。 捕獲して一週間で安楽死と決められてるけど、それは全国ほぼ共通の仕組み。　なんで、猫だけを愛護しようとするのか？　他の生き物はどうでも良いのか？　しかも「譲渡」を目的としていて現実に一頭も安楽死に至っていない。反対派はTNRを推進しているが、＜R＞する限り、生態系への脅威は同じ。　バカとしか言いようがない。動愛法の目的と原則にそぐわない！！


さて、猫が何故、外にいるか？　または容認されているか？

これは狂犬病予防法と関連してると思う。昭和初期に狂犬病が流行して犬は殺処分された。致死率１００％なんで人の命を守るために＜外にいる犬＞は片っ端から殺された。感染源の９５％以上が犬からだったためだ。
（日本で最後に確認された狂犬病が猫だったのはよく知られていますね）


狂犬病の発生と蔓延を防ぐ目的で「狂犬病予防法」が施行された（昭和２５年）。ここで犬にだけ登録と予防接種が義務付けられた。そして登録の証である＜犬鑑札＞と狂犬病予防接種＜済票＞の装着義務も課せられた。現在でも＜犬鑑札＞と＜済票＞のどちらが欠けても収監の対象となり殺処分の源になってる。ウロウロしてる未装着犬は保健所が連れていかねばならないわけ。

だから放し飼いの犬はいなくなった。

ここに猫が含まれていたら、つまり登録制度が入っていれば外猫は犬同様にいなくなったはず。

狂犬病は哺乳類が感染限となり、感染すれば必ず死に至る恐ろしい病気です。海外では猫にも狂犬病予防接種を義務にしてるところがあります。またドイツでは外でウロウロしてる犬や猫がいれば、たとえ飼い主がいても射殺する場合があるそうです。それでもドイツは狂犬病清浄国ではない。


＜猫だけ愛護＞ではダメ！　というお話でした。　猫好きが集まるサイトでこの話題は嫌われるでしょうね（笑）