保護団体にもバカがいる（ネコジですがワンコの話）

2019年6月18日(火) 866 / 9

保護活動をする人同士の足の引っ張り合いをしたいわけではないんです。

日記でも、QAでも、団体って？！保護活動者って？！何で上から目線なの？
と書かれているのをよく目にします。

譲渡会でも断られてプンスカお怒りで帰られる方もおられます。

保護活動者、ボランティア、すべてが善意の元で動いている人
そう思いたいです。

先日、本気で殴ってやりたいと思う案件がありました。

保護活動仲間のところから1年前に2か月の子犬を譲渡してもらった若い夫婦がいます。
譲渡の際は、共働きだけど奥様はパートなので留守番の時間は３～４時間のみ。
一軒家で庭もあり、基本室内飼育で、ケージを卒業したらフリーにすると約束してくれたそうです。

その後の去勢手術、ワクチン、狂犬病ワクチンと自治体への登録など、ずっとアフターフォローで連絡を取っていたそうですが、いろんな理由を付けてそのほとんどを行っていなかったようです。
何度も自宅へも訪問して都度改善のお願いをしたけれど、状況変わらず。
留守番で10時間ずっと子犬用の小さなケージに閉じ込めて、広いスペースもなし。
ガリガリに痩せて、人を信用せず怯えていたそうです。

もう無理だと判断して説得に行くと、あっさりともう無理だいらないから返すと。
そんなクソ飼い主でした。

ところが今度はこの夫婦、ワンコの返還からたった2週間後に、某団体から新たに2か月の子犬を譲渡してもらってました。

これはいかんと、慌ててその団体に、あの人はブラックですよ、こういう経緯があって返還してもらったばかりなんですよ、と警告すると。

私は実際会ってこの人は信用できると思った、それを寄ってたかってつるし上げるようなことをするなんて、誹謗中傷もいいところだ。
もし本当にそんなことがあったのなら、今後は私が見守るから大丈夫。
これ以上の干渉は止めろ、飼い主さんを傷つけるばかりか、他のボランティアにも悪影響だ。

と一切取り合ってもらえませんでした。

私たちはみな口をそろえて、なぜ子犬を取り返しにいかないのだ、なぜ忠告を信用しないのだ
と憤慨しました。

が、あちらからすればどこの誰とも知らない保護活動者の忠告なんか信用ならん
自分の見る目の方が絶対正しい、という事なのでしょう。

本当にどこの誰とも知らない保護活動者同士ならね。
ですが、同じ県内で活動していて、共通の知り合いもいる人たち同士。

私には、保護活動者の中にもやっぱりバカがいるんだ、としか思えない事態。

そんなだから、一部の方々に保護団体や保護活動者は嫌い！！って言われたって
そうよね、仕方ないよね、と思ってさえしまいます。
（ちょっと意味は違うだろうけど）

一番の被害者はブラック認定された飼い主でもなく、そのクソ団体でもなく
譲渡された子犬なのですがね。

想像してください。

２か月の子犬です。

今まではお外を兄妹ワンコとお母さんと放浪してました。
そりゃお腹が空くこともあったろうし、雨で寒かったこともあったでしょう。

それを兄妹で保護しました。
お母さんはまだ保護できてません。

お母さんとも兄弟とも引き離されて、知らない人のお家に行きました。
人がいるときはお家の中を歩かせてくれます。

朝ごはんと夜ごはんは食べさせてもらえます。
でも、3か月の子犬です。
一度にたくさんは食べられません。
お昼ご飯も欲しいはずです。
でも誰もいません、誰もご飯はくれません。

夜になって人が寝てしまうと、小さなケージに入れられます。
朝になってご飯はくれるけど、ずっとケージに入れられたままです。
一緒に遊べる兄妹もいない、甘えたくても人もママワンコもいない。
ずっと一人で10時間一人ぼっちでお留守番です。

寂しくて遊んで欲しくて鳴くかもしれません。
ストレスでトイレシートもビリビリにしてしまうかもしれません。
空腹でシートを食べてしまったり、食糞してしまうかもしれません。

子犬を10時間留守番させる、ということはそういうことです。

人はそれでもいいかもしれません。
自分たちがいる時可愛い姿がそこにあればいいのだから。

この環境がワンコにとって幸せなのでしょうか。
私には、野良やってる方が幸せなのではとさえ思えます。

譲渡するときは、野良やってるより絶対幸せになれるおうち
保護している自分のところより、絶対幸せになれるおうち
そのご縁を保護活動者は妥協せず必至で探すものだと思ってました。

そうではないバカがいる。

悲しいやり切れない現実です。
目の前にその団体の代表がいたら、絶対殴りかかってる。
あんたは子犬の命、子犬の犬生をなんだと思ってるんだ！
人が幸せなら、犬も幸せ？！すべてがそうなら虐待も殺処分も起きない！！

そしてこの団体は猫の保護も譲渡もしています。
譲渡会では犬猫いるのにスピーカーで音楽をガンガン鳴らしています。
譲渡した子が脱走しても、飼育放棄になってるのでは？と連絡が来ても
確認に行くことすらしない団体です。

保護活動者、保護団体もピンキリだということです。

支援するなら、募金するなら
マスコミの情報、雑誌の情報、ネットの噂を鵜呑みにせず
しっかり自分の目で見て安心できるところにしてください。

情けないお話です。

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