なんか最近どなたかの日記のコメントで書いたような気もするけど……。
なぜか小さな頃からなんども見る夢がありまして。
周りに何もない、一面の草原をひたすら一人で歩く夢です。
青々とした綺麗な草原というよりは、曇天で寂しげな少し枯れたような草原。
原野というか、湿原というか。
風が吹いてて、少し肌寒く、冷涼な空気の中。
そこをただ一人で歩いていくのです。
最近はあまり見なかった夢ですが、久々に見ました。
前世の記憶か、それとも何かの暗示か……よくわかりません。
ただ、曇り空の草原をポツンと一人で歩いていくのです。
7年前の夏、道北を旅行した時のこと。
サロベツ湿原近く、こうほねの家を訪れたことがありました。
そこで、私は鳥肌が立つような風景を見ました。
それが、まさに夢に出てくる風景と酷似していたからです。

曇天の草原

鈍色の日本海

夏なのに荒涼とした風が吹く場所。

この風景はほとんど夢の中のものと同じでした。
私はこの場所を訪れたのはその時が初めてでした。
しばし、呆然として言葉も出ませんでした。
一度も来たことがないのに、私はなぜここを知ってるのかと鳥肌が立ちました。
前世はここに住んでいたのでしょうか?
よくわかりません。
今朝見たその夢は、この場所を歩く同行者がいました。
私の前を歩くのが長吉。
私の後をついてくる美雨。
一人と2匹で、この曇天の草原を歩いていました。
私が立ち止まると2匹も立ち止まる。
そして、薄曇りの中、風に吹かれながらゆっくり歩いていくのです。
目が覚めた時、口もきけませんでした。
長吉は前を先導するように、振り返りながら私の前を歩き、美雨は遅れないように必死でついてきました。
何かの暗示なのか?それとも単なる夢か。
よくわからないけど、なんだか幸せな気分になったので、忘れないように書いておこうと思いました。
そして、ちょっと思ったこと。
虹の橋のたもとの風景は、案外こんな果てしない場所なのかもしれません。
曇り空だけど、暗く寂しいところじゃなく、穏やかな涼しい風が吹いている、ただ広い場所。
もしかして、長吉がちょっとだけ私を招待してくれたんでしょうか?
美雨は、お供についてきてくれたんでしょうか?
原風景の夢は、案外遠い昔の魂の記憶で、美雨や長吉と私はその頃違った姿で一緒にいたのかもしれないと想像すると、少しだけ楽しい気分になりました。
たかが夢。
でも、こんな夢で幸せな気分になれるなら、それはそれでいいかな……。
美雨様、一緒に行ったあの場所はどこ?

美雨「ないしょ♪」
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