
うちの子が7月9日、乳び胸という胸水が溜まる病状が判明し、
10日に二次医療病院にて原因を探ると猫白血病ウイルス陽性の「前縦隔型リンパ腫」と診断されました。
癌です。治りません。若い猫は80%がFeLVにより発症します。
放置すると余命は数週間、抗がん剤治療でもって半年、長くて一年。
さらにFeLV陽性の子は数ヶ月とさらに短くなります。
悩みに悩んだ末、私たち夫婦は抗がん剤治療を決断しました。
人生で初めてどん底に突き落とされました。
これでもかというくらい泣きました。
三日間ご飯も喉を通らず、睡眠もほぼ取れていません。
血眼にしてこの病気についての情報をネットでかきあさる毎日です。

病気が発覚する前日のとあ。私にくっついて寝るのが大好きな可愛い子です^^*
11日の昨日の昼から抗がん剤一週目がスタートしました。一週目は一週間の入院が必要になり、その後は毎週決まった曜日に通院です。かかりつけ医(車で3分)と二次医療病院(車で40分)の担当医がうまく連携してくださり、打つのが難しい抗がん剤以外はかかりつけで打ってもらえることになりました!
抗がん剤治療といっても、無理に延命することを目的としていません。今ある腫瘍を少しでも小さくして、圧迫されている心臓の負担を軽減し、胸水がたまらなくなるところまでが目標です。
呼吸困難からすこしでも解放させてあげて、できる限りとあにとって穏やかな日々が過ごせたらいいなと思います。無理な延命はしません。これもかなり迷いましたが、天から授かった猫生を全うするとあを、私たちは見守ろうと決めました。
抗がん剤治療をする前夜のとあとの面会の様子です♪


いつかやってくる「死」を覚悟することも、飼い主の大切な役目です。そしてしっかり愛しぬいて看取ることも、最後の飼い主の仕事です。現実を受け止めなければなりません。
とあには、たくさんのことを学びました。そしてこれからも、とあは命を捧げて私たちに大切なことを残してくれます。美しいとあの命を最後まで見守ります。

とあが、ちゃたとまた穏やかな日々が過ごせますように。
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