
カレンダーを少し戻します。
がんもを帰還させよう、と決断したのが7月中旬。
それから数日後、彼女が保護猫ルームにまだいた時のこと。
がんもの異常にスタッフが気づきました。
診断はFIP(wet)。先日の確定診断でも崩れることはありませんでした。
当初は、月を跨いでから(8月以降)に予定していた帰還を、少しだけ急いだ理由は、
そんなところにありました。
今の彼女は、腹水が溜まって、まるでご懐妊状態。
少し動きにくくはしていますが、それ以外、
とても病気であるとは思えないほど健康に見えます。
保護活動なんてことをしてると、
色んな猫族に会います。
けどまぁ、ちっとも慣れないですね。
猫族にまつわる重篤な感染症の中では、
最も猶予がない病気、かもしれません。

がんもは、私にはそんなに慣れていないのですが、
嫁のことが大好きなようで、ずっとついて回っています。
私といると、くたっとしていることが多いのですが、
嫁が帰ってくると、そんな様子も見せず、
しっぽを立てて元気にウロウロしています。
100%に限りなく近いとはいえ、
それは奇跡を信じるような、未来への1%かもしれません。
せっかく家族になったんだからさ、
神様、もう一度だけ。
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