
ボルトを亡くしてから数年というもの
強烈なペットロスから立ち直れなかった。
キジトラの猫は多く、街を歩けば死んだボルトそっくりの猫によく出会った。50過ぎのいいオヤジが情けないと自分でも思ったのだが、街で出会うそういう猫を見るたびに涙が止まらなかった。
自分が食べるという意欲も無くなり、仕事に行く気力すら薄れていった。前述の理由から恥ずかしくて人にも相談出来ずにいた。ただ元来楽観主義の私なので、日にち薬でそのうちなんとかなるだろうとも思っていた。しかし、前に日記にも書いたがボルトを亡くした半年後に大病を経験し、1年で体重は30kg以上も減ってしまい、それもあってか、なかなかペットロスから抜け出せずもがく日々。
92kgあった体重は60kgを切り、スリムになって健康的ではあったものの、体重減とは筋肉から落ちるようで、それまでの体力勝負の仕事の継続が難しくなって辞めた。辞めた理由はそれだけでは無いが、かかった私の病気を会社がよく思っていなかったこともひとつの要因だったかも。

だが仕事が変わり、環境が変わったことが好転のきっかけになった。
そしてついに、街のキジトラをニコニコと見ることが出来た時に『克服したな』と確信。
約5年を要した。
今ここに、ボルトの写真をたくさんアップしているけれど、これらPCの中に保存されていた写真だって、最近やっと正視出来るようになったので上げられるといった具合だ。
結論から言うと、私の場合やはり日にち薬だったのかなと思う。
ここの皆さんの日記にも、愛猫を亡くした悲哀の投稿が多く、胸がしめつけられる思いで読ませて頂いています。その方たちの慰めになるとは思いませんが、この日記でもいいですし、できれば身近な人に自分の思いを忌憚なく吐露すること、そして死んだ仔がいかに素敵だったか大事だったかを人に話すことが大事かも知れませんね。
もちろん無理せずに、それが出来るようになったらで良いと思います。
だから私は、今後もボルトのことをここにアップしていこうと思ってます。

I miss you BOLT. RIP
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