その理由に納得するほど、狸が多く見られ、
狐が棲まないと噂されるほど。
(※実際には狐もいる)
そうした土地柄もさることながら、
その伝説に拍車をかけるのが「阿波狸合戦」の舞台、ということ。
昔のやくざの抗争を、狸になぞらえた物語だが、
この物語の舞台が、隣町にあたる。
昭和30年ころ、これが映画化され、
おおいにウケたらしい。
その成功に気を良くした大映の社長が寄付をし、
主人公である金長狸を祀った「金長神社」が建立された。

私は、この金長狸とレプン姐さんには、
何らかの関わりがあるような気がして、
「つい」贔屓にしてしまうのだ。

映画の記念で建てられた神社なので、宗教法人でも何でもない

門柱にはお出迎え狸。何だか姐さんに似てる…

金長狸も正一位で、お稲荷さまを意識したものと思われる(笑)
※お稲荷さまは、特別枠で、すべてが正一位になるご免状をいただいている

中には御神輿もある。
地元のお祭りで子どもたちが担ぐのだろう。
この神社は、市民グラウンドの一角にあるのだけれど、再開発計画で、神社が無くなる…という話となり、
いま地元の方を中心とした保存会が、何とか残そうと動いています。
宗教法人であれば、そんなこと簡単にはできないのだろうけれど、
単なる構造物である以上、法的にはプレハブ小屋と変わらず…
というあたり、他の県にも多数ある公園の中の神社という扱いとは、
全く違う問題を抱えています。
少しそのあたりの事情が分かる私は、役場の職員超大変だろうなと
同情を禁じ得ません。
ただ、阿波の狸伝説の本拠ともなる場所だし、何とか両立する道があればいいのですけどね…
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