日に日に寒い。
それはニンゲンも猫族も同じ。
だから猫族は、昨今、我がニンゲンの領土「布団」へ、
大挙して侵攻を開始したのだ。
風物詩のようなものである。
何故か連中は、隣りに眠る嫁の布団にはあまり寄り付かず、
私のところで集結する。
その数4。
まだ姐さんだけは前線に出て来ない。

猫族が身体にへばりつくと暖かい。
まさしく猫型カイロだ。
だが重い。
布団を攫う。寝返りが打てなくなる。
寒さに震え、また身体がこわばって、私は深夜何度も目覚める。
結果寝不足となり、バカみたいな低パフォーマンスで仕事をこなす。

毎年毎年、私は何をしてるんだろうか?と思う。
そうして、猫族が代替わりしても、
なぜ私ばかりが集中砲火を浴びるのかも、いっこうに解けないナゾである。
今日もまた陽が落ちた。
夜がはじまる。
闘いの夜である。
今夜もまた、戦場で会おう!
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