親父さんのお家に来て、毎日が幸せだったのさ。
今までのペットショップの暮らしって何だったんだろう?
温かいお部屋、お布団もふかふか、おいしいご飯に新鮮なお水、毎日が夢のようだったんだ。
何よりも広いお家の中を自由に遊びまわれるのがうれしくってうれしくって。
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親父さんはさ、ボクが来てから、ボクのことを一生懸命考えてくれたよ。
おもちゃやキャットハウス、クッションとか、ボクのものがどんどん増えたのさ。
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でもさ、親父さんは昼間、会社に行っちゃうんだよ。
ボクは独りぼっちが苦手だったんだ。
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そしたらさ、親父さんがある日ボクに素晴らしいプレゼントをくれたんだ。
週末になる度、親父さんはホームセンターに行って、材木買ってきてさ、おうち中にキャットウォークを作ってくれたの。
毎週、毎週、工事が続いたんだ。
これ、本当に嬉しかったよ、楽しかったのさ。
親父さんのお見送りをしたら、ボクはお部屋の中を冒険するんだ。
お留守番もすっかり板についてきたよ
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さんざんキャットウォークで遊んで、ご飯食べて、お昼寝をする毎日だったよ。
夜になるとさ、ボクはいっつも耳を澄まして親父さんのお帰りを待つんだ。
遠くから親父さんが乗った自転車の音を耳をそばだてて聴いているんだ。
自転車を止める音、門を開ける音がしたら、ボクは玄関に走るんだ。
親父さんのお出迎えも、ボクの毎日のお仕事だったんだよ。
親父さんは、ボクのお出迎え、ものすごく喜んでくれたなあ。
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えっ? 今は、って?
今はね、お出迎えはマーベルのお仕事なんだよ。
※ この日記は11月29日の日記の続きです。
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