いろんなことを犠牲にしてても必ず私は、
レプン姐さんへの挨拶を忘れない。

私の指先と、彼女の鼻先の触れ合いから始まり、
その後の十数秒のハグで終了する。
セーターを着ることの多いこの時期、
私は姐さんの毛をつけたまま仕事してる(笑)
レプン姐さんは、嬉しいとき
立ち上がる癖がある。
彼女の立ち上がる、そのタイミングと
私がハグしようと顔を近づけるタイミング、
それが一致すると、
私たちは互いに頭突きをし合う。
ゴツンと。
「痛ぇな?」
「痛いわのな!」
そんな風に思ってか、私たちはキョトンと目を見合わせる。
ズレた間の悪さも、それも君の『タ・イ・ミ・ン・グ』、なのだ。
私の心を和ませる、何て不思議なチカラなんだろう?
私は、何だか嬉しくて、
大笑いして、姐さんの額を撫でる。
それを彼女は、細い目をして受け入れてくれる。
何があっても、それをどう受け取るかは自分次第。
だからそう、なるべくシアワセなほうに考えよう。
悪いふうにはあんまり考えない。
多少の都合の悪いことでも、それは今後のタメになる。
そんなことを、姐さんと出会って覚えた。
タンジュンなこと。
けれども私の深いところに、それが落ちて、
私は気持ちが、驚くほど、ラクになった。
最近のコメント