さてさて、むうた。
愛人菜々緒宅で療養中のむうた。
入院中でも本人は至ってマイペース。
愛人宅でVIP扱い。

なぜかケージふた部屋分を与えられておりました。
ケージから出てはこの通り。

「どもども、ぼくむうた。
どもども、よろしくね」
マイペースが過ぎる(−_−;)
また菜々緒先生に怒られるよ!💦
一見元気そうに見えるむうたですが、実は菜々緒先生の懸命の治療のかいなく、貧血の数値がなかなか改善せず、貧血が酷いため、ホルモン注射の効果も出ず、菜々緒を悩ませておりました。
悩みに悩んだ菜々緒先生。
「輸血しかない。このまま貧血が改善しないとむうさんの命も危ない」
と結論。
輸血?
リスクは?
「もちろんあります。
どれだけ事前にクロスマッチングテストしても、輸血の一時間後に急変して亡くなった子を見たことあります。
それにむうさん、心臓が悪いから、キツい治療に心臓がもつかどうかもわかりません」
菜々緒先生の見解は?
「私だってホントならしたくないです。
でも今はむうさんの命を救うことが最優先なんです。
したくない。
私だって、むうさんを危険な目にあわせたくないんです」
わかりました。
菜々緒先生がそこまで言うなら必要な治療なんですもんね。
お任せします。
「はい。
むうさん、なんだかんだで乗り越えてきましたから。
今回も大丈夫だと信じましょう。
私、その子死ぬ気が全くしないんです。
いつも運ばれて来た時はすごい状態なのに💧」
あ〜。
むうた、死ぬる死ぬる詐欺ですから。
でも、毎回なんとかなってますもんね。
「ですね。
むうさん、こんな状態なのに、普通の子に比べて闘う力がすごいんですよ。
『生きる!』って気持ちがすごく強い子なんですよね、不思議なことに…
なんか腎臓の数値もいつの間にか基準値になってるし…
ここでも療法食食べてないのに💧」
こんなに『生きる』って気持ちが強いむうたならきっと大丈夫ですよね。
菜々緒先生を信じてますから。
「わかりました。
じゃあ、輸血の準備を進めますね。
で、うちの病院には体調管理万全の血液を供給してくれる超優秀な子が二匹いるんですけど…」
じゃあ、その子たちから血液を?
「それでもいいんですが、本当は家族や血縁関係のある子の方がクロスマッチングうまくいくんです。
むうさんの場合、万全を期していった方がいいかと。
それで…」
わかりました。
先生、みなまでおっしゃいますな。
というわけで、
おふたりさん。
むうたのためにお願いできるかな?

「むうじいじ、えらいんか?
まかせとけぇ。
ぼくが助けちゃるけんな!」
「ん?
おやつもらえるとこ行くの?
行く!
ぼく、たくさんおやつもらって、たくさんほめてもらう〜!」
二男と三男の温度差よ…
ともあれ、この子たちが頑張ってくれたおかげで、むうた、無事輸血の拒否反応もなく、数値も徐々に改善。
本日、無事退院となりました。
そしてむうたを迎えに行った時、菜々緒先生から思わぬ一言が。
「私、本日をもって、むうさんとの愛人関係、解消させていただきます!」
え…?
「これからはむうさんとはよいお友達としてお付き合いさせていただきます!」

先生、どうして…💦
「私、もう、むうさんのパワハラ、モラハラに耐えられません!」
え…?
「むうさん、他の子の診察中もしょっちゅうナースコール(食器をガシャーンと倒して菜々緒先生を呼ぶことらしい)してくるし、手が離せないのに…
それに、少しでも行くのが遅れると
『患者をなんだと思ってるんだ〜!
呼んだらすぐ来い〜!』
って怒るし…」
先生、ごめん💦
ホント、ごめんなさい💦
「それに、深夜、入院してる子の見回りに行くと、普段と違う反応するし…
たまにシャーって言われるんです(;ω;)」
そ、それは…(ゴクリ…💧)
「私がスッピンだからって、酷い…(;ω;)」
菜々緒先生…
先生のスッピンって、いったい…💧
「とにかくもう、むうさんとはお友達に戻らせていただきます!」
あ〜あ。
菜々緒にふられちゃった、むうた。
この前、ビスコさんのふられたばっかりなのにね〜。
まぁ仕方ないよ、むうた。
女は深追いしちゃダメなんだよ。
諦めも肝心だから。
去るものは追わずだよ。
じゃあ、帰ろうか、むうた。
みんな待ってるからね。
帰ったら、プリッツとないとにちゃんとお礼言うんだよ。
で、恒例のこれ。
むうたを認識したちまさん。

これも仕方ないね。
ちまさん、加減してあげてね。
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