私が泊まった女川温泉華夕美さんは津波が直撃した女川町中心部からは少し外れた、万石浦という湾(内海)に面しているピンク色の外壁の旅館でして、建物自体は結構な年期があって、設備自体も古く、決して新しくて綺麗な旅館ではないのですが、幸いなことにに女川中心部のような直接的な津波の被害からは免れたそうです。
また、震災時は避難所となり被災した女川の方たちを受け入れ、
その後は女川復興の為に復興支援団体や企業の方たちを受け入れてきたんだそう。
この話を知った時はじわじわと、心にくるものがありました。
そっか、頑張って頑張って頑張って頑張ってきたんだね…
私が大阪できっと大丈夫、大丈夫だからって信じて祈り続けてた時も、
友の訃報を知って桜の花が滲んて見えて仕方なかった時も、
あの後からずっと、今も、たぶんこれからも、頑張って頑張って頑張って行くんだね。
眠る前に色んな事を思いました。私も経験した阪神淡路の震災の事、まだ幼かったわが子と一緒に天国へ行った友人の事、残されたご家族の事、それから友人との沢山の思い出や、バカ話、もしここに友人がいれば寝る間も惜しんで話をしただろう、私の最近の事。
色々考えていると、私も頑張らなくてはいけないなって思いました。

翌日の朝の風景は恐ろしい程に静かでキリリと冷えた空気を感じました。
名前が分かっていても食べてみないと味の分からない料理があるのと同じように、その土地の名前を知ってはいても、実際に訪れてみないと決して分からない空気ってありますよね。
これは私が旅をする度に断言できるなっていつも思うのですが、現代のようにネットが発達している情報化社会でも、Googleマップで世界中のストリートビューが見れても、実際に目で見てその土地の空気を吸い込んで、足で立つ事に勝る経験はない。今回もそう思いました。
そしてここに来れて良かったなあと。

貸し切り状態だった朝風呂に浸かりながら、美味しいもの食べて、ゆっくり温泉浸かって…あと何約束したっけなあ…なんてことをぼんやり考えてました(笑
誰もいなかったので撮ってみましたよ、ご覧の通り、露天風呂からの眺めは最高でした(^▽^)/

もちろん朝食も。

食後のコーヒーまでしっかり頂いて、今日は予定通りに石巻へ出発です。
女川温泉旅館華夕美さん!!1泊2食をありがとうございました!
設備は少し古いけど、それを差し引いてもおつりが来るのでは?と思う、お料理と景色、そして露天風呂でございました。実は私は甲殻類アレルギーなので、海老蟹が食べられない事を事前にお伝えしてからの宿泊でしたが、完璧に対応して頂きました。
また、今回はアクシデント()により利用できなかったのですが、仙台駅からの無料シャトルバスも利用可能なので、仙台駅からも大変行きやすい旅館だと個人的には思います。
あのお料理とこの景色、そして露天風呂(温泉)1泊2食付きで一人旅プランが1万円台でした😊
お財布にも優しい😊女川温泉旅館華夕美さん😊
仙台観光をお考えの際は、
仙台市内からちょっと足を延ばしてこういう旅館に宿泊されるのも良いかもしれません😊
5へ続く
最近のコメント