今日は、幸の誕生日。
生きていたら20歳。今年もお誕生日、お祝いしたかった。
ず~っと、ず~っと幸と居たかったな。
2000年4月第3日曜日、譲渡会で初めて幸と出会ったんだよ。
小さな箱の中で、3匹固まっていた内の1匹。
男の子は、黒猫の幸だけ。2匹はトラ猫の女の子。
まだ2ヶ月位で、産毛みたいなホワホワの毛並みで、すごく小さかったね。
片手のひらに乗るぐらいの大きさで、尻尾なんて私の小指ぐらいのちっちゃくて可愛い尻尾。
真黒な鼻と肉球。全て可愛かった(#^^#)
抱っこさせてもらったら、爪をしまうことができないから
私の服に引っかかっちゃって、ちょっと慌てちゃったよね。
近くにいた関係者の方に、「この子を貰いたいです」って言って
抱っこをした写真を撮って、身分証を提示して、そのまま連れ帰っちゃった。
他にもたくさんの新しい家族を待つ猫ちゃん達が居たみたいだけど
私は、幸しか見てないんだよね。
最初に覗いた箱にいた黒猫ちゃん。それが幸。
運命の出会いだね。

幸のお誕生日がわからなかったから、2月生まれらしいをヒントに
うるう年だった2000年2月29日にしたの。
4年に1回のお誕生日だったら、長生きできそうな気がしてその日に決めたんだよ。
そうしたら、本当に長生きしてくれたね!
幸と過ごした日々。毎日、家に帰るのが楽しみだったよ。
どんなに寒い冬の日でも、私の帰宅時間前になると、玄関で香箱座りで待っていたね。
玄関を開けると、必ず幸が熱烈歓迎で出迎えてくれて、本当に嬉しかった。
私が「いい子にしてた?」「お昼寝いっぱいできた?」「お家の中をパトロールしてくれた?」って
毎回聞くと、どれにもきちんと「にゃー」ってお返事してくれて、
たまにお粗相をしていた時は、「いい子にしてた?」に返事をしてくれないから
すぐに何かしたんだなって分かっちゃった。
お粗相したことで、私が怒ったことは1度もないんだけど、
申し訳なさそうな顔した幸が愛おしかったよ。優しいいい子なんだって思って。
幸が居ない事が、辛いです。
幸がいてくれた日々が夢だったんじゃないかと思えます。

私にとって幸は、親、兄、弟、子供、パートナー、
そして我が家の安全と安心を見守る隊長。全てだったから。
旅立ってしまった夜。一人で家にいるのが怖かった。
今まで幸にどれだけ守られていたんだろうと、偉大なる存在の喪失に、
泣いても泣いても涙が止まらなくて・・・(今も泣きながらだけどね)

今週は、毎日泣いてる。だって、幸が居ない誕生日が来ると思ったら
勝手に涙が出るんだよ。
今も幸の可愛い声が脳裏に聞こえて、幸の温もりとかモフモフとか
お腹のタプタプとか、長くてきれいな尾っぽとか、手のひらに感触が残ってるよ。
ほっぺたを手のひらで包み込んで撫でると、嬉しそうに瞳を細めたよね。
幸が嬉しそうにしてると、私も一緒に嬉しくなって幸せだった。
幸のおかげで毎日、規則正しい生活ができました。ありがとう。
目覚まし時計が鳴る前に起こしてくれて。
私の頬に、肉球を<ぎゅ~>って、だんだん圧を込めてくる起こし方。大好きでした。
たまに眼力だけで起こしてくれることもあったっけ。
幸「いつまで寝てるんだ?」
そんな不思議そうな顔で見つめられても、休日で朝6時前だったんだけどね(笑)

幸、本当に本当に、ありがとうございました。
私の家族になってくれて、本当にありがとう。
幸の事が今でも大好きすぎて、思い出すたびに号泣しちゃってごめんね。
だって、本当に大好きなんだよ。幸の事が大好き。
幸が旅立ってから、<福>が新しく家族になってくれました。
もう知ってるよね。天真爛漫で野生児な仔猫。
福が来てくれたから、私、笑顔が戻ったよ。
ちゃんと夜、眠れるようになったし、ご飯の味が分かるようになった。
幸が虹の橋の向こうで、雨に打たれる日が少なくなったでしょう?
いつか、私が幸のところへたどり着いた時に、
幸「幸です」
福「福です」
幸・福「二人合わせて<幸福です>」
・・・って言って出迎えてね!!
あの世まで続く、渾身のシャレだよ(^_-)-☆
(本当は違うけど・・・それぞれに深い意味、あります)

幸、お誕生日おめでとう。
ずっと大好きだからね♡
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