ちゃんと のぼっていけたかな・・・
せめて こんな青空だったら・・・
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昨日のあの子は 我が家の真ん前の国道のセンターラインに
横たわっていました。
「行ってくるね」🚗・・・と仕事場から出かけたばかりのダンナが
「うちの真ん前で ネコが轢かれてる」・・・と電話してきました。
どんな色の子?
うちの子みたいな 灰色の・・・と言うダンナ。
みたいな・・と言うからには違うんだろうけれど
うちの子じゃないよねっ!!・・とは怖くて聞けませんでした。
家を出る時は 窓も玄関も施錠してから
念のため ガチャガチャと確認します。
それでも気になったら 引き返す・・・
今朝も 確かにガチャガチャしてきた・・・はず・・・・💦
だけど もしかして・・・
山の中の 上ったり下ったりのカーブの多い道が終わり
見通しがよい直線が始まる直前の ちょっと下り坂の緩やかな左カーブ・・・
周りは田んぼが広がる1本道で
昼間でも スピード出しすぎだよ・・な車が少なくない
その直線の1本道を 反対に山に向かって走っていると
道の上の 動かぬものが遠くからでも見える そんな田舎道
そんな国道のわが家の前は ねこの通路になっているらしく
悲しい姿を時々見かけます
そこにいたのはうちの子とよく似たグレーだったけれど
しっぽを見るだけで 我が家とは道を隔てたお向かいのお家の
外飼いのねこさんだということがわかりました
痛かったね・・
と言いながら 持って行った段ボール箱に寝かせた小柄なその子は
まだ あたたかくてほんとにやわらかでした
それほど時間は経っていなかったようです
飼い主に電話をかけました
うちの仕事場で預かっとくね・・・
ほどなく迎えに来たオジサンは
軽トラから黒いビニール袋と火ばさみを出しました。
え?
ワタシは 連れてきたときの箱が少し窮屈そうで
一回り大きな箱にたくさん紙を敷いて
ゆっくり寝れるようにしたのに・・・
心に引っかかるものがあって
ちゃ~んと 埋めてあげてよ・・・と言ったワタシに
オジサンは 「明日 トラックに載せる」と答えました。
オジサンは 路上で亡くなっている動物や落下物を
回収する車に乗るのがお仕事でした。
なんで埋めてやらないの?
と聞いたら
「ちゃんと 焼いてやる・・」・・・と。
さっき抱きかかえた感触がまだ残っていて
ビニール袋に入れられるその子がとても哀れに感じました
庭も畑も田んぼもあるオジサン家・・
慣れ親しんだところでゆっくり眠らせてやってほしいなぁ~
わたしも自分の家に居たい・・と
あの子も思ってなかったかなぁ・・・なんて思うのです。
我家の完全室内飼いは 今 居る子たちが初めてです
以前は出入り自由だったので
事故や感染症で亡くなった子もいて
その子たちの亡骸は 敷地の一角に眠っています。
近頃思います
まだまだ ずーーっと先の事ですが
我家の子たちが その時を迎えた時どうするのだろう・・・
だいちゃんたちを譲渡してもらって連れ帰ったその日1度だけ
先代たちが眠るその芝生に降ろして
「うちの子になったよ。仲間入りさせてね」・・・って挨拶させました
それから 今迄ずっと寒さも雨も知らないで育った子たちを 土にかえせるだろうか・・・
でも もしもお骨にしたら
そのずっと先はどうしたらいいのだろう・・・どうなるのだろうか・・・・・・
そんなことを考えます。
昨日のあの子・・
そこには 連れてこられた子たちの供養の碑があるそうだから
きっと成仏できるんだろう・・
今日は 一日中雨です
昨日降っていたら あの子もお出かけしなかったかもしれないな・・・
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