自力で食べるフードの量が、日に日に少なくなっていた腎不全末期のネオ。
ついに、昨日は何を出しても飲まず食わず。
普段なら、あのネオが走って来たちゅーるですら、
朝ひとペロ舐めたきり、夜には見向きもしなくなる。
「食べなくなる」「飲まなくなる」
その意味するところの見当がつく方は多いと思います。
頼みの綱の
「戻さない(嘔吐しない)ぶんには、いくら与えても良い」
と先生に聞いた、今朝の強制給餌。
猫だんごと、ラプロス・アゾディル・アンチノールにディアバスター。
「きっと喉が渇いて仕方なかろう」の老婆心で
いくらチューと出しても水を飲まない洗浄ボトルの先っちょを
ネオの顔をぐわしと掴んで、嫌がるけれど無理やり飲ませてみたら、
ちょうど手にもっていた水受けのボウルに、見事に全部吐き出した。
・・もったいない(いろんな意味で)
薬とかだけでも、また飲ませたい衝動にかられるけれど。
きっともう、ネオのお腹はほとんど空っぽに違いない。
だから、ネオ自身は「食べたい」「飲みたい」と思っているハズ。
その証拠に、何度も私を呼びに来て
いつもなら黙って無言の要求をしていたネオが、あん。おん。と鳴いて来る。
猫水道・シンクの辺りで、洗浄ボトルの水受けの前で
ジッと、待っている。

その都度、アレ?コレ?と目の前に、鼻に、口につけて出すけれど
「なんじゃコレは」とプイとする。
・・・クセに、またスグに定位置に戻って「欲しい」体制。
尿毒症が進むと、食べたくても食べられないと聞いたけれど
ネオの思ったモノを差し出すことができない。
もどかしい。
いっそずっと横になってるのなら、諦めもつくのに。
幸いなのは、ネオが子猫なんて眼中になさそうなコトくらいだ。
子猫が1週間で増えるといわれる100gの体重を、
ネオは、一日で見事に減らして、今朝は 2.268g
今年になってから1kg痩せた。

グルーミング嫌いで、毛皮太りして見えるネオだけど、サスガにこけたな。
体重を量る。輸液する。
抱っこするたびに、ネオの骨の感触が、どんどんハッキリしてくる。
病院に、そう度々、丸一日居るのはすごく本位でないと思うけど
ネオの脱水が。すすんでないいワケがない。
ウチに居たって、私がネオにしてやれることはないのだから。
自分に言い聞かせて、静脈点滴に連れて行く。
ヨタヨタしてても、まだ窓枠に登れます。

ソファやスツールにさんざんヨダレの跡をつけていましたが、
おとといくらいから、部屋の隅っこに寝そべるようになりました。

変顔だけど、ずっと前から、ネオは手を揃えてるトコがかわいいんだよね。
おじーちゃんになっても変わらないね。
ねえ、ネオは私にどうして欲しい?
何が食べたい?
言ってよ。
そして、テルちゃんの保護主さん、ありがとうございます。
きっとわかってくれる。と、心のどこかで思っている自分もいました。
お迎え前の待ち遠しい気持ちに、たくさん送ってくれたメッセージと画像。
覚えてますか? いただいた、奇跡の一枚です。

テルちゃんお迎え10日前のクリスマスイブ。
教育的指導(笑)をしてくれた歌ちゃん。
他猫嫌いなお年寄りなところは、ネオとおんなじですね。
歌ちゃんにも、ゆっくりと静かな時間が流れますように。
ネコメンタリーで見てメモ帳に打っておいた、
きなこちゃんを亡くした岸政彦さんの文です。
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猫は人生であり、また、世界そのものでもある。
中略
だから、『猫を拾う』ということは、
妙な言い方になるが、『人生を拾う』ということだ。
そして、猫が世界そのものだと思うのは、それが必ず先に死ぬからだ。
つまり、猫というものが永遠に生きる。
あるいは、例えば平均して50年ぐらい生きる存在なら
私たちは猫を飼うことができないだろう。
それが可愛いということと、その寿命がとても短いということは、
同じひとつのことなのである。
中略
私の人生の中で、最も幸せだったのは、
間違いなく4人で暮らしてきた20年間であり、
そして、それは終わってしまった。
きなこにはもう会うことはできない。
やがておはぎも居なくなるだろう。
そして、だからこそ、彼女たちは美しく、愛おしいのである。
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【NEO MEMO】
《主な検査結果》
(6/25・28・31造血剤エスポー投与)
7/8 ←6/24 ←6/1 ←5/8 ←4/24 ←4/6 ←3/25 ←1/10 ←10/16 ←8/13 ←6/29 ←5/14 ←4/16 ←3/9 ←2/12
BUN 140↑計測不能←134.8 ←112.6 ←96.8 ←119.5 ←99.5 ←100.7 ←77.4 ←94.3 ←73.3 ←73.4 ←112.4 ←75.4 ←86.8 ←84.8
CRE 6.56←6.13 ←5.12 ←4.68 ←4.07 ←3.28 ←3.45 ←2.39 ←3.04 ←3.28 ←3.37 ←2.83 ←3.01 ←3.3 ←3.5
P 15.0 ←10.3 ←10.8 ←6.4 ←5.3 ←6.0 ← 6.1← 3.1← 6.9 ←ー ←4.8 ←5.6 ←4.1 ←4.7 ←4.7
PCV 17 ←17 ←18 ←16 ←19 ←23←21 ←22 ←23 ←24 ←23 ←19 ←23 ←25 ←31
[先生に聞いたコト]
・強制給餌について
⇒数値が悪くても食べるコはいる
けれど、もう輸液のみの延命でよいのではないか
・薬について
⇒無理に飲ませなくて良い
何か食べたら与える
今夜は強制給餌とお薬はやめるけれど、
今朝は無理に水を飲ませたから吐いたのかもしれない。
明日の朝、もう一度試してみたいと思っている。
6/28 2,668g ⇒ ウンチなし
6/29 2,596g ⇒ 8時前やわらかウンチ中◎嘔吐なし
6/30 2,558g ⇒ 21時半やわらかウンチ小◎嘔吐なし
造血剤3回目
7/1 2,529g ⇒ 8時やわらかウンチ小◎嘔吐なし
7/2 2,501g ⇒ 未明軟便気味ウンチ小△透明嘔吐2ヵ所
朝夕強制給餌と一緒にビオイムバスター
21時半やわらかウンチ小◎嘔吐なし
7/3 2,477g ⇒ 未明ピンクめ透明嘔吐2ヵ所
19時やわらかウンチ小◎嘔吐なし
7/4 2,533g ⇒ 7時やわらかウンチやわらかめ小〇嘔吐なし
21時半:半分やわらかウンチ半分軟便小△嘔吐なし
ディアバスター朝夕
7/5 2,468g ⇒ 未明かなりやわらかめダークチョコ色ウンチ△嘔吐なし
ビオイムバスター
7/6 2,549g ⇒未明やわらかウンチ小・フルーチェ便がけ〇△嘔吐なし
6時軟便小△嘔吐なし
17時半軟便に近いミニ2つ△嘔吐なし
ディアバスター朝夕
7/7 2,385g ⇒8時半子猫みたいに小さなウサギのウンチ便5粒〇嘔吐はなし
ウェットも健康缶水もいろいろ出すも口にせず
ずっとシンクまわりに座っているから欲しそうには違いない
猫水道から水をたくさん飲むも、すべて大量に嘔吐
ミャウミャウクリーミー・健康缶そのままでもダメ
「吐かないならOK」と先生に言われている強制給餌は
猫だんごを8割方口に入れたところで、ひとつぶ『ぺ』と出したのでそこまでにする
最後のちゅーる水⇒半分くらいは飲む
ウェットそのままは口をつける気なし
11時半やわらかウンチミニ○嘔吐なし
ディアバスター朝夕
20時やわらかウンチミニ○嘔吐なし
日中もほとんど飲まず食わず
音を聞いて走って来るちゅーるですら、ひと舐めだけだった
便は薬と可溶性繊維でキープできてはいるけれど、回数が増えている
7/8 2,268g ⇒ 未明小指の先・正露丸大の便各1〇嘔吐あとなし
夕べ、洗浄ボトルから水を少しだけ飲む
朝からは何を出してもちゅーるでも嫌がる
何か訴えて呼びにくるけれど何もできず
強制給餌を悩んだあげくやってみる
水を強制的に洗浄ボトルから飲ませたところ、猫だんご薬水全部を吐き戻す
ネオは何か欲しがっているのに何も口にしてくれない
便の頻度も増えたし、カラダが全てを拒否しているように感じる
静脈点滴9時→17時半@病院