レプン姐さんがにゃわにゃわ言って、私を呼びつける。
丁度作業も終わりかけたところ。
何だろうと思って室に戻った。
足元にまとわりつき、ときどき私の足を踏む姐さん。
こういうときはたいてい、ゴハンかちゅ~るがほしい時だ。
今回もそうかと思い、まずはゴハンを少し皿に盛る。
けれども、これが目当てではないようで、
姐さんは更に奥の和室に私を誘った。

和室は姐さんのお気に入りの場所。
彼女のよくいる文机の上で、急にゴロンと。
どうやら、ブラッシングがご所望らしい。
バイク整備をしている私を、わざわざ呼びつけて、
毛を撫でろと(苦笑)
けれども、こういう姐さんの図々しさに抗えず、
逆にカワイイと感じてしまう、心の壊れた私もいるわけだ。

ブラッシングをしながら、姐さんは"ささかま"に似てるなと思う。
私の親父の出身は仙台で、そこの名物である笹かまぼこを、私も敬愛している。
姐さんはその"ささかま"の妖精なのかもしれない。
そんな風に思いながら、何だか笑ってお終いになる。
明日からも頑張れる。そんな活力になれる姐さんは、
きっと私の大好物なんだ。
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