“こねこちゃん”。
きっと、私のせいでこの子は命を落としてしまったのだと思います😢
保護部屋にいる『ふたば』そっくりな“こねこちゃん”に、私は精一杯の気持ちを込めて《真命(まこと)》と名付けました。生きて呼んであげることはできなかった真命(まこと)。
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その瞬間を精一杯生きた証として、そして私の心の中で生き続けるために《真命(まこと)》と名付けました。
かつての「もじゃりろりん」さんの日記。皆さんにもご紹介させていただいたお話を思い出します。
神様が野良猫さんに与えるミッション、それは生き伸びる事もだけれど最後に人の温もりを得る事。人の温もりを得る事で、次に生まれ変わる時は、幸せの切符を手にして生まれ変わるというお話。
野良猫さんは最期が分かると、自分の最期はこの家だと選ぶ事。
その家に辿り着いた時、力尽きるのだと。野良猫さんは自分の最後の家を探し求めて、最後に人の温もりに触れて旅立つというお話。このミッションに成功すれば、次に生まれ変わる時は、幸せの切符を手にしてこの世に生を受け、幸せになる事が約束されているというお話です。
《真命(まこと)》は、そのことを私の目の前で行ったというしか言いようがありません。
ただ、一つだけ違うのは私が新たな十字架を背負ってしまったこと。
実は『愛親子』を保護して暫くして、またもや庭に子猫の姿をみかけました。『ふわり達』と同じくらいの月齢。『ふたば』そっくりのキジ猫でした。
どうして この庭なの…
どうして私なの…
不幸な猫を増やしたくない。そう思って保護したのにまた新たな火種が…
私は心を鬼にして封印しました。
そらから暫くして7月に入った頃から、庭や玄関横に猫のフンに悩まされるようになりました。一ヶ所に何個もあるのです。玄関にない時は庭に。庭にない時は玄関にと、これでもかとばかりに朝夕何ヵ所もあるのです😨
家に5匹も飼っていると、トイレ掃除に追われます。やっと済んだかと思えば、また誰かがトイレする。何度も何度もバタバタしながら掃除して、その上、今度は外猫の後始末に追われるのです。縄張りの匂い付けをしているのだろうと水を流して掃除するので時間がかかります。これが毎日、朝夕…
仕事に行かなければならないのに、汗だくになりながら、蚊に刺されながら、臭いに悩まされながら、いくつもの💩と格闘している自分は何なんだと腹立たしくなることもあって、正直、野良猫が恨めしかったのは事実です。
猫よけの薬を撒いてもダメ、木酢液を撒いてもダメ、タバコの吸殻、ニコチン液を撒いてもダメ、正露丸の薬を撒いてもダメ。
薬代にいくらお金をかけても解決するどころか、私のやらなければならない仕事の比重が外猫のフン掃除に傾いて行きました。
最近は消毒と臭い消し対策に台所用のハイター(次亜塩素酸ナトリウム)を使っていました。何度も。それでもその上に💩があるのです。私の怒りもピークに達してしまい、時にはほぼ原液に近い状態で撒くこともありました。
7月29日の朝、『ふわり』が網戸越しに見ているその先に、キジ猫の子猫が後ろ向きに座っている姿が見えました。
“しーっ”。追い払おうと次に見た時には横たわっていました。
眠たいのかな?でもよく見ると違う…
急いでキャリーを抱えて庭に出でみると、虚ろな目で微動だにしません。薬品中毒だと思いました。
病院では、極めて危険な状態だと。酸素室に入り24時間の点滴で入院となりました。大きく息をする小さな“こねこちゃん”。肝機能の数値が異常に上がっていました。
私のせいだね…
そして、翌日の朝、30日に息をひきとりました。
病院で判明したこと。
男の子であったこと。エイズ、白血病ウイルスはマイナスであったこと。体重は820gだったこと。
その子が入院したその日、庭には本当に小さな💩が2つありました。
“私を悩ませ続けた犯人は君だったの?”
子供だから分からなかったのかもしれませんが、毎日撒かれた薬品の匂いを嗅ぎ続けて命の危険な状態とも思わず、匂い付けしに来ていたのでしょうか。当日も最期の力を出しきって…
悲しすぎる結末。
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君は死んでから幸せの階段を上ったね。生きて過酷な外猫生活を送るのがいいのか、生まれ変わって早く幸せの切符を手に入れる方がいいのか答えは分からないけれど、君の分まで、この保護猫たちが幸せを掴めるよう、私頑張るからね😌
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どうか、安らかに。
君のことは、深く心に刻みます。命の尊さを肝に命じます。許されることはないけれど、本当にごめんなさい。
5月の誕生日を迎える前日から今日まで、実に様々なことが起こりました。静かに暮らしたいのに何故かそうさせてはくれない出来事ばかり。気持ちが凹むこともしばしばです。
綺麗ごとは言いません。動物は好きでも、こう悩まされては苛立ちがあります。
つくづく、人も動物も生きて行くというのは、本当に大変なことだと感じずにはいられません
。
追伸
[真命(まこと)の死後、2日ばかり💩はありませんでした。しかし、またしても同じように玄関や庭に他の兄弟達や親猫が匂い付けに来ます。今もどうしたものかと悩まされ続けております。]
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