マモーを息子たちの里親様
不眠症乙参、ぱぶろんさんのもとに
託した大奥。
とりあえずトライアルからのスタート。
前回はこちら
重い心のまま
帰宅し、リビングへの扉の前。
いつもなら、駆けてきて
小首を傾げてガラス越しに覗く
あの茶色いのが、いない。
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そっと扉をあける。
これも、マモーが来てから
マモーを扉にぶつけないようになった習慣。
もう、気にせずに
開けていいのに。
たった一匹の小さな猫。
なのに、
暗く大きなリビングはまるごと
マモーの抜け殻のようだった。
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もともとあんまり鳴かないマモーだから
いてもいなくても「静か」なのに
あまりの静かさに心を押し潰されそうで
思わず声に出した
「オッケーGoogle、ジャズ流して」
そういえば、マモーが来てから今まで
私たちが大好きなジャズも
ゆっくり聴いてなかったな
出産、里親探し、引き渡し、脱走、
避妊手術、色々重なって
大奥のこの数ヶ月は、
まさにマモー一家が
占めていたのでございましょう。
音楽を聴くことすら忘れておりました。
流れた曲は
ビル・エヴァンスの「枯葉」
奇しくもそれは 16年前
殿とおミキの方のデートの時
レストランでピアノ生演奏が流れていた
大奥の一番愛する曲でございました・・・
かつてマモーのいなかった時の日常で
いつも聴いていた曲が流れ
その時
私たちは
悟ったのでございます。
「殿・・・
もう、マモーのお方は
大奥には
二度と戻っては来ないのですね」
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わたくしは、殿の胸で泣きました。
ずっとずっと、泣きました。
懐かしい曲、大好きな曲。
今までの生活にいつもあった曲。
それは
NNNが
「大奥の役目は終わり」だと
わたくしたちに知らせているかのように
猫などいない元の生活に戻れと
言っているかのようでございました・・・
全てを不眠症乙参に託したはずが、
マモーの餌とブラシセットだけが
大奥に残されていたのでございます・・・
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続くのだ‼️
🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈
今回めっちゃウエットな日記ですみませぬ。
本来ならこういうのは、
里親様に心配をかけるので、
書かないのが礼儀であろうし、
自分も前を向かなければならない。
きっと、こんなふうに
引き裂かれる気持ちに耐えながら
里子に出した方も沢山おられると思います。
でも、もう私は元気ですし
里親ぱぶろんさんも
マモーロスの話についても
書こう、書こう!おもろい!ヒャッハー!
いうことで
ノリノリで合意してくださってます。
何より今、マモー改め茶茶は
私たちが思う以上に幸せですよ。
マモーロスのおミキの方が
壊れていくさまを
夏を涼しくするホラーとして
お楽しみください❤️
ミントノリさんも、コラボしてくれましたよ!
ミントノリさんの日記も、続くのだ‼️
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