ヨレ♀

アンコ♀

クマ♂

3匹はだいたい一緒でしたのでたぶん兄弟なんだなと思っています
人間には慣れていなく猫がたくさんいる近所の家をねぐらにしていました
その頃は私の家の畑へと続く道で猫に餌をやる人は少しはいたかもしれませんがあまり見かけなくなっていました
それで時々私の家にもご飯をもらいにやってくるようになりました
あんこちゃんは大きなお腹をしていました,その後うちの1階の納戸で子ネコを産みました
多分お父さんはクマ
その時の様子は以前あんこ物語で書いています
ヨレは♀か♂かよくわからなかったのですがお腹が膨らむこともなかったので♂だろうと思っていました
近所の人から変な猫いるよね 道の真ん中にいて車が来てもよけないのよといわれたので注意してみるとヨレは確かに道の真ん中に居座って逃げようとしません
目が悪いのか大胆なのかよくわかりませんでした
車がクラクションをならすとよろよろとゆっくりと道の端の方へ移動します
そうこうしているうちにあまりヨレを見かけなくなりました
その間にA氏とボランティアさんと協力してクマを去勢することになりました
クマは私が網ですぐに捕まえることができ去勢しました
クマは去勢されても元気でうちにやってきたのでよかったです
また去年の夏くらいからヨレをみかけるようになりました
その時はヨタヨタして今にも死にそうにやせ細っていました
私はびっくりしてヨレにご飯をあげたりしていました
ヨレの事は近所の猫好きのA氏も気にしていて
この子は病気かもしれないから病院に連れていこうと思うけどどうしても逃げ足が速くて捕まえることができないと言うのです
それまでヨタヨタしていたので逃げ足が速いとは思ってもいませんでした
A氏は大捕り物をしてやっとヨレを捕まえましたが指を噛まれて大きく腫れてしまいました ヨレも病院に行きA氏も病院に行くはめになったそうです
動物病院に行ったヨレは暴れまくって病院の先生もよく見る事ができなく口の中が腫れているようだと抗生剤をもらったそうです
ヨレは若い女の子でどうやら誰かが避妊したような耳にカットの後があるということでした
だからヨレは女の子なのに妊娠しないのかと納得しました
口のほほ袋のところに小さい小豆くらいのホクロのようなものがあり私は初めはあずきちゃんと呼んでいました
ちょっとおばあさんみたいな風貌なので若いと聞いてびっくりしました
名前は近所の人達がヨレヨレしているのでヨレとつけてそれが名前になってしまいました
動物病院の先生がもっとかわいい名前ないの?と言われたそうですがA氏がヨレはヨレなのでということで病院でもヨレちゃんと呼ばれる事になりました
家に帰ってヨレはA氏の家を逃げ出し私の所へご飯をもらいにやってくるようになったのでA氏に代わって私が薬をご飯に混ぜてあげるようなりました
ヨレはご飯を食べる時ほっぺを叩きながら食べます 口内炎が痛いのかもしれません
可哀そうなのですが なんとかゆっくりながら食べます
ご飯を食べに来るときはクマも一緒に来ます
ヨレと一緒に来るとカリカリだけじゃなくてレトルトをもらえるからです
ヨレはカリカリは食べれません だから柔らかいレトルトをあげます
クマは自分一人できた時はヨレが後からこないかなぁとしきりに気にします
一人の時はカリカリだからです
私が二人で来る時はクマがヨレのを食べないか心配なのでクマにもレトルトをあげるという事をクマはちゃんと知っているのです
でもクマはえらいのは自分のを先に食べ終わってもヨレのを取ることはありません
ちゃんと待っています
そんな時は偉いねクマとクマを褒めます
ヨレは口内炎があるようだということでしたがもしかしたら猫エイズかもしれないという事でした
猫エイズはうつる可能性はあります
一番はいつも一緒にいるクマ♂が一番危ないと思っていました でもクマはとても元気に見えます
A氏はヨレを飼うといっていましたが当のヨレがA氏を見ても逃げてしまうのでそういう事もできません
A氏の指は腫れあがって何日か病院に通われたそうです 怖いです破傷風とかになったら…
ヨレは今もクマと一緒でねぐらは自分たちが生まれたであろう近所の家だと思うのです
そこから私のうちにご飯を食べにやってきます

寒い冬はうちの納戸にいるので 使っていない犬小屋があるのでそこに古い毛布とか入れてあげたら昨年はそこで冬を越しました クマも一緒ですが一緒に犬小屋にはいる事はありません クマは犬小屋の横の地べたにいました
時々 のちに去勢することになるトラオがやってきて二匹を追い払いますがトラオの様子をうかがってはなんとかうちにきては過ごしていました
トラオはうちの周りでは一番強い猫でした

ニャニャやシロやチビ太が怖がる猫です
この辺の猫の大将です
次はそのトラオの事などです
つづく
拙い文章をお読みいただきありがとうございました
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