なんて変わったことをしている。
田舎に移住したい、なんていう人が、
私も含め、そもそも変わった感性の持ち主であることは否定しない。
けれども、その振れ加減には個人差がある。
先輩移住者として、様々な移住希望者と接するなか、
年に1組くらい、いわゆるスピリチュアルな方と出会う。

↑いや、君もな(笑)
「どうして移住されたいって思ったんですか?」と聞いて、
「ケガレのない清浄な土地を求めて」などと答えられると、
私は2の句が次げなくなる。
今年はコロナ禍もあってか、この手の方と会う機会が増えた。
4月から数えて3名である。
更に、うちから業務を委託している個人事業主が、
昨今はしきりに「宇宙の意思」といった発言をするようになった。
先日もリモートで打ち合せをしていたら、彼の背景画像が宇宙になってて、
思わず苦笑してしまった。
私は、この手の話が嫌いではない。
けれどもビリーバーではなく即物論者なので、
誰もが観察できないことは、にわかに信じないのだ。
別に他人の主義主張などどうでもいい。
けど、こういう方はえてして「お節介」で、
「君もこうしたほうがいいよ」とか「これが真実だから」と言った意見を述べられる。
病気で入院したときなど、民間療法をどんどん勧められ…
そういったものが苦手なのだ。
モノゴトの捉え方で、ニンゲンは行動を変えることができ、
それがジンセイを変える原動力であったり、
世の中を楽しく生きるキッカケにもなるだろう。
私は猫族と一緒に住んで、猫や狸から様々なことを学び、
おかげさまで楽しくやってる。
けれどもそれは、私個人のモンダイだと思ってる。
初対面の方に猫のすばらしさを説いたりしないし、
それが最上のことだとも思わない。
シゴト付き合いのある彼は、
もともと大阪市内と六本木に事務所を構えていたのだけれども、
急にバリに行ったかと思えば、事務所を畳んで、田舎町のシェアハウスに住むようになった。
映像作家だったはずが、今じゃ謎の肩書きだらけの名刺で、
何やってるニンゲンか皆目見当がつかない。
そして、数万円の支払いでも急かされるようになった…
世の中色んなニンゲンがいる。
私は、こういうニンゲンがちょっと苦手だ。
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