きっと、皆さんの想い、悲しみ、そして頑張ったね、という労いの言葉、むうたに届いたと思います。
むうたを看取ってから一週間。
まだまだ気持ちの整理もつかず、何一つ前に進めない状態でいます。
こんなにもあの子が私の心の中を占めてたなんて…
ポッカリ穴が空いた状態って、こういう事を言うんでしょうね。
そして、そんな想いを抱えていたのは、どうやら私だけではなかったようです。
毎日、夜はおうちに帰ってきて寝ていたふきまる。
居間でごはんを食べて、テーブルの上に置いた寝床で寝ていました。
ですが、むうたが逝った翌日から、急にごはんを食べなくなりました。
毎日帰って来て、同じ場所で寝ているのに、ごはんは全然食べない。
普段なら迷わず病院に連れて行くところですが、ふきまるはきっとそんなこと望んでないような気がして、そのまま見守ることにしました。
木曜の夜にはテーブルにも上がれなくなり、金曜には私がなでても逃げることもしません。
ああ…
いよいよなんだな…
そう思い、その日の夜はふきまると一緒にいることにしました。
ふきまるをなでながら。
少しでも、人の手の温かさを知ってもらえるように。
ふきまるが嫌がらないよう、そっと。
そっと…
日付が変わって、26日の土曜、午前0時39分。
ふきまる、虹の橋を渡りました。
「あいつはさみしがりやだから、俺も一緒に行ってやるんだぜ。
あみさんよ。
世話になったな。
人間の手ってあったかいんだな。
知らなかったぜ」
そう言って、旅立って行きました。
ふきまる。
あなたはいつでも気高き野良のプライドを捨てず、強く、たくましく、そして優しく。
最期まであなたは、我が家の周りのボス猫だったよ。
見知らぬ猫や、時にはたぬきや狐も追い払ってくれた。
ビスコの良き旦那さんだった。
そして私にプリッツやパナップやポッキーを与えてくれた。
むうたとも鼻ちょんしてくれた。
本当に素敵な漢だったよ。
ふきまる。
もう、寒い冬をお外で過ごさなくていいよ。
暑い夏を耐えなくていいよ。
誰ともケンカしなくていいよ。
どうか、ゆっくり休んでね。





大好きだよ、ふきまる。
むうたのこと、よろしくね。
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