猫族の思考は、ニンゲンを超越したところにあることは、皆さん例外なく経験済だとは思うのですが、
その更にななめ上を付き飛んでいるような、ナミ(笑)
まったくとらえどころのない、
彼の思考や行動。
その頭の迷路から抜けられない私も、
そんな彼の不思議な魅力に捉われている。
そんなナミは、なぜかノンノが大好きだ。
ノンノは姐さん以外は、あまり好きではないので、近づくナミを、たいていは追い返す。
小さなノンノが、我が家で一番大きなナミを、まるでサンドバッグのように叩く。
それでも一切めげることのないナミの存在を、根負けしたノンノが認めてる。
その不思議な関係は、ここ数年変わらない。
そんなナミは、5歳になった今でも、子猫時代のネガティブな経験から、
ニンゲンに対する不信感が消えておらず、
私以外のニンゲンには、ほとんど近づくことさえない。
そんな私でさえも、彼をだっこすることは不可能だ。
だから彼は、ニンゲンの前では、いつも緊張した表情を見せる。

それでも、ノンノの横にいるときは、
「はっ」とするほど落ち着いた表情を見せる。私たちには見せない顔。
ノンノはきっと、ナミのワンダーウォールなんだろう。
Because maybe you're gonna be the one that saves me
And after all, you're my wonderwall
色んな猫族が我が家にいる中、
ナミはそれを見つけたんだ。
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