最近、休日にはクルマに乗せてあちこちに連れ出してる。

本日は、買い出しのついでに
「世界の終り」を見に行こうと、隣町の河原に。
ここには、歩ける堰堤があって、
実際に歩いたことはないので、ヌプルを連れた機会で歩いてみた。

堰堤で、おおむね川上の水はせき止められ、
一部開放されたところから、水が勢いよく川下に向かって流れる。
その開放部に向かって歩く。
ヌプルは楽しげに尻尾を振って、私を引っ張る。
開放部に近づくと、水の音が途端に大きくなる。
ごうごうと流れる水を目の前に、これ以上は私たちの力では先に進めない。
「これが世界の終りだよ」とヌプルに示す。
もちろん、
世界はまだまだ先につながっているけれど、
どこかで我々の力が及ばない地点にまで到達する。
私たちが先へ進めない以上、これがワールド・エンドだ。
ヌプルは、大きな音が嫌いなので、
突端までは近づかない。
私が振り返ると、そそくさと帰り支度を始めた。
私は笑いながらそれについていく。
動物は賢い。
自分のチカラではどうしようもない困難を目の前に、
それに抗ったり耐えることでは、状況を何も変えることができないことを知っている。
そういうときは、ヌプルのように逃げればいいのだ。

家に帰ると、ナミが窓際で、
全身で太陽熱を吸収しようと粘っていた。
今日もまた、いい一日だったと、
そんな風にも思える(笑)
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