マイクロチップ

2021年2月5日(金) 620 / 6

ある人が庭にやってきた生後半年位の猫を保護しました。
うちの市では、猫の場合警察に言いに行っても取得物届などの用紙を記入することも無く、「迷子の届け出もないし、うちもあずかれないよ」の一言で終わります。
愛護センターに言っても、「うちではひきとれません。ご自分で世話はお願いします」で終わり、こちらも詳細な届出書類などは作成しないようです。
（★担当した人にもよるのかもしれませんが、お二人が同じような対応をされたと言っていました）
その方も警察に届けたものの、上記のような応対でしたので、それ以上は何もできませんでした。

それならうちの子として飼おう！と、ワクチンも2回済ませ、避妊手術もしようと予約。
そして当日、麻酔をかけて毛をそって、どうやら避妊をしてあるらしいことが判明。
さらに、マイクロチップが入っていることも判明。
その子には飼い主さんがいたわけです。
まだまだ猫にはマイクロチップが浸透しておらず、子猫を拾ってもマイクロチップチェックをする病院はほとんどありません。
今回は、たまたま傷口があって、さらにレントゲンにもマイクロチップがうつってきたので分かりました。
マイクロチップ挿入と、チェックが一般的になったら猫の迷子も減るんだろうな～と、その話を聞いて思いました。

そして続きがあります。
マイクロチップの登録は主に2か所あります。
ＡＩＰＯとＦａｍです。
ＡＩＰＯは動物病院や愛護団体が利用している所。Ｆａｍは、特定のペットショップが主にされている所。
動物病院や保健所でマイクロチップをチェックをした場合、その番号はＡＩＰＯにのみ問い合わせをされるところがほとんどです。Ｆａｍの存在を知らない人が多いのです。
実はその猫ちゃん、ＡＩＰＯに問い合わせたところ、登録なしだったそう。登録なしは、マイクロチップを入れても、登録をしなかったということです。と返答をもらいました。
ただ、その病院の方が、ＡＩＰＯ以外にも確か登録する団体があったような・・・という事を思い出し、他に登録できる団体がないかを聞くと、Ｆａｍの事を教えてもらえたそう。
そしてその猫は、Ｆａｍにのみ登録してあり、元の飼い主にたどり着くことができました。

迷子になった場合、そのマイクロチップをチェックするのはほとんどが動物病院ではないかと思うのです。
でも、ＡＩＰＯに登録していなければ、チップの情報が生かされない。
ペットショップでマイクロチップを入れた方（購入時すでに入っていた方）、今一度どこに登録をしてあるのか、確認されることをお勧めします。
ＡＩＰＯとＦａｍ、一つの番号を両方に登録することは可能です。ぜひ、ＡＩＰＯにも登録されることをお勧めします。
本当は一つの団体になるか、複数の団体があることをみんなが知識として知っておくか、が望ましいのですが、まず飼い主としてできるのは、ＡＩＰＯにも登録をしておくこと、だと思います。

かくいう私の猫たちも、入れよう入れようと思いつつ、マイクロチップ未装着なのですが・・(^_^;)

20 ぺったん