「いのちの歌」
生きてゆくことの意味
問いかけるそのたびに
胸をよぎる
愛しい人々のあたたかさ
この星の片隅で
めぐり会えた奇跡は
どんな宝石よりも
たいせつな宝物
泣きたい日もある
絶望に嘆く日も
そんな時そばにいて
寄り添うあなたの影
二人で歌えば
懐かしくよみがえる
ふるさとの夕焼けの
優しいあのぬくもり
本当に大事なものは
隠れて見えない
ささやかすぎる日々の中に
かけがえない喜びがある
いつかは誰でも
この星にさよならを
する時が来るけれど
命は継がれてゆく
生まれてきたこと
育ててもらえたこと
出会ったこと
笑ったこと
そのすべてにありがとう
この命にありがとう
竹内まりやさんが歌う
【いのちの歌】
初めて聴いた時、涙が溢れて止まりませんでした。本当に一つひとつの言葉が心に響いて、自分が秘めていた想いを代弁してくれているかのように聞こえてきて涙が止まりませんでした。
歌は下手なんですが、よく口ずさむ歌です。
今は保護猫『ふたば』『うらら』『ふわり』の子守唄になっています。歌ってあげると落ち着くのか静かに聞いています。
歌っている私も優しい気持ちになれます😌
クロ『KURO』♀️当時一歳
昨日は、亡くなって9年目を迎えるクロの命日でした。時の過ぎ行くのは早いものですね。
クロとのお別れは東日本大震災のあった一年後の3月19日。その前日18日は、私の人生最大の決断を迫られた日でもあります。
当時は震災一年目ということもあって、あの忘れられない津波や地震、原発事故の映像が繰り返し放映されていました。その映像を見ながら、私はクロのお腹をさすっていました。
クロちゃんのお腹は凄く固かったね…
人の手の拳大ほどの腫瘍がクロのお腹に居座っていました。腫瘍が腸を圧迫し便が全く出せない状態で、クロの頭の中では、いつも💩を出したい、でも出ない… 何でなの? 苦しい…
そんな毎日を、痩せ細った体で一生懸命に耐えていました。
それなのに神様は更に試練を与えます。
腫瘍は神経までも圧迫し、足の麻痺で歩けない状態に。
そんな壮絶な毎日と闘い続けた2ヶ月と半月余り。これ以上の苦痛を強いてはならないと病院とも相談し、旅立たせることになりました。
玄関の植木 綺麗に咲いた桜に似た花
今年は桜の開花も早く満開です🌸ここ最近は暖かかったせいか、早々と咲いてしまいました。綺麗だなぁ…
春に咲き誇る花を見るたびに、クロにも見せてあげたかったと想いが募ります。
クロちゃん
あの時はもっと寒かったよね…
綺麗に咲いた桜の花、君にも見せてあげたかったよ。
あの時、もう少しだけ、旅立ちを遅らせればよかった…
桜の花が咲き始めたのは、クロが旅立って一週間後だったと記憶しています。
私の庭にも2月頃に咲いていたはずの梅の花、沈み込みそうになる気持ちに必死にムチ打って通院と仕事をこなす日々でした。お花が咲いていたことも、見せてあげたいと思う気持ちも当時は忘れていました。心の余裕などありませんでした。
大事な時にいつもダメだね
ほんとごめん😢
厳しい冬を乗り越え大地に芽吹く春の季節。
だからこそ満開に咲く花は儚くも美しく感じるのだろうと思います。
咲き誇る花たち、綺麗だけどクロを偲ぶこの時期は少し切なくなる…
出逢いからお別れまでが半年余りと駆け足で去って行ったクロちゃん。過ごした時間の長さよりも、短くても太く生きたクロとの時間が深く刻まれています。私の心の奥深くに、今なお生き続けています。
だから…
君はこの星に【さよなら】はしたけれど、今、コスモスや愛親子へと確実に命は継がれています。
クロが出逢ってくれた奇跡に
私を選んでくれた奇跡に
そのすべてに“ありがとう”を言います。
これまでも、そしてこれからも
ずっと、ずっと、一緒に…🍀
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