一緒にいたわけでは有りませんでした。
2年ほどアパート暮らしをしていた
時、実家で先代ミミの娘として
生まれたミコさん。
帰った時、なんか三毛猫がいるな…。
そんな出会いだったと思います。
その頃、先代ミミとあまり仲良し
ではなかった私は、
「どうしたって、猫は先に居なくなるんだ。」
「ただの同居人くらいにしておけば、
あまり悲しまずにすむ。」
未だ以前の愛猫を失った事を
引きずっていた私は、そんな風に
考えていました。
…でも。
そんな事が出来るわけが無いのは、
皆さんも良くご存知のはず。
気が付けば、出迎えられ、
懐かれて、一緒に居るのが
当たり前になっていました。
そうして、瞬く間に過ぎ去った
14年間は、夢の中のような日々でした。
玄関で出迎え、私の自室に行くのを
催促する彼女に、早食いをした
事も数えきれません。

トイレやお風呂に行けば
ドアの前で私を呼んで。
おはよう、おやすみ。
お留守番たのむね。行ってきます。
ただいま、お留守番ありがとう。
ごはん?ナデナデ?
ブラシ掛けようか…(バーリバーリ)

「ここが一番落ち着くの😺」
夏も冬も、毎日ヒザでくつろいだミコさん。

肌寒い日には、ふところへ。

ナデナデをご所望の時に
知らんぷりなどしようものなら、
必殺のパンチが飛んで来たものです。

思い出しては、ホロホロと
くずれ落ちていく、暖かな淡い記憶。
旅立ちの日からずっと、
私はまだ、立ち止まったまま…。
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