2019年12月9日
以前SNS上の友人Aに受けたアドバイスの一つでまだ実行できていなかったことの一つをこの日することにした
茶代さん、伊達さん、白石さん が飼い猫でなく、野良であることを確かめること
近所で外飼いの猫を飼っている家への聞き込みをすることにした
私はご近所とはそんなに広く交流をしていないため、思いつく家は一軒しかなかった
普段話をするご近所さんからも その家以外の名前は出てこないので、とりあえず、そこに聞いて違ったら、野良猫認定することにした
外飼い猫がいるMさん宅では 予想通り、外に出しているコ達には全て首輪をしているし、避妊、去勢もしっかりしているとのことだった
茶代さんの写真を見せ、伊達さんや 白石さんの特徴を言って、確認をしたが、やはりMさんの家の猫ではないとのことだった
その日のうちに私は地域の動物愛護センターに電話をして、茶代さん のことを相談した
センターの相談員と話した内容は次のようなことだ
1 避妊すれば餌やりは続けてよい
2 できるだけトイレを管理すること
3 置き餌をしないこと
4 避妊は獣医師会にはいっている病院なら補助が出て7000円でできる
5 捕獲機も貸してもらえる
6 手術のタイミング 真冬に手術してリリースしても大丈夫なのか→大丈夫 むしろ繁殖の季節になってしまうので春を待ってほしくない
ウチの畑でオシッコする茶代さん
この日の夕方から、私は、もう一人、SNS上で相談にのってもらう人を増やしていた
元々相談にのってもらっていた友人Aが話を通しておいてくれた、TNRと捕獲のエキスパートBだ
相談にのってくれる人が増えるのはありがたかった
複数の目線からアドバイスを受けることで、視野が広がった
私はSNS上のメッセージ機能でBに煮え切らない想いを打ち明けた
私は 茶代さんを間近で見たときに、予想外にふっくらしていて餌に困っているように見えなかったことで、茶代さんに餌やりすることに迷いを抱き始めていた
TNRは餌やりとセットで考えていたから、餌やりしないのならば、TNRもやめようと思っていた
Bの考え方や行動にはいつも迷いがない…いわゆるオトコマエだ(Bは女性だが…)
やり取りしているうちに、いつの間にか、決心がついていた…
茶代さんには、餌やり 避妊 をしよう
餌やりを始めてしまって今更やめるのはかわいそうだ…
いるかいないかわからない 飼い主はもう知らない…
首輪なしでマイクロチップもいれていないなら、管理が悪いのだ
避妊したことを責められたところで知らなかったと言うしかない
野良の避妊・去勢をしてあれば、静岡なら、サクラ耳にしてあるか、マイクロチップをいれてあるはず…
一度捕獲して病院でマイクロチップの確認をしてもらう…
心配なのは、過去に避妊されているのに、さらにもう一度お腹を割いてしまう心配…
Bはエコーをかけて検査することをアドバイスしてくれた
以前、身内で里親になった雌猫の避妊がされているのかを病院に確認してもらうためにエコーをとってほしいとお願いしたことがある
病院はいつもコタロウがお世話になっている病院だ…
雌猫にはお腹に大きな傷がある
それは避妊がされている可能性を想像させるが、証拠にはならない
その雌猫は定期的に発情しているような行動をとっているという
避妊しても、発情の行動が止まらない猫もいるとは言うが…
雌猫を世話するうえで、避妊されているかどうかは重要だ
だから、可能性ではなく確証がほしかったのだが、エコーではそこまでわからないと言われてしまった
確認したければ、もう一度お腹を切って、子宮がないか確認をするしかないというのだ
結局 お腹に傷があるのだから、たぶん避妊をしてあるでしょう…
ということになり、手術はしなかった
動物病院に勤めていたことがある知り合いにもその件を聞いてみたが、猫の子宮はとても小さく人の親指ぐらいの大きさで、エコーで見落としてもおかしくない大きさらしいので、病院ではエコーしただけではわからない…と答える場合が多いだろう という回答だった
エコーはかけてもらおうと思うが、もしも、「子宮が見えません」と言われたら、悩むんだろうなあ…
Bからは他にいくつかアドバイスを受けた
1 飼い主不在の確認をすること
2 TNRする頭数を決めること
3 捕獲からリリースまでの計画を立てること
4 無理をしないこと
TNRは 茶代さんにはするとして、もし、今後も 伊達さんが敷地に来るのであれば、伊達さんについても検討しなければ…
だが、当面はまず 茶代さんだ…
計画を立てるために、避妊・去勢までの流れを理解してまとめなければならなかった
私の住む市では補助金が出るので、今後は、手術をお願いする病院と市の動物愛護センターと連絡をとりながら、日程等、しっかり計画を立てなければならない
もうすぐ年末、愛護センターも病院も休日等あるし、捕獲した猫を何日も捕獲機にいれておきたくはないので、細かく計画をしなければならない
無理はしないこと…
Bのその言葉には重みがある
猫が好きな人は自分の資材を投げうって、生活の大部分を猫のために捧げる人もいる
いままでSNSでフォローしてきて知っているかぎり、AもBもそういった種類の人だと思っている
二人とも自分達ができていることが、全ての人が簡単にできることではないことをよく知っている
ようするに大変なのだ
涼しい顔で、「なんでもないことですよ」と言ってはいても
誰もが簡単にマネできるようなことではないのだ
私は 避妊・去勢をしたとしても、リリースすることを決めていたが…
二人は、多くの猫を保護して、去勢・避妊をしてきた
人間と共生できそうな猫には新しい家族を探して届けるところまでやっている
そのコに里親が見つからなければ自分でひきとる
そこまでのことをするには、自分の経済状況、生活、仕事、全てに支障をきたさないように、ましてや、崩壊しないように、しっかり線引きをして行うことが重要なのだろう
二人が発信するブログはいつもユーモア混じりの楽しいもので、そういう悲壮さ、苦労に関する注意喚起はしているものの、やったことのない私達にとっては やはり未知の世界である
実際のところ、大変でないはずがない
少なくとも、お金がかからないはずはないのだ…
線引きについては、経験上、無意識に最良の方法をとるようになっているのではないだろうか
それと比べて私はまったくの素人だ
二人にとって私の行動は、きっとあぶなっかしくしかないだろう…
その日の夜中 初めて茶代さんがカプセルホテルを使用していたところに遭遇した
中に置いてあった餌皿を下げようと手をつっこんだとき、びっくりして飛び出してきたのだ
そのとき、水をひっくり返し、私に向かって「シャーっ」と一喝した
私は皿と水入れを持って急いで家に入ると、予備の皿に食事とぬるま湯を入れてカプセルホテルに戻り、中に置いた
見ていたい気持ちもあったが、私がずっと見ていると落ち着かないだろうから、とりあえずは退散した
夜は寒かった
食事をするだけでなく、中で寒さをしのぐためにも使ってくれると、作った甲斐があるのだが…
とにかく、茶代さんがカプセルホテルを使ってくれたことはとても嬉しかった
これから本格的に寒くなる前に、もう少し暖かく過ごしてもらえるように工夫しようかな…
※2019年12月の記録です
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