食欲がガクンと落ち、吐き気がするようで口をモゴモゴすることが増えた。
昨夕は吐き戻しや、よだれがあったが、個室に入れて撫でると落ち着いた。
本日は、それまでとは打って変わって、一見元気そうだ。
けれども食欲がない。
点滴は、通院ストレスを考慮して家で行っている。
本日は、血液検査を兼ねた週に1度の通院日だった。

点滴を行うことで、機能していない腎臓で処理しきれない老廃物は薄くなる。
もちろん、そのせいで血液も薄くなる。
先週は割合奏功していた点滴が、今週はうまく奏功していない。
再びBUNは140を超え、クレアチンは9弱と…
そしてより薄まった血のおかげで、貧血体質になっている。
妻と先生が話をしている中、
数字が悪すぎる…という話をハッキリと伝えきれない先生の言葉を継いで、
私が「どこかのタイミングで緩和ケアになるかも」と口を挟んだ。
そんなことはたぶんみんな分かってる。
けれども認めたくないだけなんだろう。

シゴトが終わって帰宅して、
ノンノの姿が見えなくても、呼べばいつでも、
面倒臭そうな声と顔で、けれどもしっぽをゆらゆらさせてやって来る。
それが面白くて、つい用事もないのに名前を呼んでた。
そんなアタリマエの日常が、いつか無くなるってことを、
私もやっぱり、認めたくないってだけなんだろう。
腎不全は一喜一憂するもの、とは聞く。
だから逐一の反応だけで、憂いてはいられないんだろう。
大切な大切な我が家の「ほぼ娘」が頑張ってるから、
私たちもまた頑張ろう。
最近のコメント