2024年4月1日 18:00 更新記
====== ★★迷い猫の捜索アドバイス(補足)★★ ======
目次:
1.《特に重要:必ず実施へ》早急な警察と保健所への迷子届け
2.多くの飼い主さんの無事見つけた捜索事例の紹介
3.自宅から脱走した場合の置き餌(餌と水)について
4.マンション/アパート内で脱走した場合の専用捜索方法
5.居そうな場所の捜索
6.発見率が高い夜間捜索(夜間~深夜~早朝)
7.《特に重要:必ず実施へ》アナログ捜索(チラシ配布やポスター貼り)の重要性
8.ネコジルシ以外の他の大手迷子掲示板紹介
9.信頼できるペット探偵の紹介
1.《特に重要:必ず実施へ》早急な警察と保健所への迷子届け
まだでしたら、殺処分されないように
早急に管轄の警察と保健所に迷子届けをしてください。
管轄の保健所は警察が教えてくれます。
遠くへ移動も考慮して隣接の保健所へも。
警察や保健所に収容されると5日間程度で
殺処分されてしまいます。
(注)警察と保健所は、お互い全く情報共有していませんし、
お互いに連絡し合うこともしません。
迷子届けは必ず、警察と保健所の両方に出してください。
※日本の縦割れ社会の弊害で、どうすることもできません。
■警察のみに迷子届けを出した場合
交通事故のケガや重病で動けない猫を住民通報で
保健所が直接収容することがあります。
警察と保健所は、お互い情報共有していませんので、
保健所への迷子届けがないと5日間程度の収容で
殺処分されてしまいます。
■保健所のみに迷子届けを出した場合
猫を保護された方が警察に飼い主さんの迷子届けを
問い合わせることが多いですが、警察は
「飼い主さんからの迷子届けはありません」と答えます。
警察と保健所は、お互い情報共有していませんし、
警察が保健所に問い合わせすることもしません。
また、保護した方が警察に書類上の猫の拾得物の
届け(猫は自宅に保護)を出すことがあります。
3か月経過しても警察への飼い主さんの迷子届けがないと、
法的に保護した方に猫の所有権が移行してしまいますので
注意してください。
⇒交通事故のケガや重病で動けない猫が住民通報で
警察または保健所に収容されることが多いです。
⇒出入り自由の飼い猫が散歩中に、迷い猫と勘違いされ、
保護されている場合もあります。
これを誘拐と誤解される飼い主さんが多いです。
特に交通量が多い交差点や道路周辺を散歩している場合は、
猫好きな方は心配で見ていられなく、やむなく保護する
ケースが多いです。
保護された方も必死で飼い主さん探しをしており、
警察や保健所に飼い主さんの迷子届けを確認することが多いです。
自宅に保護できない方(ペット不可のマンション/アパート住まい、
犬や先住猫がいる、猫アレルギー)は、やむなく殺処分を承知で
猫を警察または保健所に渡してしまうこともありますので
注意してください。
⇒警察に収容された場合、飼い主さんの迷子届けがないと
即日または数日後(保健所の休み明け)に管轄の保健所に
移送され殺処分対象となります。
⇒猫の保健所名は、〇〇指導センター、〇〇愛護センター、
〇〇保護センター、〇〇ふれあいセンターというような
名前もあり、保健所ではないのですが、
保健所と同じく、猫や犬を収容して殺処分しますので注意してください。
⇒保健所ですが、飼い猫が収容されている、または収容されている可能性が
高いのですが、土曜・日曜・祝祭日で保健所が休みで確認がとれない場合は
直接保健所に出向いてください。
保健所は動物を収容していますので、休みでも一部の職員が
出勤していることが多いです。
電話は通じませんので直接出向いてください。
警察は年中無休で24時間対応可です。
⇒動物愛護団体・猫ボランティア・一般の方で飼い猫らしき猫を保護した場合、
警察・保健所への飼い主さんの迷子届けがない、または
あるネット迷子掲示板に投稿して飼い主さんの返事がない場合は
飼い主不明ということで里親に出してしまう(ネットの里親募集掲示板や譲渡会)
こともありますので注意してください。
⇒迷子届けは期限(1~3か月?)がありますので、
長期捜索中の場合は確認して、
迷子の再届けをしてください。
数カ月、半年、1年でも無事見つかった例は
ザラですので、絶対に諦めないでください。
海外では、5年や10年ぶりに無事見つかった例が
複数ありますし、日本でも数年の例は複数あります。
殺処分0を推進している地域の警察や保健所は
健康な猫は引き取りを拒否しますが、
交通事故の大ケガや重病の猫は収容します。
迷子届けをしていないと、やはり殺処分です。
⇒本当の意味の殺処分0ではないことに
注意してください。
★迷子届けで、愛猫の種類がわからない場合は
下記リンクに猫の種類を紹介しています。
【一般猫の種類(日本猫)】
https://petokoto.com/articles/217
一般猫ではキジトラ系(黒と茶の縞模様)・サバトラ系(黒とグレーの縞模様)・
茶トラ系(茶と薄茶の縞模様)が野良ちゃんに非常に多いです。
上記で白地がある猫はキジトラ白猫、サバトラ白猫、茶トラ白猫と呼んでいます。
黒白のブチ猫も多く、顔が黒白のハチワレ模様(八の字)の猫を
黒白のハチワレ猫と呼んでいます。
黒猫も多く、全身真っ黒で他の黒猫と判別が困難で、
見分ける方法は、しっぽの特徴です。
(長い/短い、太い/細い、真っすぐ/鍵しっぽ)
黒猫の場合は、体の横(しっぽの先端まで写っている)の写真が重要です。
⇒迷子届けやチラシ/ポスターでは特徴(毛色や模様、長毛、耳カット、しっぽなど)を
強調してください。
特徴がないとチラシ/ポスターで誤認の目撃情報が多発して
1匹1匹確認するだけで大変な作業となってしまいます。
⇒野良ちゃんには、めったに長毛はいませんので長毛は大きな特徴です。
⇒しっぽは、(長い/短い、太い/細い、真っすぐ/鍵しっぽ)
鍵しっぽとは、先が曲がっているしっぽのことです。
⇒耳カット(さくら耳と言って去勢/避妊済の印)も大きな特徴です。
一般的なTNR活動(野良ちゃんの去勢/避妊)では、
オス去勢は右耳先端Vカット、メス避妊は左耳先端Vカットですが、
地域によっては性別で逆または性別に関係なく片耳の所もあります。
去勢/避妊済の印のVカットですが、これもVカットではなく、
水平カットもあるようです。
⇒三毛猫とサビ猫の判別を間違える飼い主さんが多いので、
下記リンクで確認してください。
【アメショやロシアンブルーなどの種類】
https://www.konekono-heya.com/syurui/index.html
スコティッシュフォールドは垂れ耳で有名ですが、立ち耳もあります。
立ち耳の場合は「立ち耳のスコティッシュフォールドを探してます」
と強調してください。
2.多くの飼い主さんの無事見つけた捜索事例の紹介
捜索の参考にしてください。
■自宅から脱走した捜索事例
下記リンクの
(例108)は約1カ月半ぶり、
(例101)は約2か月ぶり、
(例42)・(例47)・(例50)・(例91)は約3か月ぶり、
(例12)・(例15)は約4か月ぶり、
(例13)・(例22)・(例84)・(例85)は約半年ぶり、
(例70)は約9か月ぶり、
(例20)・(例109)は約1年半ぶり、
(例24)は約2年4か月ぶりに無事見つかった実例です!
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《注目例》
(例15)脱走後、3か月ぶりにチラシで800m先で発見、
その後1か月半餌付けして無事保護の忍耐勝負の事例です。
(例21)線路を渡り足が潰れていてもチラシ配布の力で命が助かった事例です。
(例31)まさか!隣の空き家に野良ちゃんたちと一緒にいた捜索事例です。
(例32)北海道地震で脱走した飼い猫を見事な捜索方法で
約3週間ぶりに無事発見保護した捜索事例です。
(例35)出入り自由の20歳近い老猫が、毎日1キロ先まで
散歩していたことを飼い主さんが初めて知った捜索事例です。
(例74)トレイルカメラによる置き餌録画監視での捕獲作戦成功事例です。
(例88)日本の超高齢化社会で、
いかにアナログ捜索(チラシ配布やポスター貼り)が
大切かを身をもって知った捜索事例です。
それと脱走した飼い猫を助ける野良が存在することも知った例です。
(例96)福島県沖地震で脱走した飼い猫を約1週間ぶりに
無事発見保護した捜索事例です。
(例99)全盲猫が自宅から脱走した捜索事例です。
(例100)子猫が脱走した捜索事例です。
(例101)子猫の脱走ですが約2か月ぶりに無事保護した捜索事例です。
(例102)有力な目撃情報が全くないので、チラシ配布を2倍の距離に
広げたら、すぐ有力な目撃情報があり無事見つかりました!
(例103)ネット捜索(複数の迷子掲示板、ツイッター、FB)しか
頭になかった飼い主さんが、
アドバイスでチラシ/ポスター配布をしたら、
あっという間に愛猫を見つけた捜索事例です。
(例105)20歳メス老猫が自宅から230m先の河川敷で
3匹のカラスに襲われ瀕死の重傷例です。
(例106)自宅で脱走した形跡がないのに行く不明。
実は自宅内にいた捜索事例です。
(例107)片目のオス飼い猫が自宅から500m先の
野良ちゃんが多い場所(餌やりさんがいる)で
一緒にいた実例です。
(例108)保護まで1カ月半かかりましたが、自宅から5分ほどの
近所の空き家で暮らしていたそうです。
(例109)出入り自由猫の約1年半ぶりの無事保護でしたが、
隣県の保護猫カフェに譲渡されていました。
※下記の四角の線内に囲まれた青い字のタイトルをクリックしてください。
以降も同様です。
■自力で帰れない動物病院などの出先で脱走した捜索事例
下記リンクの(例17)は公園で散歩中の脱走事例です。
アナログ捜索(チラシ配布やポスター貼り)中心の捜索です。
他県でのかなり遠方の脱走の場合は、脱走した地元の
動物愛護団体・猫ボランティア・町または村役場(地方の場合)にも
捜索の協力を求めてください。
⇒脱走して2,3日以内の早い段階では、
元の脱走した場所に戻ることがあります。
置き餌または捕獲器を設置してみてください。
捕獲器は地元の動物愛護団体に借りることも可能です。
⇒動物愛護団体・猫ボランティア・町または村役場(地方の場合)へ
ネコジルシ掲示板またはLOSTPET.JP掲示板で無料作成した
チラシ/ポスターPDFファイルをメールで送って
捜索の協力を求めてください。
動物愛護団体・猫ボランティアはネットで調べたり、
地元の保健所と接触がありますので、職員が知っている場合があります。
⇒あくまで、ご自分での現地でのチラシ/ポスター配布が
捜索の中心です。
信頼できるペット探偵に依頼して大量のチラシ/ポスター配布もできます。
★(重要)捜索時の便利道具紹介。
捕獲器や持ち運び可能で動体検知で自動録画する
安価なトレイルカメラ(監視カメラ)も紹介。
★猫の散歩や外での抱っこでの脱走が非常に多いです!
猫の散歩や外での抱っこは厳禁です!
★無責任な慰めの言葉に注意!
ご主人や家族の協力を得られないケースが多いです!
捜索は絶対に諦めないでください!
3.自宅から脱走した場合の置き餌(餌と水)について
空腹で餌を探しに遠くへ行かないように家の周りに
置き餌(餌と水)をやってください。
実施が早ければ早いほど、発見率が高くなります。
猫は夜行性かつ、超憶病ですので、人や車が少ない
夜間(夜間~深夜~早朝)に活発に動き、
置き餌を食べにくるのも夜間や深夜が多いです。
⇒置き餌の本来の目的は直接捕獲するためだけではなく、
空腹で餌を探しに遠くへ行くのを防ぐことと、愛猫の餓死防止です。
置き餌で近くに引き留めておけば、何とかなります。
餌がないとゴミ集積所の腐った食べ物やプラスチック類を食べてしまい
死に至ることがあります。
⇒野良が少ない場合は、誘導するために飼い猫のトイレの臭いが
ついた猫砂を家の周りに沿って撒いてみてください。
自分の臭いは精神安定剤にもなりますので。
ただし、野良が多いと野良に臭い付けされてしまい
逆効果もありますので注意。
可能なら夜間や深夜でも、愛猫が帰ってきて、
すぐ入れるようにドアや窓を開けっぱなしにしてください。
サッシ窓は前述の「捜索時の便利道具紹介」にあるように
防犯できる「戸じまりくん」が便利で、
人が入れない隙間で完全固定できます。
⇒発見しても、かなり怯えていて飼い主さんが呼んでも
逃げてしまう場合は捕獲器を使用してください。
捕獲器が閉まらないように細工して、数日置き餌代わりにして
捕獲器に慣らす方法もあります。
愛猫の存在確認がとれない場合はトレイルカメラを設置して
確認ができたら捕獲器を作動させます。
下記リンクは捕獲器についての説明です。
⇒野良が多い場合は家の出入口前には置かず(飼い猫が家に
入りやすいように)、少し離れた場所に置き餌を分散させてください。
24時間置き餌に張り付いている野良はいませんので、
飼い猫が食べることもできます。
ですので、置き餌は餌が無くなったら補充してください。
特に夜寝る前に。
⇒近所の目を気にして置き餌をしない飼い主さんがいますが、
愛猫が餓死した例もあります。
また、虫を食べて飢えをしのいで発見された時は
骨と皮のガリガリで餓死寸前だった例もありました。
★置き餌については反対意見もありますが、
下記リンクを読んでいただければと思います。
置き餌方法や置き餌のアリやナメクジ対策も載せています。
◆<トレイルカメラ(持ち運び可能な動体検知の自動録画)の活用>
日中、ちょっと監視しただけで、愛猫のいる気配が全くないと
嘆き悲しむ飼い主さんが多いです。
トレイルカメラは24時間動く物体を正確に自動録画します。
比較的安価品(防水)で、プロのペット探偵の必須道具です。
日中はカラー映像で夜間は赤外線の白黒映像です。
置き餌監視用と外の居そうな場所の監視用で
複数台購入する飼い主さんもいます。
アマゾンや楽天市場で多数の種類を売っています。
⇒トレイルカメラが届くまでの間または事情で購入できない方は
猫が来たかを単純に知りたい場合は小麦粉を撒いてください。
来てれば猫の足跡が残っているはずです。
※トレイルカメラは飼い猫か野良かの判別は可能ですが
小麦粉では判別できません。
新居からの脱走の場合、旧家が遠くなければ
旧家に戻ることがあります。
過去に大きな道路を3つも渡って旧家に戻っていた例や
800m離れた旧家に1日で戻っていた例もありました。
トラックなどの荷台に乗って遠くへ移動した可能性がある場合は、
遠方捜索のネット捜索(複数の大手迷子掲示板、ツイッター、FB)を
強化してください。
他の複数の大手迷子掲示板やスマホ用迷子掲示板は
下記に紹介しています。
ただ、途中の信号待ちで車から降りてしまい、
意外と近い場所にいる可能性もありますので、
居そうな場所に集中してチラシ/ポスターを配布してください。
4.マンション/アパート内で脱走した場合の専用捜索方法
マンション/アパート内の脱走が非常に多いです。
下記リンクはマンション/アパート内の専用の捜索アドバイスです。
実際にあった捜索事例も紹介しています。
⇒他人の部屋のベランダ内や部屋内を捜索できないので
マンション/アパート内全住人および管理人に
チラシを手渡しまたはポスティングすると発見率が非常に高いです。
5.居そうな場所の捜索
過去の飼い主さんの捜索実績で、何度も捜索した場所で
発見したという事例が多いです。
猫は餌や水を探して動き回り、また同じ場所に戻ってくることがあります。
捜索する場合は時間帯を変えながら、名前を呼んで同じ場所を
何度も探してください。
⇒(重要)外の捜索では、必ず好物と洗濯ネットを持参して、
発見したら座るように姿勢を低くして好物で誘って
保護したら、やさしく洗濯ネットに入れてください。
抱いて帰ろうとしたら怯えて、また力ずくで逃げられた例が多いので。
⇒仲の良い飼い猫仲間の鳴き声を録音して流しながら
探すのも有効です。
駐車場などの車の下や車のボンネット内(車の底から出入り可能)、
軒下、物置、ガレージ、納屋、側溝、エアコン室外機の裏や下、
コンテナの下、庭、草むら(隠れやすい)、空き家、会社倉庫、
公園、神社、学校(幼稚園も)など。
⇒子猫は危険を感じたり寒さしのぎに、駐車している車の底からボンネット内に
入り隠れることが多いです。野良ちゃんも。
名前を呼んで反応を聞いてください。
⇒近所の軒下(飼い主さん宅も)や側溝に1週間近く隠れていた例もありました。
⇒学校は日中、運動場に生徒さんがいますが、夕方や夜間は無人の運動場で
憶病な猫にとっては安心の場かもしれません。
神社もそうですが。
⇒野良が住んでいる空き家も捜索してください。
ある飼い主さんは空き家の前にトレイルカメラを設置して
24時間自動監視したそうです。
トレイルカメラの録画映像で、飼い猫が野良と一緒に空き家から
出てくるのを捕らえたそうです。
飼い猫が野良ちゃんたちの仲間になっていたのです。
冬や寒い日は、日中(午前中~夕方)に日当たりの良い場所で
日向ぽっこしていることが多く、人目につきやすくなります。
個人宅庭・駐車場・空き地・塀の上・屋根・公園・草むら・日当たりの良い道路脇・
マンション/アパート前の日当たりの良い空きスペースなどを
捜索してみてください。
野良が多い場所(誰かが餌やりしている)も捜索してください。
野良の仲間になり、一緒に長期間生活していることも多いです。
⇒過去の実例ですが、3か月行方不明のメス飼い猫が
自宅から1キロ先の野良が多い場所でオス野良に守られながら
一緒に生活していたそうです。
新居からの脱走は、旧家が遠くなければ元の旧家に
戻っている可能性もあります。
ある飼い主さんの例ですが、大きな道路を3つも渡って
旧家に戻っていたそうです。
元野良ちゃんを保護して飼い猫にしてる場合、
遠くなければ元保護した場所(誰かが餌やりしている)
に戻っている場合があります。
雨上がりが捜索のチャンスです。
降っている間は隠れていますが、止んだり小降りになってくると
空腹で餌を探しに徘徊します。
◆注目例
いくらチラシ配布やポスター貼りの範囲を広げても
全く有力な目撃情報が無いが、どうしたら?
自分が想定している方角と反対方角も捜索してみてください。
過去の例で、意外と反対方角にいたケースが多いです。
それと、まさか!あっちには行かないだろうと思っている方角にも。
冬や寒い時期は、暖かい太陽が昇る東~南の方角に移動したり、
夏や暑い時期は、涼しい北~西の方角に移動することがあります。
ただし、その土地の環境(山、川、建物、人流など)の
違いがありますので、あくまで目安です。
過去の実例ですが12月冬、群馬県の家猫が自宅から脱走しました。
北の方角に逃げたので、北の方角に集中してチラシ/ポスターの配布を
しましたが、全く目撃情報がありません。
範囲を広げても。
3か月経過後に、ツイッターで似た猫の目撃情報がありました。
現場で確認したら、まさに愛猫でした!
自宅から逃げた方角と反対方角の南で、それも自宅から、
わずか100m先でした!
南は全く捜索もしていないし、チラシ/ポスターの配布も
全くしていなかったそうです。
飼い主さんは、もっと早く捜索していれば、
すぐ保護できたのにと悔やんだそうです。
理想の捜索方法は360度全方位のアナログ捜索(チラシ配布やポスター貼り)を
お勧めします。
⇒下記リンクは脱走した周辺を地図にコンパスの円を描き、
徐々に円の範囲を広げながら置き餌で猫の捜索をした実例です。
アナログ捜索(チラシ配布やポスター貼り)でも同様です。
◆珍例
・地方の獣道で害獣罠にかかって(片足)身動きできない愛猫を
発見救出した飼い主さんがいます。
・ビニールハウスの隙間から入ったのですが、
出られなくなって、ビニールハウス内をウロウロしていた
愛猫を発見救出した飼い主さんがいます。
・ガレージ・物置・納屋・倉庫に閉じ込められた飼い猫を
チラシ/ポスター配布で無事発見されたことがあります。
⇒個人宅ガレージや会社倉庫に閉じ込められるケースが多いです。
外から時間帯を変えながら名前を呼んで反応を聞いてください。
緊急救助の場合は警察を呼んでください。
・猫の散歩での脱走が非常に多いです。(猫の散歩禁止を拡散中)
リードを付けたままの脱走で、リードが建物の門や木などに
ひっかかって身動きできない状態の飼い猫を発見救出した
飼い主さんがいます。
・家と塀の間に挟まって身動きできない
⇒警察または消防にヘルプです。
・屋根に登ってしまって降りられない
⇒警察または消防にヘルプです。
◆注目!【猫の行動予測】
冬は暖かい太陽が昇る東~南の方角に猫が移動することが多く、
夏は涼しい反対方向の西~北の方角に移動することが多いとのことです。
ただ、その土地の環境の違いがあり(山、川、建物、道路、人流など)
一概に決めつけはできませんので、あくまで目安です。
自分が想定している方角の捜索で、どうしても見つからない場合は
上記を検討してみてください。
⇒たまたまなのかもしれませんが、ある飼い主さんの実例で、
真冬に北に向かって脱走した飼い猫が反対方向の
南の方向の場所で発見されたとのことです。
◆犬笛について
犬や猫の訓練やしつけに使用されるホイッスルの一種で、
人間の耳には聞き取れない高音(高周波)を鳴らします。
訓練された飼い猫ですと、犬笛を吹くと聞こえる範囲の距離が前提ですが
飛んで戻ってきます。障害物があるとダメですが。
訓練されていない飼い猫には無反応または興味を引く程度だと思いますが
隠れている飼い猫に好奇心を煽って、外におびき出せる可能性もあります。
野良ちゃんも出てくるかもしれませんが。
人間には聞こえませんので、夜中でも吹くことができます。
ただし、極度に怯えている飼い猫には、さらに警戒心を増してしまうかもしれません。
名前を呼んでも姿を現さない場合、犬笛で試すのも1つの捜索方法かもしれません。
犬笛使用有無は飼い猫の性格をよく知っている飼い主さんの判断に委ねます。
犬笛はアマゾンや楽天市場で千円ぐらいの安価で売っています。
●犬笛を吹く注意点:
犬笛は全くの無音ではなく、若干聞こえます。
聞こえるぐらいに、おもいっきり腹に力をこめて吹かないと効果がありません。
犬笛の前の障害物を避けて吹いてください。
◆居そうな場所の正確な監視は
トレイルカメラ(持ち運び可能な動体検知の自動録画)を
活用してください。
◆発見しても、かなり怯えていて飼い主さんが呼んでも
逃げてしまう場合は前述で説明した捕獲器を使用してください。
6.発見率が高い夜間捜索(夜間~深夜~早朝)
夜間捜索(夜間~深夜~早朝)は重要です。
猫は夜行性(薄明薄暮性とも言われていますが)かつ、
超憶病なので季節に関係なく、人や車が少ない夜間や深夜に
活発に動きます。
夜間、全ての猫は遠くからでも懐中電灯で照らすと目が光ります!
黒猫でも捜索可能。
(注)ただし、懐中電灯が近すぎると
逃げてしまいますので、少し離れた場所から
静かに名前を呼びながら照らしてください。
プロのペット探偵は双眼鏡を首にぶら下げ、
懐中電灯で遠くを照らして猫の光る目を探します。
光る目を見つけたら、双眼鏡で猫の向きが変わった瞬間に
体の横の柄を見て探している猫かどうか確認します。
防犯上、深夜捜索(夜中2時や3時)が
できない場合は日の出の早朝捜索をしてください。
日中猛暑の夏は夜間捜索が中心です。
冬や寒い日は日中に日向ぽっこしていることが多いので、
日中捜索と夜間捜索の両方が重要です。
7.アナログ捜索(チラシ配布やポスター貼り)の重要性
日本は世界一の超高齢化社会ですので、チラシ/ポスター配布が効果的です。
2023年には50歳以上の方が総人口の半数を超えています!
周り近所は高齢者ばかりです!
⇒近所で保護されていても、ネット環境がない、または使えない
ご高齢者には飼い主さんがチラシ/ポスター配布しなければ伝わりません。
⇒ポスター貼りは、電柱・スーパー・コンビニ・動物病院が
非常に効果的です。
特にスーパー・コンビニ・動物病院のポスター貼りは
遠方の方も来ますので、遠方にチラシを配布した同等の効果があります。
外のポスター貼りでは、雨に濡れても大丈夫なように
100円ショップなどの透明OPP袋を利用してください。
または撥水や耐水タイプのA用紙で印刷してください。
⇒ペット禁止のマンション/アパート住まいの方が
道路での交通事故が危ないので、やむなく一時的に
猫を保護している場合もあります。
通り道にポスターを貼っておくと効果的です。
⇒稀ですが、高価な猫(ロシアンブルー、アメショなど)を
たまたま保護された方(誘拐ではありません)は
飼い主さんに返したくないことがあるようです。
近所にチラシ配布やポスター貼りをされ、大げさになってから、
しぶしぶ飼い主さんに返す方がいるようです。
◆(重要)無料で猫のチラシ/ポスターの自動作成(写真付きPDFファイル)が
できるネット迷子掲示板紹介。
①ここのネコジルシ迷い猫掲示板
猫の写真を1枚載せられ自動作成してくれます。
※ユーザ登録および迷子捜索の投稿が必要
②LOSTPET.JP掲示板
ネコジルシ掲示板は猫の写真を1枚しか載せられませんが、
2枚まで載せられ、チラシ/ポスターの縦横の指定もできます。
また、迷子(脱走した飼い猫探し)だけでなく、
保護(他人の猫を保護して飼い主さん探し)の
チラシ/ポスター作成もできます。
※ユーザ登録不要および投稿不要で作成可能
https://lostpet.jp/
◆一般的なチラシ/ポスターの作り方および配布方法
安価な印刷会社も紹介。
★(重要)ポスター貼り方法(1)~(5)と
チラシの配布方法(1)~(9)は必ず目を通してください。
★(重要!)捜索の基本です!
脱走場所から1キロまたは2キロ以内は
アナログ捜索(チラシ配布やポスター貼り)を重点的に、
1キロまたは2キロを超える遠方は
ネット捜索(複数の迷子掲示板、ツイッター、FB)を行い、
遠近両方で捜索します。
アナログ捜索+ネット捜索です。
アナログ捜索は近所から始め、目撃情報がなければ、
徐々に範囲を広げ(360度全方位)、最大1キロ先または
2キロ先まで行います。
⇒出入り自由の猫ちゃんの場合は、完全室内飼いの猫より
遠方に移動してしまうことがあります。
過去の実例で出入り自由の20歳近い老猫が
毎日1キロ先まで散歩して帰ってきたケースがあります。
アナログ捜索は1キロまたは2キロ先まで行ってください。
⇒猫ボランティアさんから
猫は「自分で帰ってくる」「100m以内にいるはず」と
アドバイスされた飼い主さんも多いと思いますが、
マニュアル通リの猫ばかりではないです。
実例ですが、自宅からメス愛猫が脱走したのですが、
飼い主さんが自宅から2キロ超先までチラシのポスティングを
広げたら有力目撃情報があり、脱走から2週間後に
自宅から2.5キロ先でメス愛猫を捕獲器で無事保護しました。
⇒アナログ捜索(チラシ配布やポスター貼り)の詳細は
上記リンクの「一般的なチラシ/ポスターの作り方および配布方法」で
紹介してますので参考にしてください。
チラシ配布(個人や個人宅など)とポスター貼り(屋外)の用紙サイズですが、
チラシ配布はA5サイズ(A4の半分)、ポスター貼りはA4サイズをお勧めです。
チラシはA5ですと受け取ると小さいので折りたたむ必要がないですし、
小さいので邪魔にならないので捨てられるのを防ぐことができます。
8.ネコジルシ以外の他の大手迷子掲示板紹介
ネット捜索(複数の迷子掲示板、ツイッター、FB)も
行ってください。
今までの実績で迷子掲示板やツイッターでの目撃情報で
無事発見された例が複数あります。
下記リンクはネコジルシ以外の他の大手迷子掲示板や
意外に利用度が高いスマホ用迷子掲示板を紹介しています。
栃木県専用の迷子掲示板「とちポチ」も紹介。
「・・数撃てば当たる」という、ことわざがありますが、
全ての迷子掲示板に投稿しまくって無事見つけた飼い主さんもいます。
■ハッシュタグによるツイッターの効果的な捜索例
下記リンクの(例11)はアナログ捜索(チラシ配布やポスター貼り)+
ネット捜索(複数の迷子掲示板、ツイッター、FB)を実施して、
ハッシュタグのツイッターで1キロ先の飼い猫を発見した実例です。
9.信頼できるペット探偵の紹介
遠方の脱走で捜索困難または、仕事などの事情で
捜索する時間がとれない飼い主さんに対して
ペット探偵を下記で紹介しています。
ペット探偵は大量(千枚以上)のチラシ/ポスターの
作成&配布もしてくれます。
下記リンクはペット探偵の紹介です。
⇒詐欺まがいなペット探偵が多いです。
成功報酬型ペット探偵は要注意です!
テレビ出演しているから信頼できるとは限りません!
ペット探偵の捜索期間は、一般的には3日間の時間的制約が
ありますので、見つかる保証がないことをご承知願います。
また、どこのペット探偵でも捜索範囲は時間的制約から
脱走場所から最大500mまでが限界と思われるので、
猫が500mを超えて移動した場合は、
ペット探偵は見つけられないことも、ご承知願います。
⇒(費用負担が重荷で依頼するかどうか悩んでいる方へ)
飼い主さん本人が積極的に捜索できるのでしたら、
まずは上記で紹介したペット探偵の無料の電話相談(アドバイス)だけで
自分で全力捜索をしてください。
どうしても限界を感じたら依頼を検討してください。
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以上
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