この2〜3日ばかりは食欲が落ち、体調を崩してたとは言え、その朝も比較的元気ではいました。
昼には、近所もサンポできた…と言います。
それがその夕、私がシゴトから帰宅すると危篤状態に。

極度の栄養不良と、尻尾の壊死で、もって1ヵ月くらいかな?と、
我が家ではミーコを看取るつもりで引き受けました。
尻尾は最終的に切断しましたが、持ち前のバイタリティで元気を回復。
その後、甲状腺亢進症が発覚し闘病していましたが、1年半も元気で過ごしてくれました。
私にはあまり馴れず(結構ゴハンは上げてたんだけど…)、妻のあとばかり付いて歩いてました。そしていつもお腹が空いたとナーナー鳴く。
そんな足音や声が消えて、我が家は随分静かになりました。
彼女が亡くなったとき、既に覚悟はしていたせいもあり、あまり感慨もなかったのですが、その気配のなさに慄然とします。

彼女は流れる水しか飲まないから、開けっ放しの蛇口が一つ。それを閉めた時、改めて私は自分たちの生活が、ミーコに大きく影響されてたってことを実感しました。
最期は妻の腕の中で、眠るように去っていきました。少しは痙攣したり、苦しそうな息をするかと思えば、それもなく。ホントに見事な大往生。さすがは大姐さんです。

不思議なことに、ミーコが亡くなった日の夜、久しぶりにタロー君がやって来ました。まるで彼女の弔問にやってきたみたい。
彼に限らず、私たちの周りでも意外に人気のある子で、小さな花束をいくつか頂きました。
何となく、命を全うした感がある彼女。最期は私たちも少しは役立てたかもしれません。驚くほど安らかな死顔が、きっと、それを物語ってる。
出会えて嬉しかったよ。ありがとう。
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