ノンノの腎臓病が発覚し、
ミーコが亡くなり、
そしてタロオ君が居つきだした。
これが最近の我が家の「事情」だ。

目まぐるしく変化する我が家には現在、
ニンゲン2にん、猫族5にん、狸1にん、犬1にんと大所帯。
ほんの10年前にはニンゲン以外誰もいなかった、というのに。

根負けして、つい身請けしてしまったレプン姐さんを筆頭に、
母猫に捨てられた虚弱体質のノンノ姉さん、
4兄妹のなかで一番可愛かったのに売れ残ったマルリ、
家庭内野良気質の抜けきれないミナミナ、
マイカーからポロっと落ちてきた、強運の子ポロリ、
そして風来坊タロオ君。
ヌプルはもともと妻の職場の保護犬だった。

こんなうちみたいな場所に、何が縁で流れ着いたものか。

昨晩は、タロオ君が私の布団で眠っていた。
まだ私は、君とそこまで仲良くないと思うんだけれど…
照れて、少し足を触ってみると、太い腕で殴られた。
けれども爪は出さない。
意外とイイヤツかもしれないと、そんな風に感じて、思わずぞっとする。
しっぽを持つものたちは、こうやってニンゲンのココロを盗むから。

かぞくって何だろうな? そんなことを考える。
けれども、亡くなったうちの親父なら、
息子が自分と同じよう、動物たちに囲まれてる今を見て。「やっぱり俺の子だな」なんて思うような気がしてる。
7割程度は呆れた顔で。
俺はあんたほど甲斐性はないけどさ。
ちょっと嗤う。
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