前回の点滴治療終了から休止期間(2週間)の今日まで、ALSの病状がかなり進行してしまいました。左手は小指から人差し指まで麻痺が進み、今なんとか動いて仕事をしてくれるのは親指のみ。そして絶えず細かく痙攣しているため、茶碗を持ったりする動作に支障をきたしています。
ちょうど映画『プライベート・ライアン』のミラー大尉の手がぷるぷるしていたのと同じ感じです。
また、脚は両足ともこわばりが進んで歩行が困難になりつつあり、もっとも辛いのは首の筋肉の衰えで、大して脳味噌は入っていないのにくっそ重たい頭を、支える事が出来ないこと。座ってPCに向かいキーボードで入力するという作業に対し、頭を支えられないのが手の麻痺以上に大きな障害になってます。
そんな中ついに身障者手帳の交付を受け、さらに介護認定も受けてしまいました。還暦にして、こうなってしまうとは、正直トホホです。
身体の不自由な人と、頭が不自由なひと
健常者から身障者になると、今まで見えなかった事が見えるようになりました。そのひとつが駐車場の身障者用スペース。車で出かけると大きく横幅を確保してくれている身障者用スペースは、車椅子が必要になった時に無くてはならないものです。
普通の幅では、車椅子を広げたりする場所が確保できません。
先日、某大手商業施設に車で自身の介護用資材を調達に行った時の話し。
店舗近くの身障者用スペースは満車、やむ無くかなり離れた場所で車両が閑散とした場所に停め店舗に向かったら、身障者用スペースに停めた車に帰ってきた若い男性と遭遇。明らかに健常者、車は違法改造バリバリの私から見れば、だっさい車。
ちょっとイラッとしますが、そういう時はこう考えます『ああ、向こうも身障者、私は身体が不自由だけど、彼は頭が不自由なんだ、可哀想に』と。
いえ、残念ながら私はそれほど出来た人間ちゃいます。
『死ねばいいのに』が本音w
筆がスベりました、失礼。
今日は最後に、サザンオールスターズの楽曲で、自身の3作目のシングル『いとしのエリー』を見事にカバーしたものをご紹介してお別れです。日本語からステキに変換された、英語歌詞と共にお楽しみ下さい。
Ray Charles - Ellie My Love (with lydric)
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