
Audrey は俺の嫁。
誰がなんと言おうとね。
もう50年近く、彼女に恋してる。
私がこんなに長いこと愛した女性は、他にはいない(おふくろを除く
今日は、Audrey Hepburn主演の『ローマの休日』(原題:Roman Holiday)を熱く語りましょう。
その前に横道にそれます。
私はこの日記でもよく外国人の名前を、その国の言語で書いています。それについてまず説明を。
単純です、私が外国人から日本語以外の言葉で、私の姓名を書かれたら、そこに違和感を感じるし嫌だからです。漢字には大事な意味があるので、アルファベットで、しかも姓を後に書かれたら、それはもう私の名前では無くなってしまうのです。
偏屈オヤジのしょーもない拘りと思ってください。けっして気取ってそうしているわけでは無いので、ご理解頂ければ幸いと存じます。また、皆さんにそれを押し付ける気も毛頭ございません。
さて、舞台をイタリアのローマに戻しましょう。

1953年のこの作品、私などまだ種もありません。親父やお袋が青春時代を送った頃の映画です。
私が最初にこの映画を観たのは、中学生の時で家族揃ってテレビで鑑賞しました。その時、お袋も親父も何も言いませんでしたが、彼らが結婚前にちょうど付き合い始めたとき、上富良野の小さな映画館でデートで観た作品だったのです。そのことは、ずいぶん後になって知ることになります。
私はその中学生の時に観た瞬間、一発でAudreyに恋したことを今でも昨日の事のように思い出せます。それはもう強烈でした。小学生のときに同級生に抱いた淡い恋心とは、まったく次元の違う恋心だったのです。
ステキな街ローマを舞台に、某国の王女とアメリカのニュース記者が互いの身分を偽りながら、いつの間にか惹かれ合っていく。なんというか大人の恋がそこにはありました。
互いに嘘つきですから、真実の口のシーンがとてもロマンチックなものになってます。

ジョーの噛まれて無くなった手を見て驚くところは、Audreyのアドリブです。なんてキュートなんでしょう。
この映画で私が一番好きなシーンは、なんと言ってもヘアカットのシーンです。パラマウント映画がその場面をYouTubeでたっぷり公開していますので、未見の方(いるのかな?)はどうぞ観てやって下さい↓
ROMAN HOLIDAY | "Haircut" Clip | Paramount Movies
何度観ても、彼女の可憐さにドキッとしますね。白黒映画なのに色すら感じませんか?
ちなみに、このショートカットヘアは公開当時の日本でも女性の間で大流行。私のおふくろの写真にも、この髪型のものがあります。Audreyには若干劣りますが、息子の私がびっくりするぐらいの美人さんで写ってます。親父がかなりの面食いだったことが分かります。上富の青年団で求婚希望者が大勢いたとか、おふくろが自慢してましたわ。
そして次に好きなシーンは、ラストシーンです。
お互いに身分が分かったあと、ジョーは潔く身を引きます。アンも元の王女へと戻ってきます。二人の恋心を残したままに。カツカツと踵で音を立てて歩くGregory Peckがなんともカッコいい!このお陰で私の靴の踵の減りが早いことよ。今の若者のように、靴の踵を踏んでずるずる歩く姿が大嫌いです。背筋を伸ばしてシャキッと歩かんかい!と叱責したくなるのです。
Roman Holiday 1953 Ending
映画紹介というより、私のファミリー・ヒストリーみたいな日記になってしまいましたね。最後までお読み頂きありがとうございました。

Audrey Hepburn (born Audrey Kathleen Ruston; 4 May 1929 – 20 January 1993)
R.I.P I miss you.
追記: …あっ、猫、忘れた。反省はいずこへ?
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