たまたまの偶然でものすごい出会いがあった。
3匹目の新入りちゃんだ。
元々、1匹目が2歳も過ぎて我が家に来たのに、妙になついた理由から説明しよう。
家主の自分に対しては、ごく普通のよそよそしい猫だった。(いまでは普通に接している。)
ところが、息子に対して最初から異常ななつき方をしたのだ。
猫にとって、運命の人との出会いというばかりに目がハートだ。
その為、風呂に入れるにしても遊ぶにしてもブラッシングにしても、餌を上げる以外は全て息子の担当になった。
これが功を奏して、早い段階で家に溶け込んでいった。
どのくらいかって・・・。
風呂やトイレに行くにしても姿が見えないとニャーニャー、普段鳴かないのにこのときだけ鳴く。
出かけたら玄関で帰りを待つといったものすごい忠猫具合を発揮したのだ。
2匹目が来た時も、ものすごい嫉妬の嵐だ。
お前のために来てもらった猫なのに〜と言っても、1匹目の猫にとっては息子を取られまいと必死だ。
深夜は息子の布団の端に陣取って、2匹目の猫が来ないように見張るという事態。
抱っこしたり遊ぼうものなら、スゴイ目線で睨みつけるという漫画みたいな行動を見せた。
それだけ息子ラブだったのだ。
慣れたいまでも深夜は基本的に見張りの位置で寝ている。
そこで今春持ち上がったのが来春の進学問題。
大4の息子がひとり暮らしで大学院に進学予定となった。
そこで、1匹目の猫は息子がいないと寂しくて死んじゃうかもしれんから、連れて行った方がいいだろうと言う話になった。
すると問題になるのは、ひとり暮らしで猫一匹という生活環境だ。
これでは勉学にも差し障りが出る可能性がある。
そこで、もう一匹を夏くらいまでに飼い、慣らせてから連れていけばうまくいくだろうと思案。
あまり能動的ではなくのんびりと探し始めた。
ところが、いきなり降って湧いたように、自宅からあまり遠くない駅の最寄りの方が保護、そこが息子のバイト先の駅というご縁で、しかも大学がその方の姪っ子と一緒という。
降って湧いたというのは、おひと方目がドタキャンされて、保護された方も住居がペット禁止物件で急いで探されていて、声をかけていただいたのだ。
こういうのもなにかのご縁だからとありがたく譲り受けた。
しかし、ここからまた、面白い事が続く。
新猫ちゃんが初日から、息子に異常になつくのだ。
ずっと体から降りずにへばりついている。
おまけに2匹目が来た時は怒っていた1匹目も、この新入りちゃんには妙に優しい。
自分の餌でも譲ってしまうし、シャーシャーも言わないで優しく見守る。
そういう運命と言うかご縁と言うか、猫なりに何かをつかんでいるんだろう。
ちなみに、2匹目は家主の自分にかなりなついている。
寝る時もほぼ一緒だから、終生一緒にいるだろう。
1匹目が追い回したせいで自然とそうなった。
そして、1匹目と3匹目が運命の出会いで息子と一緒だ。
ちな、パートナーは義父がご高齢で行ったり来たりだが、彼女には全部がなついている。
なんでやw
しかし、この調子で1年後に慣れた2匹で息子と一緒に暮らしてくれれば、生活もうまく回るにちがいない。
そうなると〜2匹目のクレアの新相方をまた探さないとならんなぁ・・・。
相性問題もあるから、これこそ出会いを大事にしていくしかないな。
さりとて、あまり長寿命すぎると飼い主が持たないから、平均寿命が解っている品種猫がいいのか悩みどころだ。
個人的には保護猫の方がボランティア的によい気もするが、妙にハードル高いからなぁ・・・。
保護猫の幸せを祈る気持ちと、業者や虐待者を避けるためには致し方ない部分もある。
だが息子がいる内に幼少期を終えないと交代交代のケアも出来ないから、飼う時期も悩ましい。
どうあがいても、いっぺんに4匹となってしまう。
現状、朝方まで夜光虫の私担当、早朝から息子がケアと言う感じで月齢が少ない猫でも対応できるが、来春からだとそうもいかん。
と、悩みは尽きないが、これが楽しい時間なんだろう。
深夜にご飯を食べてご満悦の新入り君は、眠りについた。
小さいうちだと3時間おきくらいにちょっと飯、だんだん飯が固くなり食事時間も開いて〜という対応だ。
そして毎日体重を測って便をチェックしてと言う状態。
なお、怪我の具合からどうも保護前に高い所から落ちた模様で、おそらく鳥か何かに捕まったと推察される。
空が見えない隙間に入ろうとするし、保護された時も車のボンネットの中だったからだ。
後ろ足両足、しっぽ付け根が骨折はないものの痛がり、脱肛気味なのは、足と尻から落ちた落下衝撃だろう。
ちゅーるを多くして軟便キープで傷が癒えるのを待つ。
巨ウンコとか硬い便だとでかい唇状態の脱肛気味になるからだ。
ちと膨らんだら洗って押し戻すの繰り返しの、子猫アルアルだ。
ノンアルのウエットティッシュで長めに押しといても効果的だ。
嫌がって穴に力を入れてくれるので、戻りやすい。
手術したりするほどじゃなく、腫れが引いて猫自身が大きくなると自然に治っていくだろう見込み。
子猫は踏まれたり便秘なりで肛門や直腸が出てきてしまう事もあるから、注意が必要だ。
環境が変わるとウンコの機会を失い、便秘となって巨ウンコが直腸につまり、無理に放り出して脱肛みたいな流れだ。
初日深夜に過剰に腹が張ってて気がついたので、ちょっと工夫して巨ウンコを出させたが、その時には既に脱肛気味だった=怪我で腫れているか?疑い=現状、だいぶ引いた。
現状、体重と大きさから推定7週目、そろそろ2ヶ月になるからワクチンの時期でもある。
目鼻立ちも最初の頃よりは、はっきりしてきた。
我が家に来てから一週間で600gから750gと150gほど増加だ。
初日に巨ウンコをしたことから鑑みても胃袋分で増えた割合はさほどでもない。
一週間で約2割も増加してしまう成長っぷりに驚きだ。
しかも犬などと異なり、子猫なのに立派な猫だ。
子犬だともうちょっと成犬からかけ離れた見た目や行動パターンだから、猫ならではだろう。
今後の成長が楽しみである。

我が家に来た直後の、先住2匹がしげしげと眺める図。

先日撮影した。
遊ばせた時、小さすぎて家具の隙間とかに入ると面倒なのでリードで部屋に放している。
この方が先住猫とも触れ合えるし、慣れるのも早い。
怖がるから囲うだけでは慣れるのも時間がかかる、
ソフトケージの逃げ場所だけ作ってある。

風呂上がりのお気に入りのミノムシ状態。
しばらくはこのままで寝てしまう。
飽きるともそもそ出てくる。
バスタオルより、もふもふ敷布団が大好き。
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