ウチの1匹目の猫は2歳過ぎてから我が家に来た。
飼い猫だったんだが、ずっとケージ生活、ごく少量飯だったようで、引き渡し時に聞いた餌の量の6倍は食う。
すぐにシャーシャー、機嫌の上下が激しい。
噛んだり猫パンチをしてくるものの、割と遠慮がちで手加減した攻撃だ。
どちらかというと怖い・近寄ってほしくないためにする行動だ。
一方、2匹目の猫は甘えん坊さんでとても可愛いのだが、ありえんレベルでビビリーだ。
僅かな物音、他の猫の鈴の音やちょっとした影でも反応する。
ご飯を食べていてもちゅ〜るを舐めていても未だにソレだ。
そのせいで、なにかに集中はできず、常に周囲に気を配る。
来たばかりの頃は、ベッド足と壁の僅かな隙間に隠れていた話を以前に書いた。
これ以外にも棚などの極わずかな隙間にでも突進していく。
机や棚の裏なども大好きなのに、どこでもジョロジョロ漏らしてしまうので、危なくてしょうがない。
裏のコンセントなど電気関係に漏らして感電してしまう恐れすらある。
棚の僅かな隙間の裏におさまってご満悦なのは、ビビリだから仕方ないかなーと思っていた。
頻繁に出入りする棚はペットフードが入れてあった棚だ。
フード切れで在庫を出してみたら、棚の前からは見えない裏側が全部、食い破られていた。
先住猫のソフィアの2倍以上は食うのに、隠れるふりして盗み食いをしてたのだ。(呆
よくみたら、ペットフードではないうどんとかその他の封体もかじって穴が空いている!
育ち盛りとは言え、体重の10%以上を食べても、さらに盗み食いはおどろいた。
しかたないのでドライフードはいつも山盛りにして置いてある。
得意技は机の裏に潜り込んでネット用のハブの電源に足をかけて引っこ抜くことだ。
毎回、色々どかしてつなぎ直すという面倒くさい作業だ。
無論、簡単には入れないようにしていてもなお、その状態だ。
先日も、お風呂とかのユーティリティースペースに掃除機をかけていて、塞いでいるダンボールなどを蹴散らして潜り込んでソケットを抜きまくった。
これはメインの部屋からかなり遠く、壁も隔てているんだが・・・。
最初の頃は、台所で水を出しただけでビビって隠れておしっこ漏らすという状態だった。
未だにお風呂に行くとまず、漏らす。
先日は、メインの部屋に掃除機をかけるのにお風呂に隔離したら、漏らしまくってビショビショになった。
お風呂スペース+遠くで掃除機の音=全量発射だ。
長毛種なのに漏らすと、全部洗って乾かしてとエライ作業だ。
このお陰で飼い主の私の生傷が絶えない。
抱っこしてても、何かでビビったら発狂して逃げ出そうとするので、蹴られて流血するのだ。
理由は些細なことでも関係がなく、ツボに入ればビビる。
ビビったら最後、大暴れして逃げようとする。
ところが、逃げる先が音源だったりするのが困りもの。
そこでまた漏らして発狂という謎状態だ。
事前に気がついてハーネスを持って抱えあげる→体を捻って腕を蹴り上げる、みたいな流れだ。
さすが何度か食らうと気をつけて対応するんだが、本猫は必死なので噛む蹴る暴れるを繰り返す。
ちなみに普通の猫が?なものでも反応するのに、さっき轟いていた雷の轟音は平気だった。
なんでや。
何でビビるか判らんのにビビったのを放置すると、またありえない場所に飛び込んで二次被害を発生させる。
棚のものをすべて蹴落として隠れるとかは普通だ。
先日は何にビビったかは不明で息子の2センチ位の段差においてあったアイテムを全て蹴落としていた。
物が落ちまくる音に気がついてのぞくとソレだった。
そしてそれらは全てがしつこい。
一回で懲りるなんてことはなく、何度でもやりまくる。
PC上の棚に上がろうと軽く百回は挑み、最終的に棚ごと崩して下敷きになった。
崩した棚じゃない棚に、また挑んでいる。
普通の猫だったら諦めるであろうことでもその概念はない。
ビビリなのに謎の性質だ。
そのくせ、えらくフレンドリーで先住猫にもどんどんいく。
先住猫は人間でも猫でも、誰かと関わるのがあまり得意じゃない。
あまりにしつこいので、先住猫にぶん殴られて流血、流石にあまりしつこくしなくなった。
先住が遠慮なくぶん殴るのはそれだけ強烈にしつこくした証拠でもある。
しかし、フレンドリーなのに異常なビビリーというのはかなり困る。
何がビビリツボなのか解らないのだ。
先住みたいに、嫌なことはシャーならすぐに分かる。
しつこくベタベタしていたのに、何かでスイッチが入ると( ゚д゚ )クワッ!!!と顔が変わり、とんでもない暴れっぷりという流れなのだ。
それ故、犬猫に慣れているはずの家主の自分も大変勉強になった。
何事も例外があり、慢心はイカンということだ。
その2匹目のクレアは、ベタベタ星人でもあるので家主の私の机周りに陣取るのが日常。
マウスのスペースを乗っ取るのはいいが、飯を食うのもゲロをするのも全部ここ。
キーボードやマウスを枕に寝まくる状態だ。
床に入ると枕元で寝る。
家主の私の伸ばした顎ヒゲとかがお気に入りで良く、寝るとハムハムしてくれる時に問題がある。
自分をさんざん毛づくろいをしたあとに私の手入れをしてくれるらしく・・・。
しばしば、雲黒斎。
ということは、私の口は猫の尻の※扱いか・・・・。
それでもキュルキュルいいながら私の顔に顔を擦り付けてくるのは、家族の中でも私にだけだ。
ビビリだけに守ってもらおうという魂胆半分だろうと解っているが、可愛いものだ。
だが、リモートで仕事をしている時に、キーボードを叩く両手の間に入って一緒にキーボードを叩くのは、微笑ましいがいただけない。
キーボードを叩くとモニタに変化が出ると憶えてしまい、必死でやるのだ。
前両足でドーンと押したりして可愛いんだが、開いているアプリがえらいことになる。
しつこいので、なんぼどかしても関係ない。
延々と、どかす作業を繰り返すことになる。
リードの刑になってもお構いなしだ。
というわけで、話は尽きない。
そう言えばさっき、モニタに向かう私にちゅっちゅしまくった時、フレーメン反応してただろ!
どういう意味だソレ!
◆我が家に来て程ない頃のクレア。
今と比べて華奢だ。
◆既に止血して傷は塞いでいるんだが、かなり深々とやられた傷。
きっちり真皮を全部割いてかなりの流血だった。
掃除機をかけてくれていた息子が振り向いてギャー!なにしてんのぉぉ?と叫ぶ。
とーちゃん、がんばったんだよ・・・。
◆机周りではこれ。
マウスを持つ手を抱えたり乗ってしまうので、左手で必死に写メる。
落ち着いて考えるとただのバカ飼い主だ。
なお、猫が蹴落としてマウスが壊れ、既に2台め。
◆このブログを書いているまさに今の状態
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