我が家はだいたい、22時間くらい稼働している。
仕事の都合でリモートが増えたというのもあるが、もともと夜光虫なのが私。
何故か妙に早起きなのが息子で、間がパートナーというバラバラ具合だ。
それがいいのか悪いのか不明だが、毎日、しょうもない話をしながら一緒に飯を食ったりしてるから無問題だろう。
また、うちの場合、たまたまなんだが筆者もパートナーもそれぞれ、子猫や子犬を母親代わりで育てるという経験が長い。
筆者だと、年代的に猫の保護などの概念がない時代に育った。
昔は、猫のさかりが来ると、あ〜きたねえでおしまい。
子供が生まれると、生まれたね〜で済ませてしまうという恐ろしい時代だった。
獣医さんなんて街にひとつしかないし、避妊手術なんていう単語すらほとんど聞かなかった。
さりとて、今みたいに地域猫みたいのは居なかったのも興味深い。
必ず、どこかの近所の家に飼われていたし、保健所が無理に連れ去るというのもなかった。
おそらくナチュラル過ぎて、病気や事故で亡くなるのと生まれる分のバランスが取れていたんだろう。
何しろ、オス猫が適齢期で旅に出ると、戻ってこないね〜そのうち帰ってくるんじゃない?で済ませられていた時代だ。
今から考えるとエライ迷惑千万だし、車にひかれていたかもしれない。
しかも、父親が人間嫌いでほとんど友達がいなかったせいか、動物を飼うのが大好きだった。
この為、すぐに犬猫をもらってきたりするし、鳥だのうさぎだの魚だの、人間より遥かに多い比率で飼っていた。
毎日、鳥に餌を上げ、うさぎの餌の草を刈ってきて、犬猫のケアをし、みたいな子供時代だ。
うさぎの餌の草刈りで大鎌を足に落として爪を切り裂いた傷は、いまだに残っている。
今から考えると田舎すぎて、それが大草原だ。
当時、家の細かい仕事は全て子供の担当というルールだった。
これがいいのか悪いのか、子猫だの子犬だのは全て、私が面倒を見る役目だったのだ。
今でも犬猫の授乳・投薬器具セットみたいなものは常備してある。(チビ猫拾う気マンマン)
余談だが、忘れもしないショッキングな出来事は、子猫が出来ると父親のオス猫が間引きに来たりすることだ。
ふらっとやってきて子猫を噛み殺し、母猫と大喧嘩したりする。
なんでそんな性質なのか謎だったが、当時は親たちの「そういうもんだよ〜」という言葉に疑問をいだきながら凹んでいたものだ。
ちなみに犬の場合はソレはない。
なにかネコ科の生存競争の重要な仕組みがあるんだろう。
猫でも犬でも、親猫・親犬と一緒にケアをするのはとても楽しいものだ。
親犬猫が自分に全幅の信頼をおいて子供を任せてくれるというのが嬉しくもある。
いまでもそうだが、飼い猫がふらっと筆者の前に来る=なにか困ったことや要求があると見て、要求を探してケアをするのは、動物側もなんかあるんだろう。
逆に、普段から猫可愛がりみたいなことはせず、どちらかと言うと猫側から来ないと放置プレーだ。
これは子供に接するのとほぼ同じスタンスだ。
自分の子供が可愛いからと言って、毎日抱きしめて撫でくりまわしたりはしなかろう?
それでも必要なことはしっかりケアされるはずだ。
そういった経験がある為、犬猫がいるという生活にも疑問がないし、それがめんどくさいとか嫌とかという概念もないし、なんもいない方が空虚感がある。
トイレの掃除などは犬猫のコンディションを見るのにとても重要なので、むしろ、めんどくさい状態だと困る。
スコップだと判らんので、サニタリーバックみたいなニオイ消し袋を手袋代わりにして、手で掴んでチェックし、まとめてから、その袋にクルンと包んで縛って捨てる。
おしっこにしても毎日嗅いでいると、どの猫の匂いでコンディションがどうであるかは、変化だけはつかめる。
無闇に獣医にかからない時代の生活の知恵だ。
これも余談だが、以前の飼い犬は自分の粗相を別の飼い犬の責任に押し付ける悪癖持ちだった。
だが、ウンコの臭いが明らかに違うから即バレする。
猫でも、ほぼ同じものを食わせているのに1匹1匹匂いが違うから、どれがどの個体のものかは即時に解る。
これは多頭飼いの飼い主さんなら同意いただけることだろう。
ただ、子供時分からの経験による我流なので、それが学術的に正しいかは判らん。
ネットなんかで見ると、今は常識が違うみたいなことがあって、へ〜と感心することもある。
一方、甘噛なんかだと明らかに間違った話がネットに踊り、謎なこともある。
犬の甘噛と猫の甘噛は違うし、甘噛でも月齢ごとに意味が違うんだが、そのような記載はみない。
ペットブームで色んなグッズが手に入りやすくなった反面、無責任な行動が横行したり、変な常識がまかり通ったりする。
生き物である以上、生命として人間と同じであり、生き物の特性に合わせてケアをして付き合っていくだけだ。
魚だったら、海水、淡水、水温、餌など、その種類にあったものがある。
犬猫でも何でも同じことと言うだけだが、なにか擬人化したズレを感じることがしばしばある。
そんなこんなで、今日も深夜の餌やりは終わって、あとは寝るだけだ。
チビ猫の給餌もだんだん時間が伸びてきて、しばらくは4時間ペース。
月齢3ヶ月、12週を過ぎたら5時間くらいになる。
お腹の張り具合をチェックして推し量るんだが、食後にお腹を触るので猫が嫌がる。
そうしてイヤイヤした時が教え時で、我慢をさせることでケアの時は静かにするということを憶える。
毎日測る体重は、既に慣れて大人しくかごに乗る。
猫だって馬鹿じゃないのだ。
そう言えば、長年、犬猫と付き合ってて不思議なことがある。
言葉をかわしてなくても猫同士でコミュニケーションを取っているし、我々が説明したこともなんとなく解っている。
ウチの3匹はどれも問題行動にくどくど説教をすると、しょっぱい顔しながらムニーと聞いていて、後日、ちゃんとやらなくなる。
過去の犬猫も全部そうだ。
うちのチビだったら、脱肛を引っ込めるのにノンアルのウエットティッシュを穴に当てて縦に抱っこしていると、顔を見上げてじっとしている。
最初はイヤイヤとニャーニャーうるさかったんだが、女の子なのに脱肛じゃ恥ずかしいからケツ穴に力入れて引っ込めて〜と話しかけながらやっていると、自然と普通に従うようになるものだ。
先住1号のソフィアは、来た当初はかなり攻撃グセがひどかったから、説教しながら説明したら強くは噛まなくなった。
そんな攻撃をしてると怪我をした人が出たら君を処分しなければならなくなるんだから、絶対に怪我をさせていはいけません!とクドクド話しかけるわけだ。
なんでそれが有効なのかさっぱり謎だが、実際に効果があるから不思議なのだ。
変な話、うちの学生よりよっぽど教えやすい。
筆者を待ちきれず、寝落ちするクレア
ほぼ姫状態だが、甘やかした筆者のせいらしい(息子談
下記は息子の腕につかまって寝るルシア
なお、全く別に用意したトイレを一発で憶えてご褒美を貰ってご満悦。
餌は、ソフィアとルシアが一緒、クレアだけ泥棒よけに別のところで与える。
しかし、お互いで飯トレードをしているらしく、チビのルシアが少し残してからソフィアの飯をもらい、残した飯をソフィアが食べるということをしている。
なお、ルシアを怒ると、ソフィアがおかんむり。
大人しく体重計に乗るルシア。
体重は、我が家に来た時で600g。
首輪重量を差っ引くとほぼ900gで1.5倍!
2週間で1.5倍って子猫スゲー。
しかしだね、元保護主さんにどれくらいの頻度で連絡をするかが難しい。
だいたい、2日毎に連絡をしてるが、徐々に間を空ける感じで行こうかと思っている。
こればかりは相手様の感覚次第なので、難しい。
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