早起きしてネコの面倒を見たりするので、筆者と時間をずらしているというのもあるが、元々の性質だ。
だいたい、22時には床に入ってしまう。
その頃になると始まるのがネコの運動会だ。
決まって、電気を消したら始まる。
しかも、息子の布団をはさんで。
2匹のときからそれなんだが、3匹になってもそれなのが面白い。
さっきも息子がムクっと起きてチビを抱えてケージに入れ、ムニャムニャいいながら消えていった。
しかたないので、先住2号のクレアはリードの刑になって騒がないようする。
17時位にも決まって一斉に寝始めるから、みんなで必死に寝ないように遊んだりするんだが、それでも電気を消すとピコーンと来るみたいだ。
それが猫といえばそれまでなんだが、昼間はやらずに消灯するとやるところもまさにそれだ。
なお、猫を抱いて寝るという息子の夢が果たされたことは殆どない。
体の上で運動会をされながら寝るという謎の結果だ。
こういった時に便利なのがハーネスだ。
犬と比べると首の締まりやすい猫は、首輪にリードというスタイルよりハーネスが向いている。
ケージに入れるほどではないが、行動を制限したい時に使う。
例えば筆者がリモートで仕事中に、かまって状態で必死にキーボードと筆者の間に入り込んでアピールしたりする時、リードで制限したりしている。
また、首輪だけだと自由度が高いため、部屋中を飛び回るのが、運動量の多い猫種。
筆者みたいなマンション住まいだといささか問題も出る。
ハーネスを付けておくと狭いところとかには入りにくくなるので、少し制限ができる。
ただ、うちの場合、先住1号のソフィアを息子が溺愛しているため、最もハーネスを着けたいのにすぐに外すのが難点。
下手をするとありえない勢いで部屋中を走り回るので、とても迷惑である。
猫のブラッシングなどではハーネスが邪魔なので、かなり頻繁に付け外しをするのも難儀な所だ。
長毛種だと毛玉も出来る。
しかし猫を捕まえたい時に無理に手足を掴まなくていいので、子猫などにはかなり有効だ。
無理すれば脱臼しかねないこともあるし、暴れるとめんどくさいのが子猫。
フェレット用のちいさなハーネスにリードで行動範囲を制限しながら慣れさせている。
成猫でもついっと持ち上げればいっちょあがりで、かなり楽だ。
一方で、そういった装着物は猫に制限を与えるから賛否があるのも当然だろう。
筆者的には、人間の生活に猫を合わせる、猫の生活に人間を合わせるという相互譲歩で生活が成り立つと思っているので、行動ルールを守らない時に、猫が感じる嫌な思いを最小限にコントロールできる点で優れていると思う。
ケージに入れたいのになかなか入らない、逆に都合が悪ければケージに逃げ込んで出てこないとか、ケージがあることで強気に出るとかといったありがち行動を排除して、制限の中で自由に部屋の中を行き来できる状態が好ましいと思っているわけだ。
ただし、先述通り、装着がちとめんどくさい。
これによりメンテナンス慣れするというのもあるので、面倒くさくても我慢、とも言える。
ある程度、行動ルールを憶えてくれたら、そういったものも無用だろう。
例えば、ソマリ・アビシニアン系は暴れん坊で有名で、しばしば理由なく急に飼い主を襲う事もある。
筆者も既に何度も襲われているため、部屋では必ず、靴下と長ズボンである。
部屋を歩いているだけで、物陰から襲いかかってくるからだ。
こういう時にハーネスを捕まえ、落ち着くまで風呂場に隔離すると、徐々に問題行動をしなくなる。
それでも先日、チビの問題行動をいさめたら先住1号のソフィアが興奮ブチギレして爪を立てて猫パンチされ怪我をした。
興奮状態になると常にそんな感じの猫なのだ。
最初はあまりにおかしな猫なので不思議過ぎて、調べまくったほどだ。
そういった時に捕まえようとしても、素の状態ではほぼ無理に等しい。
やってできなくはなかろうが、猫も人間も怪我をするレベルだ。
多分、現場を見たらドン引きする人が多かろう。
何しろ、酷いケースでは近寄れずに人間が逃げたとか安楽死という例がある。(ぐぐってみてね)
悪さをした時にたしなめないと学習しないから、こればかりは痛し痒しだ。
うちの場合、前に書いた通り2号のクレアもビビリー過ぎてとんでもないので、状況的には1号も2号もあまり変わらない。
発現する理由が違うだけだ。
以前、2号のクレアがしつこすぎて、1号のソフィアに爪あり猫パンチで鼻筋から流血、これでやっとクレアのしつこい絡みがすこしおさまって、普通にベタベタする程度になった。
猫同士ではそれで収まるんだろうが、人間ではぶん殴るわけにいかないし、なかなか難しい。
普通ならそこまで行動制限はいらないし、野良だったチビ猫なんて最も普通で相手をしやすい。
こういったのも猫の個性だから、うまく折り合いをつける術が大事なんだろう。
基本的に社会性動物である猫はきちんとNG行動を憶えればやらなくなるので、どのようにきちんと教えるかが人間の知恵比べ、と思う。
2匹で仲良く深夜のおやつタイム

なお、1号のソフィアは通常の飯位置で食べている。
ハイエナなので一緒にすると全部食っちゃうから、場所を分けている。
筆者がいるとソフィアは一定以上、来ないのだ。(自分の分は急いで食べて、背後で見張ってる)
下は猫パンチ傷。

下は、筆者の腕おきのタオルをかぶって寝るクレア。
筆者がかぶせたわけじゃなく、自分で頭を突っ込んでいる。

赤いのがリードで、ハーネスに結んである。
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