異国の友達(心配)

2022年5月28日(土) 271 / 4

長い長い話をします。

今から３０年位前
私が事務員で働いていた会社に
スリランカ人がたくさんいました。
工場内で、鉄板を加工する仕事

夏は暑く、冬は寒くて！吹きっさらし、ひどい場所。私も４０度超える暑さの事務所に‼️
だけど、給料がよかった。
作業着も支給、工場の上には四畳半の部屋がたくさんありました。無料でした。
皆、黙って我慢して働いていました。

食事はお昼の弁当とおやつの牛乳が付いてました。

月が変わる度に
新しい人がポツンポツンと増えて、スリランカ人は15人位いました。
日本人は10人位。
バブルの頃だから
日本人は、ちょっと世間からあぶれた若者やら、変わり者と言われる人もいました。
早くに結婚した私は貧乏でした(笑)

でも、みんないい人ばかりでした。

私は子供がいたので、
たまに連れて行くとみんなが可愛がってくれて、⚪⚪君！⚪ちゃん！と、呼ばれて
最初はびびっていた二人でしたが、
スリランカ人達と仲良くしてくれて、
よかったなぁ。

彼等は争い事は嫌いです。
既婚者が何人もいました。
スリランカに奥さん、子供達を残してきていたのですから、気持ちが重なったのかな？
私や子供達を大事に思ってくれていたのですね。優しい、とにかく笑顔が素敵❗

ある日、女の子のスリランカ人が入ってきました。

くるくる丸い瞳となが～いまつげ！可愛い女の子、26歳だったかなぁ？
ヒーちゃんといいました。
お姉さんが大阪万博のスリランカ展示会のコンパニオンで来たとき、日本人と知り合い結婚して幸せなので、
日本人と結婚したいと、
すごーく夢をもってきましたが
そんなに上手くいくはずはありません。

結局、会社の仕事が辛くなり暑くて寒いからね。
回りは男性ばかり！
毎日部屋に戻ってからひとり、よく耐えたと思います。
スリランカ人の男性からは結構厳しく言われたと思います。
早く国に帰れ！
女性には人権はありません。
今でも女性が一人で外を歩いてはいけませんからね。厳しい国です。

少ししたら、
お姉さんのいる大阪に帰ったけれど、お姉さんにも頼れなくなりました。
スリランカに帰らないといけなくなり、
(まみまま助けて！ビザが切れるよ)
泣きながら電話がきました。
私が、保証人になるよ。
スリランカに帰る手続きをするから
一週間彼女を預かる事に
お姉さんと話をして、決めました。
最後の一週間は中身が濃かったかな？
渋谷109に行ったり、鎌倉行ったりあちこち行きましたね。
カラオケ行ったね。帰りたい、帰れない
とテレサ・テンの「無言坂」を泣きながら歌ってくれました。
私も泣きました。

タイタニックの映画のビデオテープをプレゼントして成田からサヨナラ～！
また、会いましょう❗軽いなぁ(笑)

その後のヒルちゃん
スリランカでは不良扱い、
インドに行ったり、引きこもったり、
たまに話をきいてましたが、
今は連絡がとれなくなりました。
どうしているかなぁ？本当に会いたいなぁ。

ヒーちゃんの話は
このくらい。

もう一人、スリランカ人の友達がいます。
ジョニーという男性です。

アラジンに出てくるようなイケメン‼️

彼とは今でも仲良くさせてもらっていて、
突然くる電話
ジョニー「まみまま元気‼️何してる？」
いやいや、仕事だよ。
ジョニー「働かなくていいよ‼️」
私「貧乏な日本人は働かないと死ぬんだよ(笑)」
ジョニー「コロナがなければ、日本に行って
家族皆でまみままの家に泊まり、ディズニーランドに行くことにしてたよ」

残念‼️
でもいま、スリランカはかなり危ないんだよね。避難させてあげたい。連絡とれたら、うちに来るように話をしなくちゃ‼️