8月に入って間もなく手書きで記入していた猫ノートも怠ってくるようになってしまった。
変わった事だけメールにしてあとは超ずぼら状態。
毎日猫たちと過ごして気になる子がどれくらい食べてどんなことがあったかを、
数年後に読み返すと何故かとても温かい気持ちになる。
特に見送ってしまってから時間が経って読むと当時の気持ちに完全に戻れる不思議。
他愛のない記録も後々を考えると大切なので逃したくないが、
できないものはしょうがないのでもったいないと思いながらも再開できる気力が戻るまで諦めている。
写真もほとんど撮ってなくて使えるものが少ない、悲しい。
あの可愛い瞬間、あの絡み、あの寝相、全て残したいが…無念。
今年のお盆休みは13・14・15だった。
オリンピックのおかげで連休がこの時期に固まっていて申し訳ないくらいお休みがあってふぉくふぉくのダラダラだった。
しかし14日の土曜日は朝に気分が一転。
床に血が落ちているのを発見。
その先に居るのはチビ助。
おしりをなめている。
血が出ているのはおそらく君だな。
よし、病院に行こうね。
・・・そういえばスキップがワクチンの時期だったけど、
掛り付けはワクチンの時に💩を持って行くと無料で検便してくれるから、
💩したタイミングで新鮮なものを持ってワクチンに行くつもりだったのでタイミング的に今日はなしだね。
何しろ大雨も降っていてこの天候の中2頭も猫を持ち込むなんて私には無理だし。
スキップのワクチンはなしなしーという事でチビだけ病院へ連れて行くつもりで、
お腹空いたからとりあえずパンかじってから行こうとパンをトースターに入れて焼き始めたタイミングで、
何故かスキップが💩をし始めた・・・今、何故・・・
トースターを切って自分のだらけた気持ちを素早く切り替えて、
スキップの採れたてふぉくふぉく💩を丁寧に採取して包装、
気合と根性を入れて大雨の中二頭を連れて病院へ行った。
スキップは増量キャンペーンの甲斐があり体重が300g増えて3.3㎏だった。
できれば4kは欲しいので引き続き増量に勤しもうと思うが、
少しとは言え結果が出ているのが分かってがぜんやる気が出てきた。
ワクチンはつつがなく終え、検便も問題なしだった。
チビ助は事情を話し膀胱炎かもねという事でエコーで膀胱を検査してもらったところ影があったのでその場で全員が結晶だと思っていた。
カテーテル導尿で尿を出して尿検査して貰ったらまさかの結石は陰性、pHも正常だった。
見た感じからもちろん潜血はあったのだがそれに加え脂肪滴というものが出た。
初めて聞くのでビビったがお話を聞くと割とあるものらしかった。
エコーの影は血の赤血球や脂肪滴が光って見えたものらしい。
一応潜血もあるので膀胱炎とした上で、止血剤が10日分出てその後は様子見となった(再診不要)
色々濡れながらの大変な午前診であったが、
つつがなく終えてこの後はゆっくりできると思っていた矢先に事故。
遊んでいたじゃらしの先端が取れてしまった。
普通はすぐに取れてしまった先端を処分して新しいじゃらしをだすのだが、
私がついて見ているし、もみじが先端で遊ぶのが大好きなのでしばらく遊ばせていた。
そこへ電話がかかって来て次へつないでとしていたほんの少しの間目を離した隙に、
先端が行方不明になってしまった。
その場にいたのはもみじとチビ助とピノコ。
もみじは基本遊ぶだけ、ピノコは誤食しない。
チビ助は食べ物ではない物も積極的に食べていくタイプの異食猫。
おそらく犯人はチビ助と思い、
しんどいなぁと思いつつも自分が目を離してしまった事がそもそもの原因なので午後診の獣医さんアゲインとなった。
同じじゃらしを持参して事情を説明してレントゲンを撮ってもらった。
そのじゃらしにはステンレスの芯が入っていたので食べていたら映るはずだった。
ところがどこにも映っておらず看護師さんも全員が目を凝らしてレントゲン写真を見るもノーじゃらし。
チビ助が食べてない事ははっきりしたので良かったとも言えるが、
じゃぁ誰が食ったのか、食ったと勘違いしただけで敷物の下にでも入っているのか。
飼い主として恥ずかしい気持ちを胸にまた大雨の中動物病院を後にした。
帰宅してすっかり疲れてしまいじゃらし捜索もやはり見つからず。
チビ助じゃないなら食いしん坊もみじか、もみじならどうしよう、
まだ子供なのに腸が閉塞したら死んでしまう、
もみじの掛り付けは絶賛お盆休み中・・・
不安に駆られながらもなすすべなく夜も更け、
朝方ゲッゲという声で目が醒めるとピノコさんが嘔吐した。
ピノコさんはこれまでも書いてきたがよく嘔吐するのでまた毛玉かと眠い目で見たらいつも通りの毛の塊だった。
しかし昨日の事もあるのでふき取って良く良くむしってみたらなんと見事に毛玉に擬態した猫じゃらしの先端だった。
というかそもそも猫が嘔吐する毛玉に似ている(写真二枚目に映っている猫じゃらし)
おまえか!
あんた食べ物しか食べんくせになにじゃらし食べよんかね!
と思いはしたが、責めるどころか吐き出してくれたことに大いに感謝した。
ある意味嘔吐が得意なピノコさんだったからこその事なきを得た、
一連の事件のカタルシスともいえる嘔吐だった。
今後も猫じゃらしの先端には気を付けたい。
ところでスキップのワクチンの際に、
まるちゃんのワクチンの打ち止めを言い渡されてしまった。
まるも今は腎臓病の療法食を食べているし、
血検の値はレッドではないものの数値ギリなのでもう無理をしない方がいいとの事であった。
生ワクチンなので聞いた話では8年効果があるというししょうがないかと受け入れた。
+追記
15日のお休み最終日の夕方、
お外組にご飯を上げていたらどこからともなく子猫の鳴き声?
どこどこと探したら1区画離れたあっちの家の方から聞こえてくる。
近くまで行って猫の鳴きまねをしたら子猫が応えて寄ってきた、
までは良かったが私の姿を見るなり脱兎のごとく逃げて行った・・・
ごめん、猫じゃなくて。
とりあえず保護しないとと帰宅して捕獲器の準備をして再び現場へ行くと、
ウチのお外組も現場にいて子猫に懐かれていた。
子猫ちゃん寂しくてしょうがないんだなと、
これは保護できそうだと楽観視していたが甘かった。
既に付き合いはないが一応小学生まで行き来があった幼馴染の実家なので声をかけて子猫捕獲の許可をもらい仕掛けたものの、
場所が悪く猫ちゃんは敷地の外に出てしまった。
あ、そっちはヤバい!
回り込んで行く手を遮り再び幼馴染家の庭に逃げ込んでくれたのでチャンスと、
慣れないながらもここが動線だろうかという場所にしかけて待つこと3時間。
しかしそれ以来全く存在感が感じられなくなってしまい22時でギブアップして捕獲器を引き上げた。
庭の逆側に回って出て行ってしまったかもしれない・・・
心配ながらも明日もトライしてみようと思って眠りにつき、
朝起きるとラインが来ていた。
隣に住む姉からで子猫の鳴き声が聞こえると。
急いで駆け付けてみたら、さっきまでいたけど茶トラの猫が登場して、
あっちに走って行ったと。
その方向へ行ってみたが子猫の姿はなく茶トラの猫の姿があっただけだった。
その後何度探しても全く見つからず見失ってしまった。
子猫は保護すると決めたらその時に決めてしまわないと、
2度目はないと思い知った。
2度目がある時もある。
土地的に出入りがしにくいつくりになっている団地とか。
ウチの団地がそうなのだが一帯の区画の出入りがどこからでもとはいかず、
特に子猫は身体的にも壁を越えられないし母猫を待ってしばらくは遠くへ行かない。
だから数日団地をさまよったりする。
それでウチのチビ助なんかは2度目で保護できた。
しかし今回の子猫ちゃんは田んぼが広がり何処までも逃げて行ける土地だったので、
次がなかった。
悔しい。
どうにかできたことまだあったのではと悶々としている。
力不足で取りこぼしてしまい目の前にいたのにスルリと視界から消えてしまった。
今までも見かけたものの取り逃がしてしまった猫はいる。
その子達のことは今でも忘れていない。
いい加減教訓にして生かさなければ。
次は必ず、と強く思う。
ずぼらには色々と大変なお盆休みでした。
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