ずっとつけっぱなしのエアコンを消し、
窓全開にして、
室内なのに不織布マスクを装着して、
搬出されていく洗濯機に手を振り、
搬入され 設置される洗濯機とその作業の一挙手一投足を風呂場から見つめていた こむすびーず。
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「…なんかあやしい」
「もしもーし。そこのしろねこさん?
はじめまして。」
「ボク、しろねこじゃないし…
てか。誰?」
「わたくしは 洗濯機です。今までお店に他の仲間たちと並んで たくさんのお客様に触られながらも わたくし自身がどこかのお宅へ運ばれることはありませんでしたが。
ご縁があり やっとこちらのお宅でお世話になることになったのです。
これからどうぞよろしくお願いします」
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「あ、いや、どうも。こちらこそよろしくにゃ(ペコリ)
ボクはキミを足台にさせてもらって。
お気に入りの場所に行かせてもらうだけだから
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やれやれ。元通りにゃね~」
「ねこさん、ねこさん?」
「にゃんだい、洗濯機くん」
「わたくしが 選ばれた理由をご存知ですか?」
「しらにゃい」
「では その理由をご覧にいれましょう」
「?」
(ピッ)←洗濯機のスイッチを入れた音
「にゃにゃっ‼️
お水の音がする! なんか動いてる!
でも濡れないし 触れにゃい。」
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「ふふふ。わたくしの 平らで透明なてっぺんを見て キミが喜ぶんじゃないかなって。
それがわたくしを選んだ理由だと言われましたが。
気に入っていただけましたか?」
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(じぃー)
「気に入ったというか。気になる」
新しい洗濯機は とーっても静かでビックリです。
痛い出費ではあったけれど、大事に使おうと思います(o^-^o)
「ママー、エアコンから水が垂れてきてるよぉ~💦」
…え。
下にタオル置いといて。
見ないことにしといてー💧
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