幸、今日もお空から福と私の事を見守ってくれていますか。
それともお空からじゃよく見えないから、姿を隠してすぐ隣でころりんちょしていますか。
福が猫ベットやお座布団のはじっこにいると、空いたスペースに幸がいてくれる気がして
勝手に脳内で<幸福>コンビを再現しては、微笑ましいなと思っています。

幸は、今もお空で「小芝居」をしているのかしら。
みんにゃといっしょだから、長編ドラマになっているかもしれませんね。
今日は、不定期開催していた「幸劇場」についてお話しようと思います。

それは、ある時ふいに始まりましたね。
とある昼下がり、お昼寝から目覚めた幸。
幸のいないスキを狙って座椅子をゲットしていた私を横目にチラッと見つつ、
幸は迷いのない足取りで、北側のお部屋へ向かうのでした。
・・・そして数秒後。
「にゃーん。・・・にゃ・・・・」
どこからともなく、悲しげに鳴くにゃんこの声が聞こえます。
仔猫が母猫を呼ぶかのような、細く頼りない、守ってあげなきゃと思わせる声。
「どうしたの。ここにいるよ」
私がそう声をかけると、北側のお部屋にいた幸は、「にゃ!」と元気に一鳴き、
私のもとへ走ってくると、そのままの勢いで抱っこだったよね。
ぎゅうぎゅう抱っこしつつ、「大丈夫だよ。ここにいるから」幸をなだめるように声をかけ
背中を撫でると、幸はとっても嬉しそうに喉をゴロゴロ鳴らして、鼻息は荒くフゴフゴなって(笑)
その様は、「母をたずねて三千里」主人公マルコを思い出させます。
(あれって最終回どうなりましたっけ?お母さんに会えたけれど、病気だったんですよね💦)

ついさっき(数秒前)、私がどこにいるか横目でチェックして通り過ぎたくせに、
何十年かぶりに会えたかのような迫真の演技を見せる幸。
お猫様の演技力にはビックリですよ。
「下僕を肉球で転がす」達人・幸の前では、私はただ転がされ続けるだけです。

いまもまだ、幸の声が時々聞こえますよ。
思わず幸を探してしまうけれど、福がいてくれるから大丈夫。
<幸福>コンビを一緒に抱きしめているつもりで、福の事をぎゅうぎゅうしてるからね。
「可愛いね。大好きだよ」福に話しかけながら、幸にも話しかけているんだよ。
お空に、私の声。聞こえていますか。
幸、大好きだよ。ずーーーっと大好きだからね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
幸運を呼ぶ黒猫。
お読みいただいた方に、少しでも幸運が訪れることを願っています。
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