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ストレスが世界をダメにする?
2021年10月5日(火) 305 / 2

ストレス社会と言われて久しい現代社会だ。
冒頭の表題もストレス〜が〜♪という森高千里氏のヒット曲をもじったもので、ぐぐってみるとバブル景気に湧いた89年頃の曲らしい。
景気のいい頃ですら、そういった曲が流行るというのも、時代を反映していて興味深い。

そもそも、人間が抱えるストレスは限りない。
何でも義務化されて、ノルマノルマでうるさいことを言われ、馬車馬のように尻を叩かれ続ける。
疲れて帰宅しても家事育児で追われ休む暇もない。
筆者的にものすごく多忙だった場合は、数日寝込んでも疲れが取れないという事態になることもしばしばだ。
この疲れ切った状態でべき論を振りかざされたら、疲れも倍増だろう。
幸い、うちのパートナーはものすごく優しくて、筆者が疲れ切っている時にアホなことは言わないので本当にありがたい。

しかし世の中というのは、疲弊しまくっていて大なり小なり問題を抱え、それを他人に押し付ける風潮が一般化している。
 ↓↓↓↓
「いつまでオレを待たせるんだ」オジサンがコンビニ店員に横柄な態度を取りがちな根本原因
年長だから尊敬される時代ではない 2021/10/04
https://president.jp/articles/-/50455

おそらく、元々の性格もあるだろう。
しかし、文句を言える相手で、かつ、文句が言える状況となると、自分が抱えるストレスのはけ口にしてしまうのもよく見られるケースだ。

世の中にストレスにならないものはないわけで、はっきり言うと認識の問題でもある。
簡単に言えば程度問題だ。
責任がある問題なのかどうか、自分の未熟を他人に押し付けているかどうか、誰も悪くないのに問題が起きたら誰かのせいにしてないか、などなど、問題そのものの取り扱いに問題があるケースが多い。
また、不安症な人なら些細なことでも大きな問題になるし、鈍感な人だと気にするべきこともルーズだ。

この切り分けは簡単で、本質に関わることならしっかり対応しておかないと予後が悪く、よくある事象で大勢に影響がないなら枝葉末節は気にしなくていい。
ところが、問題を並列に捉えて認識すると、痛みが増してしまう。
問題というのは認識した瞬間に強く問題意識を持ってしまうものなのだ。

すると、その予後がどういった事をもたらすかという思考はどこかに飛び、目の前の問題に拘泥しがちだ。
それが些細でどうでもいい話でもこだわってしまう。

例えば何か注意事項があったとしても、筆者は努めて朝出かけにその問題を口にすることはない。
なぜなら、その注意事項をガミガミ言ったことで意識が囚われてしまうと、いわゆる「ムシャクシャ・イライラ」した状態を喚起してしまい、出先で事故等のリスクが増すからだ。
もしそういったことが遠因となり、冷静な判断を妨げて事故でもおきたら、命のリスクがある。
注意事項と命の問題を天秤にかけた際、いくら注意事項でイライラしていたとしても、それは自分自身の内心の処理の問題でしかなく、命の方が遥かに大事なことである。
結局、エゴの積み重ねがいらん問題を巻き起こす好例となってしまう。

人間というのは、何の気なしに口にするアホな話もあれば、考えなしに馬鹿な行動をしてしまうことなんて普通にある。
いちいちイライラしていることこそ、かなり無駄なストレスで、それこそ自爆と言える。
つまり、多くのストレスは自害がメインで、それが他害となり、育ってしまうのだ。
少しだけ他人を思いやったり、少しだけ自分を律する気持ちを強くできれば、多くのストレスは霧散していくだろう。

そんな事を強く学ぶ機会が、犬猫などのペットのあり様だ。
彼らは、多くを望まない。
美味しくご飯が食えて、飼い主と一緒に遊べて、ゆっくり寝ること。
ただそれだけを重視している。
やきもちを焼くというのも、飼い主とできるだけ密にいたいという気持ちが、独占欲につながるものだ。
あとはせいぜい、思いついたことを結果類推することなく行動に移し、いたずらとして怒られる、ということくらいだろうか。
すごいのは、自分らの生涯すら、つまり病気・事故等の末路ですら、自然に受け入れる。

野生の状態を慮れば、日々の食事の確保に汲々とし、押し寄せる病魔に苦しんで過ごすのが野良猫や野良犬だ。
つまり、自分の命のリスクに直結した中で生きている。
 ↓↓↓↓
野良猫の寿命は短い? もし保護したら寿命は延びる?
https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=18959

このストレスは人間で例えることがかなり難しいレベルの話だ。
人間は社会を構成して互助しながら生きているので、同等なものは殆どない。

そもそも猫はあまり強い動物ではなく、猫が捕食可能な動物も小さいものだけだ。
 ↓↓↓↓
猫はネズミを食べる?食べてしまうと危険な『病気・感染症』3つや予防策 10/2(土)
https://article.yahoo.co.jp/detail/4e80831d7edccd7105062445ddf9a32a8e9c0bf1

それすらも病気のリスクが有り、いま目の前の食にはありつけても先々の命のリスクは拡大してしまう。
それ故、人間と共生する道を選び、かわいらしさで世界に覇権を唱えるというとんでもないコバンザメ方式を取って生き延びている。

このような生き方を人間の高ストレス社会と比してどう考えればいいか?
ペットにとってのストレスは、主に食にありつけないこと、飼い主が振り向いてくれないこと=命のリスクが上がる、といったことが主たる問題だ。
それ以外だと、仲間がムカつくなどでイライラしてナメハゲが出来ると言ったレベル。
生きているのが当たり前でその中でノルマやべき論を振りかざされる人間と異なり、ベースが命の維持にあることとと、ノルマなどがない関係で、根本的なあり方が大きく異なるのだ。

しかし、ここで大問題がある。
Q&Aを見ていても、ネットでググっても、猫に人間社会のストレスを重ねて擬人化するケースが異常に多いのだ。
仕組みは簡単なことだろう。
人間社会が高ストレスだから、その感覚を猫に重ね、愛猫にできるだけストレスがないようにして欲しい、という人間の欲目だ。
悲しいかな、ペットの動物としての社会はそのようになっていないため、かなりすれ違った理解が横行する。

特に問題があるなと筆者が思うのは、ペットが病気になった際に獣医ですら「ストレスが原因ですね〜」みたいに安易に言うらしいことだ。
上記で述べたようにしょーもないストレスでいちいち何かの病気を発症するほど、ペットはやわじゃない。
例外もいるだろうが、それでは生き延びていけない。
例外は例にならないのでなんとも言えんが、現実問題として、それでいちいち問題が生じているなら、飼育崩壊などの事例なら全ペットが即死になるが、そのような事例はない。

ここで、面白い話がある。
ペットのストレスでググると、キリのない話になる件。
ネタ的に取り上げよう。
 ↓↓↓↓
猫がストレスに感じる原因の第1位はやはり●●だった!
https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=11663
猫のストレスサイン3つ
https://nekochan.jp/healthcare/article/12227
猫にストレスをあたえてしまう意外な4つの飼い主の行動!
https://mofmo.jp/article/453
猫のストレスの5大要因
https://beautypro.npf.co.jp/blog/c27
猫はとても我慢強い動物!見逃せない6つのストレスサイン
https://nekochan.jp/healthcare/article/7083
猫の7つのストレスサイン!その原因とストレス解消方法をご紹介
https://www.aeonpet-memorial.com/column/pet-column/%E7%8C%AB%E3%81%AE7%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%B3%EF%BC%81%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%A7%A3/
猫がストレスを感じている時の8つのサイン
https://nekochan.jp/healthcare/article/932
猫のストレスサイン9つ!ストレスが原因でなる病気とストレス解消法は?
http://psnews.jp/cat/p/43815/
猫の感じるストレスベスト10
https://abcd08.xyz/nekosutoresu

1と2あたりはともかく、3以降になると猛然と増える。
そしてキリもなく取り上げられていくのだ。
これは猫の飼い主さんの不安性を突いた話としか言いようがない。
例えば、動物病院がストレスですと言われたって、そりゃそうでしょうとしか言いようがない。
歯医者の嫌いな人に歯医者に行けと言うようなものだ。

犬猫は、何をされるかわからない=命の危険があるかもしれない=怖いから拒否ということでしかない。
妙に不安症のペットもいるからむちゃくちゃビビるのも当然だ。

それでストレスだからネコに良くないです、動物病院はやめましょうとでも言うのか?みたいな話だ。
なお、筆者のところのネコ4匹は誰も動物病院は嫌いじゃない。
動物病院に連れて行くからネコ虐待だとでも言うのか、となってしまう。
これは慣れの問題でしかない。
したがって、飼い主が教えていくしかない。

ここで人間ストレスの話に戻る。
安易に教えることを忌避し、猫がイヤガルカラーとかいって動物病院に行かない場合は、予後が悪い。
何らかの病気で亡くなったりする事もあるだろう。
人間の目先の安易な判断が、大きなストレスをもたらす原因でもあるのだ。
いくら嫌がったって、普通に何度も連れていけば慣れて嫌がったりしないものだからだ。
つまり、妙に嫌がってというのは、飼い主がきっちり教えてないということを示唆する。

爪切りなんかもまさにそうだろう。
そりゃ、痛いこともあるから嫌がるだろうし、切ること事態もストレスだ。
しかし、飼い主がきっちり爪切りが出来るなら、最も信頼しているのが飼い主なんだから最適な話でしかない。
厳しいツッコミをさせていただくなら、ペットを飼うために飼い主がやるべきことをストレス忌避のために避けて通ってきちんとしてないことが、問題を悪化させていないだろうか?
うちの新入りでもフーシャ〜いいながら、首根っこを捕まえて手早く爪切りをする。
そしてちゅ〜るでもあげて慣らして、みたいなことなんだがね。

結局、犬猫などペットのストレスも、人間社会のストレスも、根幹は同じなような気がするのだ。
安易で無責任な行動、手に負えないからと工夫することなく他人に責任を押し付ける行動と言ったことが、新たなストレスを生み出している気がしてならないのだ。
何しろ、どう見ても病気のペットの話を、平気で「すとれすでえええおかしくなっちゃってええ」みたいな話で、病気の根幹をキッチリ見ない例が多発するからだ。(筆者が答えたQ&Aを見ていただくと嘆きの意味がわかるはずだ)

ストレス源があって病気というのは単純な構図なんだけども・・・。
源を見誤ると、病気の原因を見誤ることになり、結果、大事なペットが亡くなることになる。
その時、あ〜死んじゃった〜で済ませるのかどうか?
医者だって、病気になった原因を聞かれたって返事できんよ?
なんで病気になったんでしょう?きちんとケアしてたんですけど・・・といわれたかて、なる時はなる!しかいえんがな。
その時、ストレスも一因かもしれませんね〜と「お茶を濁された」話を主体に持ってきちゃ、アカン。
人間だって、健康に気をつけてても病気になる時はなるわけで、その原因を模索しても明解ではないことの方が多い。

そして、ストレスという言葉は便利な言葉なんだが、それがなにかの免罪符になることは、ない。
人間社会に於いても、ストレスでと言ったところで、誰かの不作為の結果でしかないのだ。

簡単なことなのだ。
まず、手抜きをしないこと。
めんどくせえと思っても、やらねばならんことは最善の策を尽くしてしっかりやる。
その上でダメなら仕方ない。
めんどくせえからと手抜きをして、他人に責任を押し付けても、結果はさらに悪化するだけだ。
自分がやりたくもないのにやってることでイライラしてるなら、自分のために無心でやることだ。

自分がイライラしているからと他人を攻撃しないこと。
これは無意識でも、だ。人間力が問われる。
誰かがイライラすれば、弱いものに当たる>自ずと動物が犠牲になる。

物事は楽しくやること。
どうせやるんだから、めんどくせとかイライラしながらやるんじゃなく、楽しくやることだ。
結果も必ず良くなり、人生も開ける。
イライラしてもムシャクシャしても、それは自分の問題でしかないからねえ。
誰かのアホ話で問題が起きてることもあって、自分に責任がないから余計にイライラするのかもしれんけど、きりがないから気にしないのが一番なのよね。
ちなみに筆者の場合は、イラッとした時はその場で反応しない。
ガキの頃はそれでどんくさいやつと揶揄されたんだが、熟考の末、最適な時に最適な方法で出すことにしている。
これはペットでも同様で、どう教えたらいいか、どうはなしたら確実にわかってもらえるかに主眼をおいて常に考えている。

楽しく人生を生きることに注力することが大事だ。
大事なペットに多くを学ぶことが肝要と思うんだが、どうかね?

懸命に頑張って楽しく生きて、誰かに感謝しながら、人生をまっとうする。
大事な犬猫がまさにそうしてるだろう?

あ、筆者が恵まれている人生を生きてるんだとおっしゃる向きもあろう。
詳しい話したら凹むで?
生まれた頃から問題が目の前にある人生だったんで、いかにして頭を使い冷静にさばくかに注力した結果の話だ。
今でも毎日嫌がらせはされるんだが、それを逆手にコロコロして遊んでいる毎日だ。
た〜のし〜♪(ドS?)

そんな訳でいつもの夜は更け行く。
てか、今日の話は長いな。

ついに奥歯も抜けて、回収できたルシア。



めっちゃ嫌がるのを鷲掴みにして、綿棒で丁寧に回収した。
無論、ちゅ〜るでご褒美よ?

こちらは相変わらず尻から入るエマ。
常に後ろ向き。


こちらでも後ろ向き。


これは夜食後の運動会防止でリードを付けてる時に、運動会をしないエマだけ後ろ向きでリードなし、ナデナデ要求という図。

面白い顔で撮れたルシア。


頭の写真とのお仲間だね。
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