

我が家の近隣は神社の御旅所、小さな森みたいな場所もあるし、道路の新設の為に買収された土地が原っぱになっている所も多数あります、又、農家さんも多いので倉庫や小屋のような場所もあります、以前から飼い主の居なさそうな猫は見かけていましたが、私の町内で猫が出産して2020年の7月に死にかけていた子猫を1匹町内の人(のちにメンバーになるキティラー)と保護したんです。その子はうちに出入りしている大工さんが引き取ってくれて「萌」ちゃんという名前になって先住猫と仲良く暮らしてます。
そして、秋になりまたまた町内で4匹の子猫を保護することになってしまいました。町内の人の話を聞くと前回も実は5匹生まれたそうですが、3匹はカラスの犠牲になったとか 残った2匹のうちの弱っていた子が萌ちゃんで、母猫と子猫が町内に居ますが警戒心が強くて掴まえる事が出来ない状況です。この母猫がまた生んでしまったように思えます、というのも柄ゆきが前回とそっくりなんです。
預かりさんのもふもふさんが1ケ月、キティラーが1ケ月と4頭を育ててくださっている間に飼い主さんを探さないといけません、そして何よりも、またきっと生まれてしまうのを阻止(避妊手術)しなければと、この日のうちにネットで調べて、翌日には区役所に「京都市町猫活動支援事業」の説明を聞きに行きました。
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000189400.html
「まちねこ活動」とは,地域に暮らす野良猫を,
地域住民の理解と協力を得て,
餌やふん尿の管理,周辺美化などの一定のルールに基づき
適切に管理するとともに,避妊去勢手術を行うことにより,
野良猫に一代限りの命を全うさせる活動です。
この活動を継続することにより,
野良猫の数は減少していくものと考えられます。
(上記より引用)
町猫活動申請の書類を戴きました、ここからが肝心です、町猫活動の申請については所属する町内会の三役(会長・副会長全員)の合意(署名捺印)が必須となります、活動を希望されてもこの町内会の三役の合意が得られず断念されるケースが多いとお聞きしました。
うちの町内には会長さんはおひとりでしたが副会長さんは3名もおられたので3人全員の合意が必要です。幸い、町内には母親の友人や私の友人(のちにメンバーになり、モノクロハチワレちゃんを引き取ってくれた)が居て町内会へ丁寧な説明のもと快諾を得る事が出来ました。私は早速本部へ書類を提出に行ったところその日のうちに現地の確認に職員さんが来てくださりすべての審査が完了しました。この後、認定証が発行されれば、避妊手術の順番待ちに入れてもらえて、捕獲機の貸し出しもして貰えます。
その後、晴れて認定証が届きました。私の地域は猫好きの方が多くてチラシを貼ってくださった商店や、飼い主さん探しや預かりに協力してくださった方々(もふもふさんとキティラー)に恵まれましたが、猫の飼い主さん探しは物凄く難航しましたし、病院代や餌、猫砂代、キャットゲージなどの購入の負担も大きかったです。メンバーの中でも、猫を想うが故の保護猫に対しての考え方の違いがあったり精神的なストレスもありました、これは安易に保護は出来ないなぁと痛感しました。
京都での保健所での犬の殺処分は限りなく0に近くまでに減っていますが、猫は特に生まれて間もない子猫は殆どが殺処分されますし野良猫の処分数はとても多いです。町猫活動をすることによって殺処分される猫が少しでも減ることを念願しています。
*2021/10/08にネコジルシに参加いたしました。
この日記は私達の町猫事業/TNR活動について振り返って書いております。