野良の子のこと

2021年10月28日(木) 339 / 4

長く愚痴のような内容になります。
すみません。

2日前用事があり午前で仕事を終えて帰ろうと車に行くと、ポカポカの日差しを受けながら会社の敷地内で熟睡してる三毛猫ちゃんがいました。

近ずいても起きず片目を薄く開けるだけ。
毛並みもボロボロで汚れていて、痩せていました。
老猫なのかどうか、分からないくらい。

何も出来ない私は「ごめんね、何も出来なくて、ごめんね」と呟くと三毛ちゃんはのっそり立ち少し後ろへ行きまた横になりました。

あぁ、うるさかったか。ごめんね。
と私は帰宅しました。
この時もしかしてこの子は熟睡してたのじゃなく弱ってるのかも。
初めて見る子だったので、どこからか流れてきたのかなとか考えてました。

でもその子のことがなんか気になって、せめてお水だけでも置いとけばよかったのかなとか、本当はいけないけど少しフードを持って翌日いたらあげた方が良いのかイヤイヤ無責任な餌やりさんになるかなとか、頭の中グルグルしていました。

今朝会社に着くと「猫がゴミ置き場の前で死んどるんよ」と言われ、もしかしてあの子か！と直ぐにそこに行きました。
やはりあの子でした( ﾉД`)一昨日見た所からそんなに離れてない所。
社員が迷惑そうにショベルで退けようとしたので、私がやりますからと手袋をはめて、ダンボールの中に入れました。

ボロボロで小さい虫が身体に付いて、辛くて泣けてきました。頭を撫でて「よう頑張ったね偉かったね」としか言えなかった。
こんな冷たいコンクリートの上で寒い中1人で死んで行った子・・。あの時日向ぼっこしてたのも、しんどかった中何とか楽にしたかったのかな。

専務が「2日前に日向ぼっこしよったけ追い払ったんよ」と言ったので「なんでそんな酷いことするんですか！ほっといてあげたら良いじゃないですか」とつい言いました。
会社の敷地に埋めてあげたかったけど却下されて、結局は市の職員に引き取って貰うことに。

外で苦労して生きるのに精一杯で、ひっそり死んでいく。
うちの子も元は棄てられたり、野良の子から生まれた子。
頭では分かっていても現実を見た今日すごくショックで、あの子の猫生を考えたら涙が出てしまいます。
階段下の人目につかない所で最後を迎えたあの場所を見ると泣けてきます。

何も出来ないのにこんなこと言う私は偽善者なのかな。

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