
私はHPで見たケイコにびびっときて初めての譲渡会に行こうと決意したのですが。
譲渡会に行くには準備が必要。
グレとジュリを相次いで亡くしてから、私はあまり自分に構わなくなり見た目もボロボロ。
あまりにも汚いばばあでした。
これではだめだ!こんな汚いばばあは口もきいてもらえない!
開催一週間前に白髪混じりの髪にヘアマニキュアをし、家事をしながらローションパックと美容液をぬりたくるbyランコム。
朝晩フェイスマッサージと美白パックbyラ・プレリー。
とどめに名前忘れたけど固くて高いクリーム。
お付き合いで購入したままの化粧品を総動員して、スキンケアに努めました。
当時ちょいデブだったので、ウォーキングとちょっとだけヨガで姿勢を正しく。
当日は早起きして家事を済ませ身支度を整えました。
マジックカーラーを巻き、ドライヤーをガンガンあててゆるめカール。
メイクは得意の特殊メイクでブラウン系。
服は小綺麗なトップスにデニム。
足元はカーキのオープントゥパンプス。
パンプス履くとスイッチが入ります。
夫はこっぱげな髪を少し整えて襟足を剃り、清潔感のあるシャツとデニム。
ばばあとこっぱげは気合いを入れて、いざっ!歩いて10分の駅前譲渡会へ。
ボラさんにご挨拶して、黒猫ちゃんがいるSケージの前を陣取る私。
「あたちはいまちぇん!」
とフリースにもぐり隅っこで固まる黒猫ちゃん。
ボラさんの了解をもらい、そっとさわさわしたけどカチコチに固まったまま。
そして私の気持ちも固まりました。
一方夫は…。
キャリーでチャラチャラしている小さい三毛猫ちゃんに釘付け。
この日は授乳のプロと呼ばれるボラさんも参加していて、10匹程のちのみー達は順番にミルクをもらっていました。
三毛猫ちゃんは授乳待ちの中の1匹で、キャリーの中からミルクミルクとアピールしていた姿が、夫にはたまらなくかわいかったようです。
今思えば、譲渡会に出ながら授乳するなんて、ボラさん達はキャパオーバーだったのだろうな。
それから2年後、この2人のボラさんには本当にお世話になった私ですが、この時はまだそんなことは知らないのです。
アンケートを記入して、その日の夕方黒猫ちゃんと三毛猫ちゃんは我が家にやってきました。
このスピード感でもキャパオーバーだったのが頷けます。
ポータブルケージをお借りして、ロイカナベビーのフードをいただいて、譲渡金をお支払いしました。
そして、今のロザ部屋に隔離してうちの子生活がスタート❗️
先住のプラちゃんは…。
3日間は2匹が気になり、部屋の前でフーシャーしていたけど、一週間でこの通り。
写真ボケてますww

まだウィルスチェック前だったので、あわててまた隔離しましたが、程なく猫風邪ぶり返し2匹は病院へ。
風邪も治り血液検査もクリアして、晴れてプラちゃんと再対面となりましたが、今度はプラちゃんが発熱して病院へ。
風邪をうつしてししまいました。
飼い主猛省の1ヶ月半でした。
2匹はすくすく育ち、プラちゃんともすっかり仲良し。

特にミミコを溺愛するブラちゃんですが、たまにはこんな顔もしていました。

私達夫婦が最後の猫として迎えたケイコとミミコのはずでしたが、現在は異食症のバースと人猫嫌いなローザを迎え5匹の猫飼いです。
私達の勝手で迎えた五つの命。
せめておいしいご飯を食べて、居心地良くさせてあげたい。
気に入らなかったら怒ろうが、噛みつこうが私に当たればいい。
あれこれ考えて、少しでも変化を感じられれば私はとてもうれしいから。
命あるものだからこそ、根底にあるものはみんな同じだと思っていました。
いまだショックは消えず、むしろ広がっています。
どうしたら良かったのか、ずっと考えています。
相手に寄り添い、思いを伝えられなかったことを悔いています。
私は間違えていたのかもしれない。
ダメだな、自分…。
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