「毎日化けて出てこいよ」と言って、さすがに毎日ではないが、
ほぼ毎日のように彼女のことを思い出してる。

何かあると抗議しに来て、あちこちでオイタして、
おまけに癇癪持ち…何ともメンドウな娘であった。
けれどもそのメンドウが、彼女へ強い意識を向ける結果となった。
私は独りで車に乗るたび、
いつも肩に彼女を載せてるつもりで走ってる。
車中で「何してんだよノンノ!」と独り言つたび、
病院に行ったほうがいいのかと心配になる(笑)
ベッドで眠るとき、
彼女が妙に神妙な顔つきで転がってて、
その様子を見て「何か嫌なことでもあったの?」と笑ってた。
いろんな猫族と出会ってきたつもりでも、
君ほどニンゲン臭い娘ははじめてだ。
だからそう、
今更ながら、こんなに好きだったんだってことに気づく。
そんなこととっくに知ってたけど、この深さは分からなかった。

『ノンノはもういない』ってことは受け入れなきゃいけない。
そしてそれはもう出来ている。オカルトを信じるわけでもないし。
それでも『理解』と『納得』は別の次元のことのようだ。
だからこそLife goes onなのだ。
君に会えた自分が誇りに思えるように。
恥じない生き方ができるように。
希望に満ちた明日が迎えられるように。
今年も『イイ年』だったと言えるように。
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