昨日は母の命日でした。
三連休だったので茨城の家の仏壇の扉を開けたかったけれど。
藤沢のお墓参りにも行きたかったけど。
例年より早く咲いた白木蓮を見て、
「去年は17回忌でいろいろあいさつ回りで忙しかったんだけど、今年は暇だから少し早めに帰ってきたわ~」と母が笑っているような気がして。
かなりの方向音痴だった母ですが
「もういい加減覚えたわよ、賑やかだからすぐにわかるし。お迎えに来てくれなくても、こっちの都合で行ったり来たりするから気にしないでいいわよ」と言われている気がして。
ふと思い立ち。
前夜にレンタカーを自転車乗って借りに行って(おむすびカーはノーマルタイヤなのでスタッドレスタイヤの車を)。
朝四時起きでおにぎりを握って🍙。
ポットにお湯を入れて。
ランチパックをたくさん買って。
カップ麺、カップスープを持って。
母の形見の指輪をして。
一緒に出掛けることにしました、

…スキーに。
子供の頃、いろんな所には連れていってもらったけれど。
『観光』が多くて、子供の私にはあまり楽しく思えなかったのだけど。
スキーは、家族3人での思い出…。
いや!
群馬でスキー慣れした両親は、リフトの乗り方と、滑り方を少しと止まり方を教えてくれて。
いきなりリフトで上の方へ連れていって「じゃ下で集合ね~👋」
半べそで何度も転びながら、必死に斜面をひろーく左右にジグザグに滑り降りて行く私に手を振りながら、
何度もリフト→滑降していく両親…くそぅ!って思いながらすべったんだよなぁ。
あんまりいい思い出じゃないじゃん⤵️💦
高速道路をおりると、雪が。
少し進むとかなりの雪が。

「この前の栃木県のスキー場行ったときはこんなに雪なかったよ」
少し進むと、「わわ、猿だ!」枝の上で何かを食べている小柄な猿。
「まだ子供かなぁ」
「ちぃ兄の兄弟じゃね?」
「おぉ兄の兄弟だろ?」
…あのぅ。それって『お前の母ちゃん出べそ』って兄弟で言い合ってるのと同じじゃない?
「あ、そっか💦」
「あ、リスだ!シッポがボワボワしてるかわいいリスー」
「ママ、リスってだいたいシッポがボワボワしててかわいいよ?」
「ショボいシッポのかわいくないリス、見たことない」
ワクワク気分でテンション⤴️⤴️な三人。
…7時半頃のこと。(スキー場は8時半~)
こむすびたちは、2月の末にスキー教室に参加したけれど。
どのくらい滑れるようになったのかはわからず。
「転ばないで下まで滑ったよ!」
「ストック、使わないで滑ったんだよ」を信じて。
いざリフトに乗って、ゲレンデへ。

…スキー教室で習ったのはリフトの乗り降りだけだったのかな?ってレベルで。
「なにこれ、ストックじゃま!ストックあると滑れないっ💢」と転びながら逆ギレする、おぉ兄。←お尻がひけ過ぎていて、加速して座り滑りになっていたから。
一方、うまく止まれないのに大股開き(ボーゲンのつもり)で直滑降していくスピード狂の ちぃ兄。←転ぶとひとりではうまく起きられない。
どっちが危険かといえば、ちぃ兄なので。
ちぃ兄を追いかけて、転ぶたびに起き上がり方を教え 板をはかせて…とやっていたら。
おぉ兄の姿が消えました。
ゲレンデ見渡してもソレらしき姿は見当たらず。
おぉ兄が借りた板もストックも立て掛けてあり。
予想通り…ウチの車の陰に居ました💧
「もうスキーやらない!」
話を聞いたら
「だってママは ちぃ兄のお世話ばっかりで、オレのことはほったらかしなんだもん💢」…そこ?
ちぃ兄に止まり方、転んだときの起き上がり方をある程度教えたので。
次は おぉ兄に なんで転んじゃうのかとか、曲がり方、力をいれる場所などをリフトに乗りながら教えたら。
「転ばないで滑れるようになったよー!」
変に調子にのった ちぃ兄。
「オレ、あっちのリフト(上級)乗りたい」
「オレ、怖いから行きたくない💧」とおぉ兄。
…怖いならやめときな、初級者コース一人で大丈夫?
「うん。一人で練習しとくよ」
なので。
ちぃ兄につきあって上級者コースへ。
まぁそれなりの斜面で。
腰のひけたちぃ兄は転びまくり、
私はちぃ兄と板が落ちないように、エッジを立てて横滑り。
「ひぃー…こわい」
…じゃもう板脱いでお尻でそこまで滑っちゃいな。
とそこそこビビったはずなのに。
「ママがリフト降りて右って言うから。騙された!」とか言うので。
もう一回行くの?と言うと、
「左側なら、行けるはず!」と変な自信。←それが怖いんだよ
言い出したら聞かない、
やってみないとわからない ちぃ兄。

わかったよ、つきあうよと。
もう一回上級者リフトを上ると。
ちぃ兄が「イケる!」と言っていたところは『通行止め』(笑)
「うへぇ💦また尻スキーするのやだなぁ。さっき小さいコがこっち側滑れてたから、オレも行けるかなぁ」と非圧雪コース(滑走可能エリア)を指さすので。
やってみなよと。
私が先に滑り始めたら
「やっぱりこわいぃ💦」と尻込みのちぃ兄。
「大丈夫、待ってるよ」とずっと待っていたのですが。
板を外して、マンガみたいにズボズボ雪にはまる(笑)
「板はかないと沈むよ?」と
スキー板をはこうとしたら、板も沈んでしまって。
犬みたいにホリホリ。
笑っちゃいけないけど、その姿があまりにもかわいくて笑っちゃいました。
「オレ。上級者コースは15歳くらいになるまで行かないって決めたわ💧」
よし。これで一人で勝手に上級者コース行ったり、危険なコース進んだりはしないだろう。
その間、初級者コースを何度も何度も滑って練習していた おぉ兄。
「スキー、たのすぃ~(^^)」
…え、さっきもうスキーなんてやらない!って泣いてたのにね(笑)
リフトは三基しかないし、
コースも少ないけど。
人は少ないし、ゲレンデ全体を見渡せるし。
今の我が家にはもってこいのスキー場でした。
三連休最終日で渋滞するから、
もう少し滑りたい気持ちはわかるんだけど
また近々スキー連れていくって約束するから今日のことろは早めに引き上げようねと話して。2時にスキー場を出発。
「ママ?みんなお父さんと子ども、とか。
お父さんお母さんと子ども、とか。
お父さんかお母さんに子どもひとりずつ、とかだったけど。
お母さん一人で二人連れてたのウチだけだったね」
うん、三人ともみんな頑張った!
楽しかったね(^^)
でも相当疲れたみたいで。
これが藤原ダム!と。
車を停めて、写真を撮ったときには
もう二人はグゥグゥ寝ていました。
そして。
「ヤバい!スキー板やりっぱなしにしてきちゃった」
大丈夫だよ、二人が着替えてる間に ちゃんとママが3セット返してきたから。
「…………(返事なし)」←寝てる💧
ハッキリとした寝言、やめて~(笑)
パパ(スノーボーダー)がいれば、もっと早くにゲレンデデビューさせられていたはず。
ずっと二人をスキーに連れていってあげたかったのだけど。
私一人では…と自信がなくて控えていました。
が。できた!
三人でスキー行けた!
三人とも無事に帰ってこれたよ、ありがとうね!と。
こむすびたちの母子手帳ケースの、いつもしまっているポケットに
母の指輪をしまいました。
「いつも守ってくれてありがとう」
11年前、おぉ兄がお腹にいることに気付かず行って以来のスキー。
翌日の今日、フツーに自転車乗って仕事してきました。
…筋肉痛なしです。
ウェアなんて15年くらい前に買ったような(  ̄- ̄)
まだ着られた(笑)
今シーズンは雪が多かったので。
春スキーもまだ行けそう。
また近日中に、二人がもう少し滑れるようになるようにゲレンデに連れていく予定です(^^)
最近のコメント